この記事をまとめると
■日本では発売が延期されているクラウンエステート
新型クラウンセダン vs メルセデス・ベンツEクラス vs BMW5シリーズ! 比較したらクラウンの「ひと味違う」立ち位置が見えた
■アメリカではひと足早くクラウンエステートはクラウンシグニアとしてデビューを果たした
■クラウンシグニアの価格は4万3590~4万7990ドル(約645万~710万円)
クラウンエステートはいまだ日本発売時期未定
トヨタ・クラウンクロスオーバー、クラウンスポーツそしてクラウンセダンと順調に国内市場に投入してきたトヨタ・クラウンシリーズ。その4台目となる「クラウンエステート」の発売が延期されているとの報道が相次いでいる。報道によると、当初は2023年度内ともされていた発売時期が2024年度以降に延期になったと伝えるメディアもある。
販売現場でも、「スポーツはハッチバック色の強いクロスオーバーSUVともいえますが、スタイリング重視で積載性能などの実用性は二の次として、スタイル重視で選ばれるお客さまも目立ちます。一方、エステートはステーションワゴン色の強いクロスオーバーSUVとして実用性も高いので、より広範なお客さまの注目を集めそうなのですが……」と、なかなか発売とならない現状を嘆いていた。
そんな日本とは異なり、2025年モデルとしてアメリカでは、「トヨタ・クラウンシグニア」という車名で日本でのクラウンエステートといえるモデルがデビューした。筆者はその実車を2024年10月3日から10月6日に、南カリフォルニアで開催された「オレンジカウンティモーターショー」で見て触ることができた。
10月3日午前9時から12時の間の「プレス専門公開時間」に間に合わせるために、早朝に宿泊先で身支度をしていると、地元テレビ局のモーニングニュースが会場から生中継していた。そして、現場のリポーターがまず紹介したのが、このクラウンシグニアであった。
日本ではトヨタのウェブサイト上でも「SUV」にカテゴライズされるのが「クラウンクロスオーバー」だが、アメリカでは「クラウン」の車名で一般的な乗用車にカテゴライズされている。
筆者が初めてアメリカで実車を見たのは2022年のデトロイトショー(北米国際自動車ショー)会場であった。2023年モデルとして発売となっているが、昨年(2023年)に南カリフォルニアをレンタカーで流していたときはほとんど見かけることはなかった。しかし今年(2024年)、南カリフォルニアを訪れると結構な頻度で街なかで見かけることができた。
クラウンシグニアは2023年11月15日にアメリカで正式発表されている。そして2024年6月に車両価格などが発表されている。
クラウンシグニアの価格は約645万円から
公開時間より早めに会場に入り、一目散でトヨタブースに向かうとそこはほぼ無人で撮影し放題であった。展示してあったのは真紅のクラウンシグニア(上級グレードのリミテッド)。クラウンスポーツは好みが若干わかれるような主張が強めなスタイルともいえるが、シグニアはそれよりも一般受けしそうな、主張を少し抑えたスタイルというのが第一印象であった。
しかし、そこはクラウンファミリー。クロスオーバーやスポーツ、セダン譲りのトヨタ最新トレンドの顔つきを採用し個性を強めていた。ボディサイドから見ると車高は低めなものの、そのスタイルは腰高なクロスオーバーSUVそのものであった。リヤビューはフロントフェイスに比べると少々あっさりした印象を受けた。
ラゲッジスペースは必要にして十分。リヤシートは分割可倒式となっているので、さらにスペース拡大も可能となっている。
運転席まわりはクロスオーバーやスポーツでもお馴染みのものとなっており、クラウンと名乗ることもあり、後席シートもタップリとしたものとなっている。
タイヤサイズは225/45R21で展示車にはブリヂストンのTURANZAが装着されていた。
全長4930×全幅1879×全高1625mm、ホイールベース2849mm。188馬力を発生する2.5リッターハイブリッドエンジンを搭載。駆動方式はAWDのみとなっている。
車両価格は展示車のリミテッドが4万7990ドル(約710万円)、廉価グレードのXLEで4万3590ドル(約645万円)となっている。
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みんなのコメント
私は今回のクラウンのシリーズに流石、トヨタの企業力と評価しています。RAV4流用とか、、、。。でもでもデザイン含め、特にエステートとセダンはドイツ御三家と比較しても負けないどころか、勝ちです。比較してなんですがマツダの先進デザインと双璧の日本の車です。