現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > サヨナラ往年! 旧車顔がカッコイイ! EVなのに「ウルサイ」轟音? 型破りすぎる新型マッスルカー「チャージャー D S C」米で発表

ここから本文です

サヨナラ往年! 旧車顔がカッコイイ! EVなのに「ウルサイ」轟音? 型破りすぎる新型マッスルカー「チャージャー D S C」米で発表

掲載 10
サヨナラ往年! 旧車顔がカッコイイ! EVなのに「ウルサイ」轟音? 型破りすぎる新型マッスルカー「チャージャー D S C」米で発表

■ダッジの伝統のマッスルカーは終了!これからは型破りな「轟音」EV

 2022年8月17日、アメリカのダッジは新型クーペEV「ダッジ チャージャー デイトナ SRT コンセプト」を世界初公開しました。
 
 ダッジのマッスルカー「Hellcat(ヘルキャット)」をも上回るハイハイパフォーマンスを誇る「eマッスルカー」だといいます。

【画像】ド迫力のカクカクボディがカッコイイ! ダッジ「チャージャー デイトナ SRT コンセプト」の内外装を画像で見る(51枚)

 ダッジはステランティスグループに属するアメリカの自動車ブランド。ダッジは、日本では2ドアスポーツカーの「バイパー」をはじめ、前述のチャージャーやSUVの「ナイトロ」などが正規輸入されていましたが、2022年現在ではダッジブランドのクルマの正規販売はありません。

 一方、並行輸入車として国内に入っているモデルもあり、中古車サイトでも数多くのダッジ車を見ることができます。

 今回発表された「ダッジ チャージャー デイトナ SRT コンセプト」は、2ドアのクーペEV。「現在販売されているチャージャーは4ドアセダンなのに、なぜ2ドアなのか」、「ダッジの2ドアクーペといえばチャレンジャーでは」と思われる方もいるかも知れません。

 チャージャーは初代モデルが2ドアクーペ、2代目が3ドアハッチバック、3代目以降現行モデルとなる4代目までが4ドアセダンとボディタイプが変化してきた車種です。

 一方チャレンジャーは、1970年の登場以来、2ドアクーペとして存在するモデルですが、初代モデルの生産終了から2代目の誕生まで、そして2代目の生産終了から現行モデルとなる3代目の誕生まで、それぞれ期間が空いています。

 ともに初代モデルは、高出力のV型8気筒エンジンを積み大トルクを発生させるハイパフォーマンスモデル(当時は「マッスルカー」と呼ばれていた)をラインナップし、いまだに熱狂的なファンから支持されています。

 奇しくも「ダッジ チャージャー デイトナ SRT コンセプト」の発表がおこなわれる2日前の2022年8月15日、往年のマッスルカーの流れをくむチャージャーとチャレンジャーの両モデルは、最終モデルの発表がおこなわれており、実質の生産終了宣言がなされています。

 チャージャーとチャレンジャーの最終モデルについて、ダッジブランド最高経営責任者であるティム・クニスキス氏は「私たちは、ひとつの時代の終わりと、新しい電動化の未来の始まりを祝います」と述べています。

 ダッジとしてはこれらのチャージャーやチャレンジャーといったガソリン車の「マッスルカー」の時代を終え、新たにEV車である「ダッジ チャージャー デイトナ SRT コンセプト」を迎えるといった内容だといえます。

「ダッジ チャージャー デイトナ SRT コンセプト」は、退屈なEVシフトを脇に置き、今日の路上にはない電気自動車「eマッスルカー」だとダッジは説明します。

 パワートレインにはBansheeと呼ばれる800V推進システムを搭載。ダッジのハイパフォーマンスモデル「Hellcat」をすべての性能指標において上回り、4輪駆動システムが標準装備となります。

 また一般的なEVとは異なり、「eRuptマルチスピードトランスミッション」と呼ばれるエレクトロ・メカニカル・シフトを採用。パワーショット・プッシュトゥパス機能によりボタンひとつで加速度を増加させる機能が搭載されます。

 さらに、ほとんどのEVがほぼ無音の電気モーターを採用し静かな走行音を実現しているのに対し、このクルマは「フラッツォニックチャンバーエキゾースト」というシステムを搭載しており、車両後部に設置されたアンプとチューニングチャンバーを介して、126dBのパフォーマンスサウンドを作り出します。

 エクステリアの全体感は、マッスルカー時代の初代チャージャーを想わせるレトロな直線的デザインです。

 フロントとリアのライトは全幅に渡って広がる横一文字のデザインが特徴的で、こちらも初代チャージャーを思わせます。

 足元には21インチのタービンのようなデザインで空力効率を高めたというホイールが装着されます。

 このデザインについてダッジは「過去のマッスルカーにさりげなく敬意を表しつつ、EVの外観を一新することに挑戦した」といいます。

※ ※ ※

 ダッジは、伝統的なガソリンエンジンを搭載したチャレンジャーとチャージャーを廃止するなかで、EVとしては型破りな走行音やエクステリアデザインを持つ「ダッジ チャージャー デイトナ SRT コンセプト」を導入し、新時代の幕開けを宣言します。

 具体的なリリース時期や価格については公表されていませんが、今後のダッジの動向が注目されます。

こんな記事も読まれています

フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
フェルスタッペン予選5番手「ベガス用リヤウイングを作らないという方針がハンデに」タイトルには有利な位置を確保
AUTOSPORT web
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
佐藤万璃音、2025年もユナイテッド・オートスポーツからWEC世界耐久選手権にフル参戦
AUTOSPORT web
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
やっぱたまらんなV型エンジン!! [スカイラインNISMO]とレクサス[IS500]の[パンチ力]にひれ伏した件
ベストカーWeb
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
【角田裕毅F1第22戦展望】ファクトリーと現場の連携で活きたレッドブル製リヤサスペンション。改善の継続が7番手に繋がる
AUTOSPORT web
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
エバンスとの実質的な一騎打ちもタナクはトップ譲らず。ヌービルは7番手に挽回【ラリージャパン デイ3】
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
メルセデス・ベンツCLE 詳細データテスト 快適で上質な走りが身上 動力性能と燃費効率はほどほど
AUTOCAR JAPAN
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
WRCラリージャパンSS12恵那での車両進入事案について実行委員会が声明。被害届を提出へ
AUTOSPORT web
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
2024年も記録保持中!? カローラ ロードスター…… ギネスブックに登録された「日本のクルマの世界一」【10年前の再録記事プレイバック】
ベストカーWeb
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
80年代バブル期に日本で人気だったMG「ミジェット」に試乗! 英国ライトウェイトスポーツの代表格はいまもビギナーにオススメです【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
【正式結果】2024年F1第22戦ラスベガスGP予選
AUTOSPORT web
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
角田裕毅が予選7番手「大満足。アップグレードへの理解が改善につながった」努力が報われたとチームも喜ぶ/F1第22戦
AUTOSPORT web
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
クラッシュで50Gを超える衝撃を受けたコラピント。決勝レースの出場可否は再検査後に判断へ/F1第22戦
AUTOSPORT web
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
勝田貴元、木にスピンヒットも間一髪「メンタル的に難しい一日。明日はタイトル獲得を最優先」/ラリージャパン デイ3
AUTOSPORT web
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
胸を打つ「上質な走り」 アウディQ6 e-トロン・クワトロへ試乗 優秀なシャシーを味わえる388ps!
AUTOCAR JAPAN
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
オーテック&ニスモ車が大集合!「AOG湘南里帰りミーティング2024」で見た「超レア車5台」と「中古車で狙いたいクルマ5台」を紹介します
Auto Messe Web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 後編
AUTOCAR JAPAN
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
ラリージャパン3日目、SS12がキャンセル…一般車両が検問を突破しコース内へ進入、実行委員会は理解呼びかけると共に被害届を提出予定
レスポンス
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

10件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

598.5651.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

30.02215.0万円

中古車を検索
チャージャーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

598.5651.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

30.02215.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村