■何も変わってないのか、と思うかもしれない
スバルから新型フォレスターが発表されましたが、外見に大きな変化が見られないため今ひとつ興味がわかないという声も聞かれます。しかし、スバルによれば既存ユーザーほどわかる違いが満載なのだといいます。
スバル、新型「フォレスター」を国内発表、広く快適な室内空間や積載性などを確実に進化
実際、スバルの担当者に「あまり変わってないのでは?」という質問をぶつけてみても、「そういった声があるのは理解している」と口を揃えます。そして、それに対する回答は「変化した点を見てほしい」ということです。
発表会の説明でも商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの布目智之氏が「みなさんが新しいフォレスターでドライビングポジションをとったとき、何も変わっていないのか、という話しをするかもしれない」と自ら答えています。
これは、従来型から自然なドライビングポジションをとったドライバーを中心にした設計となっていて「よい姿勢で運転できるということは、スバルのクルマ造りの原点」とのことです。
今回の新型「フォレスター」では自動車の基礎設計であり装備のベースになる「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用していますが、それによって高い性能進化をしているものの、それだけが自然な運転姿勢をもたらしたのではないと否定しています。
また、エクステリアでのポイントとなる大きなサイドウインドウについても「スバルの走行安全指標の内、優れた視界性能に代表される0次安全」と、スバルの安全指標に沿ったものとしています。自動ブレーキなどのアイサイトといった先進安全装備があっても、視界の良さという基本を大切にしていることがわかります。つまり、安全やクルマとしての基本的な考え方に変化がないため、そのほかの部分が進化した理解することが良さそうです。
■広くなった室内や機能性も大きく進化
では、変化した点の中でも大きなものはというと、ホイールベースを30mm延長して室内の前後座席間を33mm延長していることです。数字だけでなく、設計の工夫によって足元の空間やドアの開口部を広げることで後席の乗降性を高めています。
積載性の向上では、リアゲート開口部拡大のほか、ルーフへのアプローチがしやすいように足元に大きなステップを用意したことです。ルーフへアクセスする際、どうしてもこの場所に足をかけてしまいがちですが、あらかじめ足をかけられる設計としていれば、足もかけやすくなりシートも汚さずにすみます。
リアゲートは開口部改善では従来より134mm大きい1300mmとして荷物の積み下ろしをスムースにしたほか、パワーゲートの動作速度を改善しています。従来型では開く速度が遅いという声があったこと、パワーゲートを装備すると室内スペースが減少するということもあったようですが、新型では速度を改善したほか、パワーゲートの装備によって荷室スペースの減少がないようにしています。
このような細かな点は、既存オーナーでなければ気づきにくいところです。特に乗降性はカタログ写真を何枚見るよりも、実際にドアを開けて室内に乗り込んでみると分かる点です。発表会でもフォレスターをよく知る報道陣からは、改善された点を評価する声が聞かれました。
■ターボ車は未定、パワートレインは経営計画に基づくもの
新型「フォレスター」の発表会では、プラットフォームや室内の進化は強調されましたが、ハイブリッド仕様となる「e-BOXER」を搭載したことを軽く触れただけど、エンジンの種類についてはあまり深く語られていませんでした。
スバルでは2014年5月に中期経営ビジョン「際立とう2020」を発表していますが、記載されている世界最高ハイブリッドの展開や、全車直噴化+αが今回のフォレスターの「e-BOXER」を含むパワートレインラインナップに合致したものになります。
新型「フォレスター」では、高い出力を出すターボチャージャー付きエンジンのラインナップはなく、今後についてもコメントできないとしていますが、中期経営ビジョンでは「重点商品/市場へのリソース集中」としたなかで、環境性能のために気筒休止やリーン燃焼の採用、2020年まで電動化対応をトップレベルに高めるとしていることからも、登場するとしても時間がかかるのかもしれません。
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