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【レクサスLX史上初】ハイブリッドシステム搭載「LX700h」初公開 改良で「オーバートレイル」も設定

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【レクサスLX史上初】ハイブリッドシステム搭載「LX700h」初公開 改良で「オーバートレイル」も設定

LXを一部改良

レクサスは、LXを一部改良し、さらにレクサス初となる新ハイブリッドシステムを搭載したLX700hを発表した。2024年末以降、順次各地域で発売予定とする。

【画像】一部改良内容とレクサス「LX」をみる 全162枚

レクサスは、1989年の創業以来、常にイノベーションの精神を貫き、新たな技術や価値を提供することに挑戦し続けているという。カーボンニュートラル社会の実現を目指すと共に、愛車と共に過ごすライフスタイルを楽しく豊かにしたいという想いのもと、世界中の顧客ニーズに応える多様な選択肢を提供していくと述べている。

LXは、「世界中のどんな道でも楽に・上質に」をコンセプトとして、世界中のあらゆる道での走行に耐えうる運動性能と、レクサスらしい上質な乗り心地を両立するフラッグシップSUVである一方で、ラインナップ上、唯一電動車の設定が無いモデルでもあった。

今回はLX700hの導入にあたり、LXが代々培ってきた「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を電動化においても守り抜く事を第一とした、新しいパラレルハイブリッドシステムを開発。

モータートルクを活かした、レクサスらしい走りの実現と共に、環境性能においては、車両使用時の年間CO2排出量をグローバルの全台数分でこれまで以上に低減しているという。

エンジンモデルを含めて、基本素性の向上により、レクサスならではの走りの味「レクサス・ドライビング・シグネチャー」のさらなるレベルアップを実施。

ドライバーの操作に遅れなく反応する“対話のできる走り”に磨きをかけると共に、安全装備に関しては、より安全、安心にお乗りいただくために、最新の「レクサス・セーフティ・システム+」(LSS+)へアップデートされた。

さらに、全世界の多様なニーズにより広く応えるために、「オーバートレイル」を新たに設定、先駆けて販売が開始されたGX・NXの「オーバートレイル」を含め、商品ラインアップを充実させていくと発表している。

レクサス・インターナショナル・チーフエンジニア 横尾貴己のコメント

Lexus International チーフエンジニア 横尾 貴己
「2021年に『世界中のどんな道でも楽に・上質に』というコンセプトを掲げフルモデルチェンジしたLXは、世界中のお客様から供給が追い付かない程のご好評をいただいており、改めて感謝申し上げます。

一方でカーボンニュートラル社会の実現を目指すレクサスのラインアップ中、唯一電動車の設定が無いというジレンマを抱えていたのも事実です。レクサスにとって、そして長らくLXに携わってきた私にとって、全世界の過酷な環境下で使用されるLXの電動化は、不可能と思えるほどの高いハードルであり、かつ悲願でもありました。

開発にあたり、最初に固めたのは『電動車であっても、歴代LXが守り抜いてきた信頼性・耐久性・悪路走破性は絶対に犠牲にしない』という強い意志と決意。

どうしたらLXとして安心にお使いいただけるか、どうしたら生きて帰って来られるか、どうしたらレクサスらしい走りを実現できるか。開発チーム一丸となり、たどり着いた答えが、新規パラレルハイブリッドシステムの開発とGA-Fプラットフォームの改良でした。

発売から約3年が経過したガソリン&ディーゼルモデルにおいても、レクサス・ドライビング・シグネチャーのさらなる追求と安全・快適装備の充実を行いました。

『走りの味磨き活動』で得られた知見をHEVモデル共々惜しみなく投入し、“対話のできる走り”に磨きをかけると共に、電子プラットフォームの刷新によるLSS+の最新化など、より一層“楽に・上質に”ドライブいただける改良を施しています。

新たに『オーバートレイル』パッケージも設定、お客様の多様なライフスタイルに寄り添うラインアップをさらに充実させました。

電動化という新たなステージに踏み出したHEVモデルをはじめ、開発チームの想いと拘りによって造り上げた新型LXの走りを、ぜひともご体感ください」と述べた。

新型LXの主な特徴1

「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を守り抜く新開発ハイブリッドシステム

レクサス初のパラレルハイブリッドシステムLXの「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を支える駆動系、“フルタイム4WD”、“トランスファーLoレンジ”、“トルクコンバータ付AT”を電動化においても維持すべく、V6 3.5Lツインターボエンジンと10速ATの間に、クラッチを有する「モータージェネレーター(以下MG)」を配置した、パラレルハイブリッドシステムを採用。

エンジン+モーターの高出力・大トルクを確実に路面に伝えると共に、シチュエーションに応じてエンジンのみ・モーターのみへの走行の切替をハイブリッド制御システムが最適にコントロールするという。

また従来のレクサス・パラレルハイブリッド車には装備されないオルタネーターとスターターを標準装備、万が一ハイブリッドシステムが停止した場合にもスターターでのエンジン始動が可能、オルタネータで発電した電力を12V補器バッテリーへ供給することでエンジンのみでの退避走行を可能とする、レクサス初のシステムとなる。

退避走行中もトランスファーLoレンジの使用やアクティブハイトコントロール、AHCによる車高調整、A-TRACの作動が可能となっており、悪路走破にも寄与する。

エンジン車同等の渡河性能リアフロアに搭載したハイブリッドメインバッテリー本体を、上下に分割した防水トレイでパッキングする防水構造を採用。

深水路等での水の浸入を防ぐことで、エンジン車同等の渡河性能700mmを確保した。万が一防水トレイ内に水が浸入した際にはトレイ内に配置した被水センサが検知、メーター表示によるドライバーへの注意喚起が行われる。

新型LXの主な特徴2

「信頼性」「耐久性」「悪路走破性」を守り抜く新開発ハイブリッドシステム

モータートルクを活かした走り応答性の良いモーターのトルク特性と大排気量ツインターボエンジンの組合せにより、低速においてはアクセル低開度からレスポンスの良いリニアな発進・加速を、アクセル踏み込み時や高速域においては大トルクを活かした力強く伸びのある加速を実現、レクサスらしい“対話のできる走り”を追求している。

オフロードにおいてはトランスファーHiレンジに留まらず、Loレンジでのモーター駆動をレクサスとして初めて採用、マルチテレインセレクトの各モードと組合わせ、繊細なアクセル操作が要求される岩場やダート・深雪路等においてはモーターのみでの走行も一部可能とし、高い走破性とコントロールのしやすさを両立した。

給電機能センターコンソール下に配置したACインバータ(防水構造付)によって、1500Wまたは2400W(地域によって異なる)までの給電を可能とした。センターコンソール後部とデッキにコンセントを配置することで利便性も高め、様々なアクティビティや災害時の非常用電源としても活用できる。

GA-Fプラットフォームの改良MGの追加により重量が増加し、かつ全長が伸びたパワートレインを搭載するために専用のクロスメンバー(クロスメンバーNo.3)を新設、断面と板厚を最適化し薄型形状とすることでエンジンモデル同等の最低地上高を確保した。

パワートレーンの重量増に合わせ、リヤエンジンマウントの材質もより耐久性の高いものに変更されている。

また、リアフロアへのハイブリッドメインバッテリー搭載に合わせ、スペアタイヤ位置変更の為にスペアタイヤクロスを新設、取付角度を最適化することで搭載位置を下げつつもデパーチャアングルを維持、悪路走破性とサービス性を両立させた。

12V補器バッテリーの搭載位置をエンジンルーム内からリアのデッキ横に変更、専用の金属トレイと脱着式のバッテリーブレースを設定し、交換のしやすさとリヤクォーターまわりでのボディ剛性の向上を両立させた。

レクサス統一の走りの味、レクサス・ドライビング・シグネチャーの追求

レクサスでは、全ラインナップで統一した走りの味、「レクサス・ドライビング・シグネチャー」を追求する活動をモデルサイクルに関わらず絶え間なく実施し、「対話のできる走り」を目指していると述べる。

新型LXにおいても、先行車におけるトライ&エラーやレクサス他モデルで得られた知見、フレーム車ならではの要素技術改良などを織込み、トヨタテクニカルセンター下山(TTC-S)をはじめあらゆる路面での走り込みを実施、オンロード・オフロードを問わない、レクサスらしい走りを目指したという。

剛性向上の取組み

レクサス他モデルで実践しているラジエータサポート廻りの剛性向上を、新型LXにも織込んだ。

ステアリング操作に対するリニアな反応を実現すると共に、補強部材をパッチ形状とすることでホイールアーティキュレーションを維持、悪路走破性を犠牲にすることなく操舵応答性を向上。

インストゥルメントパネルリンフォースメントについても、ステアリング支持剛性向上の為のブラケット追加や既存ブラケット板厚変更を実施、ステアフィールと操縦安定性を向上させている。

新構造のキャブマウントクッション

フレームにボディをマウントする為のキャブマウントクッションについても構造を刷新、フレームとボディがこじる動きをする際の結合剛性を向上させることで、フレーム車特有のブルブルとした低周波の振動をより一層低減、フレーム車の利点である高い堅牢性やロードノイズ遮音性はそのままに、すっきりとした乗り心地を実現している。

AVSの進化

AVSアクチュエータ部のバルブ構造を見直し、路面の段差通過などでアブソーバーが急に縮む際の減衰力を滑らかにコントロールすることで、突き上げ感を抑えた滑らかな乗り心地を実現。

トランスファーLoレンジにおいても、極低速から車両が停止する際の減衰力コントロールを改善、余分な車両の動きを抑え、悪路における安心感と上質さを高めていると説明している。

より一層、楽に・上質にドライブいただくための機能・装備進化

ハイブリッドモデルの導入に合わせ、エンジンモデル含めて機能・装備面の更なる充実が図られた。

12.3インチ大型フル液晶メーターの採用

ドライバーが運転に集中できるよう、運転支援情報をわかりやすく表示可能。LX伝統の補器バッテリー電圧とエンジン油圧計は勿論のこと、画面カスタマイズにより、ブーストメーターの表示やハイブリッドバッテリー充電状態(※ハイブリッドモデルのみ)の表示も選択可能。

ドライブモードセレクトやマルチテレインセレクトの、モード切替え時の車両アニメーション表示も一新されている。

エレクトロシフトマチックの採用(ハイブリッドモデルのみ)

レクサス・オフロード4WD車として初めてのエレクトロシフトマチック採用に際し、“揉み出し”のような悪路走行特有の操作時における操作のしやすさ・握り易さをオフロードのTAKUMI監修のもと追求、心地の良い触感と高い操作性を両立する、LX専用のシフトノブを新規採用した。

エレクトロシフトマチックの採用と合わせて、「アドバンストパーク」のスイッチもセンターコンソール上面の視認しやすい位置に配置した。

フロント席リフレッシュシートの採用(エグゼクティブはドライバー席)

フロント席乗員の疲労軽減の一助とすべく、エアブラダー(空気袋)方式のリフレッシュシートを新たに採用。センターディスプレイ内のスイッチから、機能のオン・オフ並びに全身2コース・部位別3コースの全5コースが選択可能、強度も5段階に設定できる。

「置くだけ充電」の進化

センターコンソール上面の「置くだけ充電」の世代を更新、急速充電に対応すると共に、従来型ではリアセンターコンソールのみだったエグゼクティブについて、フロントセンターコンソールにも設定を追加、車内でのスマートフォン充電ニーズ拡大に対応している。

多様なライフスタイルに寄り添うラインナップ

レクサスはカーボンニュートラル社会や、「人と自然とモビリティの共生」の実現を目指し、幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添う「レクサス・オーバートレイル・プロジェクト」に取り組んでおり、この思想に基づき、専用装備と内外装色を施した「オーバートレイル」を追加設定した。

専用内外装色

エクステリアデザイン専用の黒光輝塗装スピンドルグリルとマットグレー塗装アルミホイールをはじめ、各部品(フォグランプ、ルーフレール、ウィンドウモール、ホイールアーチモール、ドアハンドル、アウターミラー、リヤバンパーサイドメッキモール)を黒・ダーク系色でコーディネートすることにより、過酷な環境にも耐える“プロフェッショナルツール”を表現。

ボディカラーソリッドのような色彩を持ちながら、メタリックの陰影により立体感を際立たせ、レクサスらしい上質さを感じさせる「ムーンデザート」をオーバートレイル専用色として設定、全6色をラインナップ。

インテリアデザインインテリアカラーに、“オーバートレイル”モノリスを設定。シート表皮のメイン部分とドアトリムに低彩度のモノリスを組合わせ、アッシュバール墨ブラックのオーナメント加飾をコーディネート、レクサスらしい上質なオフロードシーンを演出する。

専用装備

フロント&リア・ディファレンシャルロック全車標準装備のセンターデフロックに加え、オーバートレイル専用にフロント・リアのディファレンシャルロックを設定、車輪がスタックした場合などに、必要に応じてディファレンシャルをロックすることで脱出性能を高める。

265/70R18 専用オールテレーンタイヤLXとして初の設定となるオールテレーンタイヤは、オフロード性能とオンロード性能を高次元でバランスさせた、レクサス・フレーム車向け専用開発タイヤ。サイドウォールには泥濘路などでの脱出性向上とタフなイメージを両立したトレッドパターンを採用、ショルダー形状の工夫により風流れをコントロールすることで、燃費性能にも配慮している。

265/65R18 専用M+Sタイヤ悪路での路面追随性を向上させる、扁平率の高い18インチ専用タイヤを設定。ロードノイズにも配慮しトレッドパターンや構造を最適化、オンロードでの優れた操安・乗り心地性能とオフロード性能を両立した。

人間中心の考え方に基づいた先進安全技術

レクサス・セーフティ・システム+のアップデートによる予防安全機能の刷新

レクサスはモビリティ社会の究極の願い「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、安全技術開発を進めている。

世界トップレベルの先進安全技術をより早く開発し、より多くのクルマに普及させていくごとが重要という考えのもと、新型LXにも最新のレクサス・セーフティ・システム+を採用した。

運転状況に応じて、適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御など、安全・安心なドライブに一層貢献するという。

主な性能向上機能

プロアクティブドライビングアシスト[PDA]本機能は、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、運転操作をサポートすることで、ドライバーの安心につなげる。

そして、先行車や前方のカーブに対して減速操作をサポートし、頻繁な踏み替え操作を軽減することに加えて、新型LXでは、信号交差点に対する右左折時の減速支援や、車線内走行時には常時操舵アシストを行うなど、幅広い運転状況に応じた適切な操作サポートを通じて、安全安心な運転を支援。ドライバーモニターと連動した以下の機能が、運転をサポートする。

プリクラッシュセーフティ[PCS]ドライバーの脇見運転等をシステムが検知した場合、早いタイミングでドライバーヘ警告。ドライバーの反応時間を確保し、衝突回避や被害軽減をサポート。

レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)ドライバーモニターの注意喚起機能が有効にされている時、ドライバーに注意喚起を行うとともに、通常運行時における安全マージンを確保する支援制御を行い、ドライバーが正常状態に復帰したときに、安心して運転を再開できるようにする。(音声アシスト)

レーンディパーチャーアラート[LDA]ドライバーの脇見運転等をシステムが検知した場合、通常より早いタイミングで警報や車線逸脱抑制を作動。

ドライバー異常時対応システムレーントレーシンクアシスト[LTA]制御中に、ドライバーの運転姿勢が大きく崩れた場合等に、システムはドライバーの運転継続が困難と判断し、ハザードランプの点減など周囲に警告を行いながら緩やかに減速。車線内に停車する。また、停車後にドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与する。

快適な移動を支えるレクサス・チームメイト

高度運転支援技術「レクサス・チームメイト」の機能「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」と、「アドバンストパーク(ハイブリッドモデルのみ)」を採用。

アドバンストドライブ(渋滞時支援)の採用自動車専用道路での運転において、渋滞時(0km/h~約40km/h)レーダークルーズコントロール及びレーントレーシングアシストの作動中に、ドライバーが前を向いているなど一定の条件を満たすとシステムが作動。

認知、判断、操作を支援することで、ドライバーは渋滞時の疲労軽減が可能となり、より周囲に注意を払った運転が可能になる。

アドバンストパーク並列駐車時の支援を拡大。バック駐車に加え、前向き駐車に対応し、車内からの操作で前向き/バック出庫が可能となった。

お子様やご高齢の方を広い場所で乗り降りさせてあげたい時やトランクから荷物を取り出す際など駐車時での使い勝手を向上している。

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みんなのコメント

3件
  • はたんこ
    LX600は、プレ値上がるだろうか?
  • nam********
    ランクルとかGクラスもやけど、こういうクルマでハイブリッドって心配やなぁ
    まあ、LXは舗装路しか走らんやろうからええんかも知らんが、、、
    ハイブリッドで確実に重くなるし
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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