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間もなく登場新型「タイプR」 その前にタイプRを全力体感!? 走りを学ぶコツとは

掲載 更新 6
間もなく登場新型「タイプR」 その前にタイプRを全力体感!? 走りを学ぶコツとは

■ホンダ「シビックタイプR」はFF最速を目指す本格派!

「世界最速FF」を開発コンセプトに掲げて登場した、ホンダの「シビックタイプR(FK8)」。そのオーナー限定のドライビングレッスン形式イベントとなる「シビックタイプRミーティング」が、ツインリンクもてぎにて開催されました。

【画像】やりすぎ!? いやホンダの本気!! 新型「シビックタイプR」実車を見る(15枚)

 このイベントは、ツインリンクもてぎと鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが「Honda Sports Driving Meeting」のプログラムのひとつとして、両サーキットで開催しているものです。

 ミーティングという名称ではあるものの、基本的には安全運転技術の向上を目的としたレッスン形式のイベントとなっています。

 今回の「シビックタイプRミーティング」は、ホンダの現行車種ラインナップにおいて最高レベルの運動性能を備えるシビックタイプRのパフォーマンスを、安全で楽しく、かつスタイリッシュに体験できるプログラム。

 ツインリンクもてぎのアクティブセーフティトレーニングパーク(ASTP)、南コース、そして国際レーシングコースを用いてドライビングレッスンがおこなわれました。

 講師役はツインリンクもてぎのASTPスタッフが務めるほか、全日本ツーリングカー選手権(JTC)でシビックを駆り、4度のドライバーズチャンピオンに輝いた岡田秀樹氏、そして現役レーシングドライバーとしてSUPER GTに参戦中の中山友貴選手の2名が特別講師として参加。

 各レッスンの目的や気にかけるポイントを事前に解説してくれるほか、レッスン中は各車の走りをチェックし個別にコメントをかけてくれるなど、充実した内容となっています。

 今回の参加者は、事前に申し込みをおこなったシビックタイプR(FK8)のオーナーで、全30台。同伴者も含め約40名がツインリンクもてぎの北ゲート近くにあるASTPに集合しました。

 開校式では、岡田秀樹氏や中山友貴選手から同イベントの意義についての解説があり、「クルマの高性能化にあわせてドライバーもスキルアップする必要性があること、そしてシビックタイプRのような高性能車の持てる力をいつでも引き出せる運転技術を身につけることは、危機回避能力を高めることにも繋がり安全なクルマ社会を形成することができる」という話がありました。

 午前中は、ASTPコースを使用して車両の挙動を理解するトレーニングがおこなわれました。参加者は3グループに分かれ、「スキッドパッド」と「急制動」、そして「コーナリング」を体験。

 スキッドパッドでは散水により路面のミュー(摩擦係数)を変化させ、意図的に作り出された滑りやすい路面を走ることで、荷重移動の大切さとスピードコントロールの重要さを学びます。

 そして急制動では、フル加速から濡れた路面上にて車両を完全停止させ、参加者の方はハイドロプレーニング発生時における車両の挙動を体験。ABSの重要性を改めて感じていた様子でした。

 また中速コーナリングは、パイロンによって設定された単一のカーブを用い、進入時のブレーキングやシフト操作、さらにステアリングを操作するタイミングや操舵量について学ぶプログラム。カーブの内側では中山講師が参加者の走りをチェックし、1台ごとにマイクを使用してコメントしている様子が印象的でした。

■間もなく登場のマイナーチェンジ版「シビックタイプR」にも言及

 昼食を挟み、午後からはシビックタイプR(FK8)の開発に携わったエンジニアによる特別講座が開校。

 この日のスペシャルゲストは、シビックタイプRのパワートレイン開発責任者を務めた松持祐司氏が登壇し、タイプR開発における開発秘話を披露。「世界最速FF」を実現するため、世界最強の2リッター・ターボエンジンを目指したエピソードが語られました。

 そして従来モデルオーナーにとって気になるのは、間もなくデリバリーが開始される2020年モデル。

 ブレーキまわりの性能向上や冷却系の効率アップにより、サーキット走行におけるパフォーマンスや安定性の向上が図られていることなどが松持氏により解説されました。

 じつは松持氏もシビックタイプRオーナーのひとりであり、この日も自身のシビックタイプRで来場。ひとりのオーナーとしては複雑な心境だけれど、それぐらい2020年モデルの完成度は高いという言葉に、新型タイプRへの自信を感じさせました。

 その後は全員で南コースへ移動し、パイロンで設定された独自のレイアウトを走行。午前中の中速コーナリングはひとつのコーナーで進入・旋回・加速を学ぶスタイルでしたが、午後はさらにステップが進み、左右のコーナーやスラロームが続くレイアウトです。

 連続周回ではなく1周ごとに走るスタイルで、走り終わるたびに特別講師からのコメントが聞ける点は、タイプRミーティングならではの利点といえるでしょう。

 参加したオーナーからは「広々とした南コースで思いっきり走り、さらにプロドライバーによる個別アドバイスがもらえるなんて満足度がすごく高い」という言葉も聞かれました。

 そして1日の最後は、ツインリンクもてぎの国際レーシングコースを体験走行。先導車付きではありますが、1日を通して学んだドライビングテクニックをおさらいするかのようにハイペースでの走行。

 新時代のタイプRらしく、ターボエンジンのサウンドを響かせながらSUPER GTやスーパーフォーミュラも走る国際レーシングコースを堪能しました。

 夕闇が迫るサーキットに、ヘッドライトやサイドマーカーを光らせながら現行シビックタイプRの隊列が走る姿は壮観そのものでした。

 今回、開催されたタイプRミーティングは「ホンダ スポーツドライビング・ミーティング」としてツインリンクもてぎ、鈴鹿サーキットの両サーキットで開催されています。

 募集台数は30台限定と決して多くはないため先着順となりますが、そのぶん講師陣からしっかりアドバイスをもらうことができる充実した内容が特徴です。

 残念ながら2020年内はツインリンクもてぎでの開催は予定されていませんが、次回は10月18日に鈴鹿サーキットで「タイプRミーティング」が開催予定となっています。

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みんなのコメント

6件
  • F1止めて
    カーボンニュートラルなんて
    ほざいてるメーカーだから
    タイプRはもうこれが最後だろう。
  • いかにも外車を意識したかの様なフォルムが迫力ありますね。たまに見ますが・・車は良いのにいきったら運転手のせいでイメージが台無しになる時あります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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