現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサス 4代目となる新型フラッグシップSUV「LX」を発売

ここから本文です

レクサス 4代目となる新型フラッグシップSUV「LX」を発売

掲載 更新
レクサス 4代目となる新型フラッグシップSUV「LX」を発売

レクサスは2022年1月12日、次世代レクサスの第2弾となる新型フラッグシップSUV「LX」を発売した。

LX 600 エグゼクティブランドクルーザーをベースとしたLXは1996年に初代が登場し、今回のモデルで4代目となる。新型LXは、オフロード性能とレクサスならではのオンロード性能を両立させ、いかなる路面状況でも快適で上質な走りを目指すフルサイズSUVだ。

マツダCX-5商品改良で高級感が増した新たな進化を体験

そして今回のモデルから「エグゼクティブ」「オフロード」というふたつのキャラクターを新規設定し、よりモデルの幅を拡大させている。

LX600エグゼクティブ新型LXの開発では、信頼性、耐久性、悪路走破性を確保するために、ボディオンフレーム構造、つまりラダーフレーム方式を維持しながら、新たに開発したGA-Fプラットフォームを採用し約200kgの軽量化、ボディの剛性向上を図っている。

ボディは、高張力鋼板の採用拡大やボンネット、ルーフ、全ドアパネルをアルミニウム化とりわけルーフのアルミニウム化はレクサス初だ。また、パワートレーンの搭載位置を車両後方に70mm、下方に28mm移動させ、従来型との車両比で低重心化、前後重量配分の改善を果たしている。

悪路走行時には応力を受けやすいサイドレール断面を強化し、路面からの入力に対する強度、剛性、衝突安全などの性能バランスを取るため、9本のクロスメンバーを配置。要所には最大5mm厚の鋼鈑や、高張力鋼板を配置することで、悪路走行時に受ける衝撃にも車体の歪みが抑えられ、操縦安定性や乗り心地への影響を低減している。

シャシーは、オフロード走破性とオンロードの操縦安定性を両立させるため、フロントはハイマウント式ダブルウイッシュボーンを採用し、優れた車両安定性と乗り心地を両立。また、オフロード走破性の重要なファクターであるサスペンション ストロークはリバウンド側が従来型比で+15mm拡大し、路面追従性と悪路走破性を向上させている。

リヤは、信頼性の高いトレーリングリンク支持のリジッド式サスペンションを継承しつつ、サスペンションアーム、ダンパー配置と特性チューニングを施し、車両安定性と乗り心地の向上を図っている。またリバウンドストロークは従来型に比べ20mm拡大。

電子制御ブレーキシステム(ECB)を搭載し、サスペンションは可変減衰制御、可変車高コントロールを採用するなど、オンロードとオフロードともにレクサスらしいドライブフィールを追求している。

パワーユニットは、ダウンサイシングコンセプトで高出力、高トルクのV型6気筒3.5Lツインターボガソリンエンジンを新採用し、415ps/650Nmを発生する。このV35A-FTS型エンジンは、マルチホール直噴インジェクタ付D-4STの採用と、ロングストローク、バルブ挟み角の最適配置による高速燃焼と高効率ツインターボなどを組み合わせた新世代のダイナミックフォースエンジンだ。

トランスミッションは10速ATを採用。ギヤ比のクロス化、全体のギヤレシオの変速比幅の拡大により、リズミカルで心地の良い走りと、高速燃費、発進加速、オフロード性能の向上を満足させている。

走行モードは、6つのモード(AUTO、DIRT、SAND、MUD、DEEP SNOW、ROCK)から選択できるマルチテレインセレクトを採用。従来のブレーキ油圧に加え、駆動力、サスペンションを統合制御し、選択したモードに応じて最適化。路面状況に応じた走破性能を引き出すことが可能になっている。

また、従来、ローレンジ(L4)のみであった動作範囲をハイレンジ(H4)にも拡張。岩石路の極低速走行から未舗装路の高速走行まで、世界中のどんな道でも楽で上質な走行を実現している。

さらに、各種センサー情報から走行中の路面状況を推定し、ブレーキ油圧、駆動力、サスペンション制御を最適化するAUTOモードを、レクサスとして初採用。ドライバー自らモード切替えすることなく、走行シーンに応じた走破性能を引き出すことを可能になっている。

また、過酷な路面ではドライバーに選択される5段階の速度設定に合わせて、駆動力とブレーキ油圧を自動で制御するクロールコントロールも装備する。凹凸の激しいオフロードや滑りやすい路面を走行する際、ドライバーはアクセルやブレーキ操作をすることなく、ステアリング操作のみで極低速走行が可能だ。

過酷な路面のオフロードでは、より安心で快適な走行を目指し、インストルメントパネルにレクサス初の12.3インチと7インチの上下2画面のデュアルディスプレイを採用し、世界初採用のバックアンダーフロアビュー機能を表示できるようにしている。

インテリアは、運転に集中できる快適な空間を提供するため、程よい包まれ感のあるドライビング空間を目指し、インストルメントパネルは薄く見せる二段構成とし、上段はエアコンの吹き出し口を左右にオーバーハングさせることで、より強い水平基調と広がり感を演出。下段では、インストルメントパネルロアから左右ドアアシストグリップまでつながった造形とすることで、乗員を包み込むような安心感を生み出している。

フロントシートは、優れたホールド性と快適な乗り心地を両立させるため、クッションパッドに座面の安定性と圧力分散性の高い素材を採用。硬度分布を最適化したことで腰の横揺れを抑え、上体の傾きを低減することで、低G領域でのホールド性を確保している。

7人乗り仕様の3列目シートは、ラゲッジスペースを活かすことができるように電動リクライニングを採用。シートアレンジは、レクサス初となる「マルチシートオートアレンジ」を採用。荷室のオートアレンジスイッチの操作によって、フロントシートも含む全てのシートが動き、広大な荷室を作り出す「ラゲージスペース拡大機構」がある。

さらに、セカンドシート肩口のスイッチを押すことによって、セカンドシートを電動で折りたたみつつ跳ね上げ、サードシート(7人乗り仕様)への乗降性をより容易にする「ウォークイン機構」を設定している。

3列シート仕様のインテリアまた、あらゆる道を安心して移動するための4座独立式シートなど専用設計を施したエグゼクティブと、前後デフロック機能を装備してオフロード性能を向上させ、専用のエクステリアデザインを施したオフロードという2グレードを新設定している。

LX 600 オフロードエグゼクティブは、文字通りエグゼクティブが長距離移動するときでもリラックスできるエレガントな居住性を追求。2列目シートは、最大48度のリクライニングと座面角度がコントロールできる。

さらに、助手席背面のリヤシートディスプレイを倒し、前方視界を確保することで、開放感と最大レッグスペース1000mmの寛ぎの空間を生み出すことができる。さらに助手席後ろのオットマンを展開することで、足先から頭まで、体への負担が少ない姿勢を提供することができる。

エグゼクティブは、専用の読書灯、リヤシートディスプレイ、専用のオーディオシステムなどを標準装備。また、天井に設けた専用のエアコン吹き出し口は、上部から風を降り注ぐように拡散し、後席乗員を心地よく包み込むようなシャワー空調機能も備えている。さらに、後席専用センターコンソールの足元横にはエアコンの吹き出し口を追加し、冬季には温風エアカーテンを送風することで、頭寒足熱の効果をより一層向上させている。

オフロードは、3個のデファレンシャルロック(フロント、センター、リヤ)を標準装備。必要に応じてデフ ロックすることで脱出性を向上。タイヤは扁平率の高い18インチタイヤを装備し、悪路での路面追従性を高めている。

デザイン面では、マットグレー塗装のホイール、ブラック塗装のホイールアーチモール、黒光輝塗装を施したフロントグリルなど専用エクステリアにより、力強い走破性を主張する専用デザインとしている。

走破能力プリクラッシュ・セーフティ2段ディスプレイ指紋認証エンジンスターターエグゼクティブ用の22インチホイールオフロード用の18インチホイール価格

LX オフロード JAOSバージョンなお、2022年1月14日から16日に幕張メッセで開催される「東京オートサロン2022」のJAOSのブースに、新型「LXオフロード」のカスタマイズモデル「JAOSバージョン」が出展される。この出展モデルはJAOSが開発した前後バンパーのスキッドプレートやオーバーフェンダーを装着した特別仕様となっている。

レクサス LX 関連記事
レクサス 関連記事
レクサス 公式サイト

The post レクサス 4代目となる新型フラッグシップSUV「LX」を発売 first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.

関連タグ

こんな記事も読まれています

2.7億円ではポルシェ「959」はお高い? F1パイロットも歴代オーナーに名を連ねる渋色「コンフォート」はフルレストア済みのお買い得車!?
2.7億円ではポルシェ「959」はお高い? F1パイロットも歴代オーナーに名を連ねる渋色「コンフォート」はフルレストア済みのお買い得車!?
Auto Messe Web
テオ・プルシェールがアロウ・マクラーレンと正式契約。インディ500を除く2024年インディカーの全戦に出走へ
テオ・プルシェールがアロウ・マクラーレンと正式契約。インディ500を除く2024年インディカーの全戦に出走へ
AUTOSPORT web
フレッシュアップされた2代目 日産「ジューク」に初試乗
フレッシュアップされた2代目 日産「ジューク」に初試乗
AutoBild Japan
【セーフティカーは速くないと】 ポルシェ・タイカン・ターボGTがフォーミュラEのSCへ
【セーフティカーは速くないと】 ポルシェ・タイカン・ターボGTがフォーミュラEのSCへ
AUTOCAR JAPAN
渋谷に「最強オフロードSUV」現れた!? 新型「ラングラー」発表! デザイン刷新で魅力増した!? 打越社長が語る魅力とは
渋谷に「最強オフロードSUV」現れた!? 新型「ラングラー」発表! デザイン刷新で魅力増した!? 打越社長が語る魅力とは
くるまのニュース
ホンダ「次期型オデッセイ」どうなる!? “大胆”刷新で近未来デザインに? 「高級ミニバン」次なる進化とは
ホンダ「次期型オデッセイ」どうなる!? “大胆”刷新で近未来デザインに? 「高級ミニバン」次なる進化とは
くるまのニュース
冒険を楽しめるキャンプミーティングも開催! クシタニ「ONTAKE EXPLORER PARK」の2024年シーズンがスタート
冒険を楽しめるキャンプミーティングも開催! クシタニ「ONTAKE EXPLORER PARK」の2024年シーズンがスタート
バイクのニュース
期待通りの大ヒットに! V12に5.3Lってロマンの塊だな!! 英国スポーツカーの象徴[ジャガー Eタイプ]
期待通りの大ヒットに! V12に5.3Lってロマンの塊だな!! 英国スポーツカーの象徴[ジャガー Eタイプ]
ベストカーWeb
生誕60周年! ホンダ「S600」はなぜ生まれた? ニュルでクラス優勝して世界に名を知らしめたブラバム ホンダのコンビとは?【クルマ昔噺】
生誕60周年! ホンダ「S600」はなぜ生まれた? ニュルでクラス優勝して世界に名を知らしめたブラバム ホンダのコンビとは?【クルマ昔噺】
Auto Messe Web
5月11日(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
5月11日(土)THE MOTOR WEEKLY 放送予告!
Auto Prove
ポルシェ、ベッテルをル・マンで起用しない理由を説明「この物語は終わったわけではない」
ポルシェ、ベッテルをル・マンで起用しない理由を説明「この物語は終わったわけではない」
AUTOSPORT web
ホンダが新型「フリード」初公開! 最大のライバル「シエンタ」との“大きな違い”とは!? 最新「小型3列ミニバン」徹底比較!
ホンダが新型「フリード」初公開! 最大のライバル「シエンタ」との“大きな違い”とは!? 最新「小型3列ミニバン」徹底比較!
くるまのニュース
【MotoGP】“マーケティング・ビースト”のマルケス相手なら負けても仕方ない……マルティン、ドゥカティ昇格バトルに白旗?
【MotoGP】“マーケティング・ビースト”のマルケス相手なら負けても仕方ない……マルティン、ドゥカティ昇格バトルに白旗?
motorsport.com 日本版
静岡ホビーショー開幕 会場では「ハコスカ」の実車も公開! 作りやすいプラモデルにした理由とは?
静岡ホビーショー開幕 会場では「ハコスカ」の実車も公開! 作りやすいプラモデルにした理由とは?
乗りものニュース
佐々木美乃里+友野ゆみ=最強ペア爆誕! 2年ぶり復活の「KeePer Angels」が舞い降りる!!!
佐々木美乃里+友野ゆみ=最強ペア爆誕! 2年ぶり復活の「KeePer Angels」が舞い降りる!!!
ベストカーWeb
車の「ガソリン」高すぎる! なぜこんなに高いの? 不適切な「二重課税」が原因? 価格に占める「税金」の割合とは
車の「ガソリン」高すぎる! なぜこんなに高いの? 不適切な「二重課税」が原因? 価格に占める「税金」の割合とは
くるまのニュース
「タイヤ摩耗は予想以上。パフォーマンス面でも、やや劣っているように見える」とトヨタ小林可夢偉/WECスパ初日
「タイヤ摩耗は予想以上。パフォーマンス面でも、やや劣っているように見える」とトヨタ小林可夢偉/WECスパ初日
AUTOSPORT web
ラリー・ポルトガルがいよいよ開幕。オープニングステージはヌービルが最速に。勝田は3番手タイ/WRC第5戦
ラリー・ポルトガルがいよいよ開幕。オープニングステージはヌービルが最速に。勝田は3番手タイ/WRC第5戦
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1250.01800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.22178.0万円

中古車を検索
LXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1250.01800.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

565.22178.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村