レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、今年初のF1プレシーズンテストを振り返り、過去にこれほど順調に作業を進められたテストはなかったと語った。
2019年からパワーユニット(PU/エンジン)をルノーからホンダに変更したレッドブル・レーシングにとって今週のテストは非常に重要なものだった。4日間のテストのなかで、大きな問題は発生せず、同じくホンダを搭載する姉妹チーム、スクーデリア・トロロッソと2台あわせて、957周を走行、レッドブル陣営は非常にポジティブな手応えを得ている。
ホンダF1、テスト4日間で957周を走行。「2チーム供給での初テストでプログラムを順調に消化。万全の体制で開幕戦に臨みたい」
マルコは、現段階でレッドブルRB15・ホンダは10チーム中最速ではないが、トップを追うポジションにいると考えている。
「コース上の走りを見る限り、今最速なのはフェラーリのマシンだ」とマルコはSky Sports F1に対して語った。
「その後ろにレッドブルとメルセデスがいる」
「(ホンダとは)非常にいい関係を築いている。新しい時代の幕開けだ。後ろを振り返ることなく、前を見ていく」
「信頼性については心配はあったものの、今のところ問題ない。エンジンの信頼性は高い。シーズンを前にこれほどしっかり準備を進められているのは初めてのことだと思う」
「(ホンダと働く上で)新しい文化と触れることになるが、それは我々のスタッフとよく合っている」
「(テストで)とてもいい時間を過ごせた。(開幕戦の)メルボルンまでに何ができるかを見ていく。今のところ、非常に楽観的に考えているよ」
チーム代表のクリスチャン・ホーナーも、ホンダとのコラボレーションは予想以上にうまくいっていると述べている。
「エンジンにはとても満足している。今週はとても順調だった」とホーナーはテスト最終日にMotorsportWeek.comに対してコメントした。
「シャシーとエンジンの統合という面にはとても満足できる。最初は予想していなかったような、うれしい驚きだ」
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