■中国における新たなクラウンブランドの特徴とは
中国におけるトヨタの合弁企業の一汽トヨタは、2021年7月15日から16日にかけてクラウンブランドのイベント「FAW Toyota Crown Tasting」を、上海にある「Shipyard 1862」内の劇場で開催しました。
【画像】オラ顔が迫力アップ!新型「クラウンヴェルファイア」&「クラウンクルーガー」をもっと見る(20枚)
一汽トヨタが展開するクラウンブランドのSUV「クラウンクルーガー」とミニバン「クラウンヴェルファイア」の2台が紹介されましたが、一汽トヨタはこれらの新車についてどのように紹介したのでしょうか。
会場となったShipyard 1862は、2005年まで稼働していた実際の造船工場を元に、建築家の隈研吾氏が劇場および小売店の複合建築として設計して再生したもので、レトロさと先進性が共存する施設となっています。
そんな会場で展示されたクラウンクルーガーとクラウンヴェルファイアは、海外専売SUVの「ハイランダー」と高級ミニバンの「ヴェルファイア」がそれぞれベースとなるモデルです。
クラウンクルーガーとクラウンヴェルファイアについて、一汽トヨタは次のように説明しています。
「クラウンブランドは60年以上にわたる歴史により、業界で高い評価を得ています。新しい時代の節目に立っている今日、クラウンはブランドを刷新し、二大フラッグシップモデルとなるクラウンクルーガーとクラウンヴェルファイアを市場へ送り出します」
※ ※ ※
初代が登場したのは1955年と、長い歴史を持つクラウンですが、その歴史のなかでは中国への輸出も一部おこなわれたほか、一汽トヨタが現地仕様のクラウン(セダン)を取り扱う時期もあったといいます。
そのうえで、一汽トヨタは中国におけるクラウンブランドの刷新を宣言し、両車の市場投入へ至ったと見られます。
一汽トヨタは、クラウンクルーガーとクラウンヴェルファイアについて、さらにこのように説明します。
「(中国における)新たなクラウンブランドのターゲットは、価値観をリードし、大きなビジョンを持った新世代の創造者たちです。
ブランド向上に向けた重要戦略のひとつとして中国で再生されたクラウンブランドは、一汽トヨタのブランドイメージを新たな高みに位置づけます。
生まれ変わったクラウンブランドは、過去のクラフトマンシップのエッセンスを継承しつつ、トヨタの最先端技術の粋を集めたブランドであり続けます」
※ ※ ※
イベントでは、歴代クラウンの特徴を紹介するパネル展もおこなわれ、66年にわたる歴史を振り返る内容になっていました。
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