『Handcrafted tuning by STI』 はこの1台からはじまった!
諸経費込みで700万円近くにもなる高額車S207が瞬間的に売り切れるほど、絶大なブランド力をもつSTIコンプリートカー。STI創設2年目の1989年に初代レガシィへ設定された最初の限定車「レガシィRS typeRA」は、純粋な競技用マシンだった。
「ATFは2万キロ毎の交換、過走行車はトラブルが多い」はホントなのか
このクルマの「神ポイント」 ●熟練した職人の手作りによる月産20台 ●「競技で勝つため」に生まれた最初のスバル車 ●10万km世界速度記録達成記念の意味が込められた
多くのSTIファンから熱くリスペクトされる”神車”
数あるSTI限定車の中でも、とりわけ神々しいオーラを発揮するマシンといえば「レガシィRSタイプRA」と言っても過言ではない。スバルのモータースポーツ専門組織として立ち上がったばかりの「STI」が最初に挑戦したプロジェクトは、かの有名な「10万km世界速度記録」だ。 これを達成した記念にモータースポーツ参戦用車両として特別な入魂マシンをユーザーに提供するとともに、積年の目標だったWRCへの本格参戦をレガシィで行うという決意表明をする意味も込めたSTI第1号車だった。
吸気ポート段差修正研磨や回転部分の入念なバランス取りなどの「シャープで力強く回るためのチューニング」を職人の手作業で実施。鍛造ピストンや高耐圧コンロッドメタルなどの採用により、出力アップなどのハイパフォーマンス化に対応できる潜在ポテンシャルが与えられた。 もちろんサスペンションも強化品だが、当時のスバルらしさを感じさせるのが、ステアリングを切り込むにつれてギヤ比が15:1から13:1にクイック化するバリアブルレシオのパワステの採用。これは低μ路面でカウンターを当てやすくするための機構といえ、当時のラリーやダートラで戦う際に強い武器となった。
月産20台の受注生産ながら、その戦闘力の高さは当時のラリーストから高く評価されて人気を博し、アプライドB型からはカタログモデルに昇格。 初代レガシィのモデル末期まで生産され続けたが、絶対数の少ない競技用車両ゆえに、現存個体は極めて少ない。街で見かけたら脱帽して合掌すべき幻の名車といえるだろう。
「STI偉人列伝(1)」初代STI社長 久世隆一郎さん
今日のSTIブランドの礎を築いた功労者
STI創設に尽力した初代社長。とくにWRCへの本格参戦ではスバル車を世界の頂点に押し上げるために情熱的な活動を続け、3連覇の偉業をもたらした最大の功労者といわれる。伝説の限定車インプレッサ22Bの発売実現にも大きな影響力を発揮。久世さんなくして今日のSTIの絶大なブランド力構築はありえなかった。
[リポート:マリオ高野] [編集:スバルマガジン編集部]
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