マイナーチェンジで人気再燃、万人受けする運転のしやすさ
今では国産最上級の多人数乗車可能な乗用車としてだけでなく、VIP、芸能人御用達のハイエンドミニバンの座を確立したアルファード。後席の乗降性の良さ、居住空間のゆとりから、もはや高級サルーンいらず。何しろ2021年1―6月期には国産乗用車販売台数で3位に君臨した人気ぶり。きっかけは17年12月のMC。自転車や夜間歩行者も検知可能なトヨタセーフティセンスを採用し、ステアリングアシスト付きレーンチェンジアシスト、速度無制限のレーダークルーズコントロール、ブラインドスポットモニター、リヤトラフィックアラートなどの先進運転支援機能の充実、アルファードの顔つきがヴェルファイアを圧倒するほどの大きさ、立体感、迫力あるものにあらためられてからである。
トヨタとKINTOがクルマをユーザーごとに“進化”させる提案を開始。アルファード/ヴェルファイアを対象に7月8日から協力ユーザーを募集
エクステリア
「エグゼクティブラウンジ」は、スパッタリング塗装の17 インチアルミホイールを履く。バックドアガーニッシュなどにメッキを配置し、高級感を演出する。大型ボディと両側スライドドアを活かした広大な開口部が広がる。2021年春の一部改良で、ワンタッチスイッチ付き両側パワースライドドアを全車に標準化し、使い勝手を向上させた。半ドアを防ぐバックドアイージークローザーも全車に標準装備する。楽に開閉できる挟み込み防止機能付きのパワーバックドアは「X」「S」を除き全車に標準化する。パワーユニットは2・5ℓ自然吸気、2・5ℓ自然吸気+2モーターのHVに加え、最高出力301㎰、最大トルク36・8kgmを誇る3・5ℓV6も用意。さらにVIPユーザーの声に応え、最上級グレードの「エグゼクティブラウンジ」に待望のエアロ仕様を追加。走りに関わる部分でも乗り心地に効く新ダンパー、振動を低減する構造接着剤、静粛性を高める吸音材を贅沢に使用。内外装、装備、走りに関して大いなる進化を遂げ、特にシトはファーストクラス感覚の居心地を堪能できる2列目席の乗り心地も向上している。
乗降性
1列目2列目3列目前後ともに大開口で、1/ 2 列目は身体を横移動させる感覚で乗降可能だ。3列目は開口部がやや狭く、少し窮屈になる。Bピラーのグリップと、床面よりも低い位置にステップがあり、子どもやお年寄りなどにも配慮する。人気の中心となるHVモデルを走らせれば、出足はモーター走行が基本。文句なくスムーズで静か。エンジンが始動しても車内は静かなままで、250kHzのザワザワしたノイズを取り除き、1kHzの日本人の声を通りやすくした結果、1―3列目席間の会話が容易に。設計基準である17インチタイヤ装着車の乗り心地はフラットで快適感極まるタッチに終始。カーブでの想定外な安定感の高さ、段差の乗り越えでのショックの軽微さも特筆ポイントだ。
インストルメントパネル
10.5インチナビを標準化する「エグゼクティブラウンジ」は、木目調+スパッタリング加工により上質感を強調。メーターは、視認性に優れたオプティトロンを全車に標準化する。動力性能は2・5ℓ自然吸気、2・5ℓHV、3・5ℓV6の順に活発になり、HVでもハイエンドミニバンに相応しい動力性能が保証される。VIPニーズの高い3・5ℓV6モデルになれば、HVと比べると同グレード比で安くはなるものの、胸のすく迫力ある加速力を発揮。もちろん、2・5ℓ自然吸気でもアルファードの名に恥じない走行性能をもち合わせる。車体はさすがに大きいが、視界の良さやボックス型ならではのボディの見切りの良さ、そして小回り性の良さによって、ファミリーユースとして女性ドライバーがスイスイと運転できるほどの扱いやすさ、乗りやすさを備えていることも幅広い人気の秘密と言っていいだろう。約360万円から手に入る価格帯の広さも人気に拍車をかける。
居住性
3列目2列目1列目大きなシートは包まれ感もあり、高めの視点による良好な視界が広がる。運転席8 ウェイパワーシート車は、エンジンのオン/オフで運転席が自動でスライドする機能も備わる。2列目が特等席で、どのシートを選んでも広大な足元、頭上空間を享受できる。3列目はヒール段差こそ少し低めだが、シートは大きく、頭上にも余裕があり閉塞感も少ない。ところで、アルファードには4種類の2列目席が用意されているが、やはりお薦めは7人乗りのキャプテンシート。豪華さでは上位のラウンジ、パワーシートだが、最も膝まわり空間が広いのは基本のリラックスキャプテンシート。また、3列目席の居住性の良さは世界の随一と言えるものだ。ヘルプネット、オペレーターサービスのコネクテッド機能の充実も見逃せないポイントで、HVモデルならAC100V/1500Wコンセントも用意する。
うれしい装備
「エグゼクティブラウンジシート」は、足元を広げるロングスライドをはじめ、電動操作のリクライニング、オットマンを備える。さらに、角度調整式大型ヘッドレストや大型アームレスト、シートヒーター&ベンチレーションも用意。深さ約27cmのサブトランクには、3列目中央席のヘッドレストや小物アイテムなどが収まる。床面の折り畳み式デッキボードは脱着式で、全車に標準装備。ハイブリッドのEVモードは、バッテリー残量に応じてモーター走行が可能。早朝深夜の住宅街など、静かに走りたいときに向く。「パノラミックビューモニター」は、俯瞰映像により自車周囲を確認できるほか、透かしたシースルー機能にも切り替え可能。箱型ティッシュも収まるコンソールボックスは深さがあり、内部にはUSB、AUXソケット、AC100V(1500W)などを装備する。「エグゼクティブラウンジシート」のアームレスト内のリモコンで、シート位置やシートヒーター、読書灯などを操作できる。月間登録台数 7010台(21年6月~11月平均値)現行型発表 15年1月(一部改良21年4月)WLTCモード燃費 14.8km/l ※ハイブリッド車
ラゲッジルーム
2+3列目格納時3列目格納時通常時フル乗車時の奥行きは短めで、人数分の旅行バッグなどの荷物を積む際は、車内にも置く必要がある。跳ね上げ式の3列目は、やや慣れが必要だが、スライド位置を矢印に合わせてから、スプリングのアシストにより比較的楽に跳ね上げることができる。「エグゼクティブラウンジ」は、3列目を跳ね上げ、2列目を一番前にスライドさせた状態が最大時になる。
※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.139「最新ミニバンのすべて」の再録で、掲載データは作成時点での参考情報です。グレード、価格ほか最新情報はメーカーホームページ等でご確認ください。
「2022年 最新ミニバンのすべて」モーターファン別冊 統括シリーズVol.139|最強のクルマバイヤーズガイド【モーターファン別冊 ニューモデル速報】公式サイトモーターファン別冊 統括シリーズ Vol.139「2022年 最新ミニバンのすべて」/2022年1月19日発売。motorfan-newmodel.com
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みんなのコメント
改造フォグでハイ&ロービームいらず。
自分さえ良ければいい、ドキューン御用達
アルフォート。