■ホンダ「アクティ」生産終了… 残るは2車種に!?
かつて、各自動車メーカーには自社開発の軽トラックがラインナップされていました。現在、自社開発として販売されているモデルは、スズキ「キャリイ(スーパーキャリイ)」、ダイハツ「ハイゼットトラック」、ホンダ「アクティトラック」の3モデルのみです。なぜ、日本の働くクルマとして身近な軽トラックは縮小傾向にあるのでしょうか。
38万円で3人乗れる! 125ccのチョイ乗りトライクとは?
現在の軽トラックは、上記の3モデルをベースとするOEM車が大半となっています。キャリィをベースとしたOEM車は、日産「NT100クリッパー」、マツダ「スクラムトラック」、三菱「ミニキャブトラック」の3車種。
ハイゼットのOEM車は、トヨタ「ピクシストラック」、スバル「サンバートラック」の2車種となり、アクティはOEM供給をしておらず、自社生産のみとなっております。
日本の経済成長と共に普及し、農業、漁業、運送業に無くてはならなかった軽トラックは、どうして車種を減らしているのでしょうか。
そもそも軽トラックの始まりは、バイクの後方に2輪をつけ足した、「3輪トラック」だとされています。3輪トラックは「オート三輪」とも呼ばれ、1952年にホープ商会から「ホープスター」と呼ばれる、荷台に積載スペースを装備した、本格的なオート三輪が発売。
その後、1954年にダイハツ「SX」、「ミゼット」などのオート三輪が登場し、戦後の人々の生活を支えました。
そして、1955年になると軽自動車のルーツとなるスズキ「スズライドバン」が登場。1961年には「スズライトキャリィ」、1961年にスバル「サンバー」、1964年にダイハツ「ハイゼットキャブ」など、現代にも名前を残す軽トラックが登場します。
その後も経済成長に伴って、軽自動車の需要は伸び続けていきます。全国軽自動車協会連合会によれば、軽トラックの販売台数は1979年にピークを迎え、1年で約43万台が販売されていました。
しかし、農業の規模縮小や需要減少によって、販売台数は年々減り続けています。2021年6月には、アクティの生産終了が発表されており、軽トラックは、キャリィとハイゼットの、実質2車種まで減るとされています。
■農道のポルシェこと「サンバー」はどうなった?
需要の減少や不採算などの理由から、ほとんどの自動車メーカーでは軽トラックを自主生産からOEMへの切り替えを進めてきました。
そのなかで、今でも根強い人気を誇るのがスバルが販売するサンバーです。
前述のとおり、2020年現在、サンバーはハイゼットのOEM車としてスバルから販売されています。しかし、登場した1961年から2012年4月までは、自社で開発・製造・販売されていました。
サンバーの特徴は、エンジンを後輪側に搭載した「リアエンジン」と呼ばれる構造と、サスペンションひとつひとつが独立して動く、独立懸架サスペンションです。
とくに独立懸架サスペンションは、農道などのでこぼこした道路に強く、載せている荷物や運転手への負担も少ないと評判でした。
そのスペックの高さから一部のユーザーは「農道のポルシェ」と称賛するほどの人気を誇ったのです。
また、サンバーには、運送業者の協同組合である「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会(通称:赤帽)」向けの仕様車が設定されるなど、さまざまなユーザーから愛されているモデルといえます。
サンバーのように、多くのユーザーから愛される新たな軽トラックは今後登場するのか、期待されるところです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
ならOEMでその車にエンブレムだけつけて販売したほうが安上がり。