現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日本発売はいつ? 新型「ディフェンダー」 人気SUVの気になる導入時期とは

ここから本文です

日本発売はいつ? 新型「ディフェンダー」 人気SUVの気になる導入時期とは

掲載 更新
日本発売はいつ? 新型「ディフェンダー」 人気SUVの気になる導入時期とは

■新型ディフェンダー登場!!

 2019年9月10日、フランクフルトモーターショー2019において、ランドローバーの新型「ディフェンダー」が発表されました。

これはデカい! 日産の大型SUV「パトロールNISMO」は打倒ランクル!? 日産が大型SUVを日本で復活させた理由

 世界中にファンの多いディフェンダーですが、新型モデルではどのような進化を遂げたのでしょうか。

 新型ディフェンダーは、ランドローバー「シリーズI」から数えて4代目にあたるモデルですが、脈々と受け継がれた伝統を意匠のなかに残しながらも、新時代のリアルオフローダーにふさわしいメカニズムを採用しています。

 たとえば、多くのランドローバーファンを驚かせたのが、「レンジローバー」などほかのランドローバー車同様に、アルミ製モノコックボディを採用したことです。「ラダーフレームでないようではオフロード性能は…」と落胆したオールドファンもいると思いますが、このアルミボディはラダーフレームの約3倍のねじり剛性を持っているといいます。

 同社が発表したPR動画を観ると、プラットフォームにラダーフレーム形状のメンバーが設けられており、路面からの入力をここで受けて分散しているようです。窓などの開口部も実に小さく造られており、安全性と堅牢性が十二分に考慮されているのが、その形状からうかがい知ることができます。

 導入時に搭載されるエンジンは4タイプ。2リッター4気筒ガソリンエンジン(P300)とマイルドハイブリッドを搭載した3リッター6気筒ガソリンエンジン(P400)を用意し、2リッター4気筒ディーゼルエンジンでは、D200とパワフルなD240を設定。また、2020年にはPHEV(プラグインハイブリッド)を追加予定です。

 ボディバリエーションは、伝統を受け継いだ「90」「110」(数字はそれぞれのホイールベースを表す)。情報によれば、「130」やピックアップモデルなども今後ラインナップに加わるといいます。

 110のシートバリエーションは、5人乗り、6人乗り、そして5人+2人乗り。一方、90は5人乗りがベースですが、ファンにとって嬉しいのは、オプションでフロント3人掛けの「ジャンプシート」が設定されていること。シリーズIやシリーズIIを彷彿とさせるこのシートに、人気が集まることは必至です。

制御面では、フルタイム4WD+サブトランスファーの組み合わせとなります。オプションでリアのデフロックを選ぶことも可能。さらに電子制御式の「コンフィギュアル・テレイン・レスポンス(一部グレードに標準)」により、走行シーンに合わせたトラクションを自動コントロール。特別なクロスカントリードライブのテクニックがなくとも、あらゆる地形、路面でイージードライブが可能です。

 また、グレードによってはエアサスペンションを備えており、レンジローバー同様に、ロードクリアランスの調整が可能です。最大値の場合、291mmもの最低地上高を確保することができ、いかにもディフェンダーらしい3アングル値と相まって、高い悪路走破性を発揮する資質を備えています。

 インテリアは、初代レンジローバーを彷彿させるインパネを中心に構成され、各意匠は現代的ですが、ステアリングホイールやメーターフード、ダッシュボードのスピーカーなどを見て、思わず懐かしくなるオールドファンも多いと思います。

 センター部には10インチの液晶タッチパネルが標準でインストールされており、さまざまな情報やインターフェイスを映し出します。ただ、アップル カープレイやアンドロイドオートなどのアプリケーションは採用されていないようで、スマホなどのガジェットの親和性は若干前時代的のように思えます。

■新型ディフェンダー、日本導入ではどうなる?

 気になるのは、日本導入モデルです。ランドローバーの公式ホームページには、すでに新型ディフェンダーの情報の一部が掲載されています。それによると、当初の導入モデルは2リッター4気筒ガソリンエンジンを搭載した90と110。グレードは「ベーシック」「S」「SE」「HSE」の4グレードを110と90それぞれに設定されていることが分かります。

 往年のファンが飛びつきそうなのが、ベーシックグレード。歴代モデルを彷彿とさせるホワイトのスチールホイールにオフロードタイヤが標準装備されているところなどは、まさしくオールドファンを意識した商品構成です。

 さらに「ファーストエディション」と名付けられたグレードには、往年の2トーンカラーを採用。コンフィギュアル・テレイン・レスポンスや安全装備などを充実させ、付加価値を高めています。

 また、日本での発売時期について、ランドローバーに詳しい業界関係者は次のように語ります。

「すでに多くのファンの注目を浴びているディフェンダーですが、予約開始が年内にも始まるといわれています。2019年11月から12月には何らかの動きがありそうです。

 価格も90のベーシックモデルを499万円で販売するという話も聞かれ、日本国内で人気のジープ『ラングラーアンリミテッド』に市場でぶつけてくるのではないでしょうか。ちなみに110は650万円からのプライスのようです」

※ ※ ※

 1990年代の終わりにランドローバーのヘリテイジ・デザインセンターは、21世紀のランドローバーコンセプトというデザインを発表しましたが、今回の新型ディフェンダーはその影響を受けていることが分かります。

 新しいディフェンダーに「コレジャナイ感」を持つオールドファンもいると思いますが、個人的には新時代のランドローバーを背負うにふさわしい仕上がりに思えます。

 今後、商用モデルやミリタリーエディションなどバリエーションを増やすと言われていますし、数年以内には130やピックアップなども登場するという情報もあるようです。

 また、前述のディーゼルエンジン仕様は、2020年には導入が予定されているようです。先代はいまだオールドファンに人気の高いモデルですが、スズキ「ジムニー」やジープ「ラングラー」と同じように、新型ディフェンダーはこれまでとは違うユーザー層に支持されていくモデルになりそうです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

F1がまだ「めちゃくちゃ」だった頃の話 ひどいチームで溢れかえった80~90年代 歴史アーカイブ
F1がまだ「めちゃくちゃ」だった頃の話 ひどいチームで溢れかえった80~90年代 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
ジャガー、英国で新車販売終了 ラインナップ総入れ替え 2026年まで中古車のみ
ジャガー、英国で新車販売終了 ラインナップ総入れ替え 2026年まで中古車のみ
AUTOCAR JAPAN
特別な青を纏ったベントレー「ベンテイガS」完成! 英国ファッションデザイナーとコラボした限定車は、電動化延期が影響していた…!?
特別な青を纏ったベントレー「ベンテイガS」完成! 英国ファッションデザイナーとコラボした限定車は、電動化延期が影響していた…!?
Auto Messe Web
ホンダ新型「スーパーカブ×ハローキティ」初公開! サイドカバーの「飛び出すキティ」が凄すぎ! 超人気の「2大巨頭」奇跡のコラボで発売へ!
ホンダ新型「スーパーカブ×ハローキティ」初公開! サイドカバーの「飛び出すキティ」が凄すぎ! 超人気の「2大巨頭」奇跡のコラボで発売へ!
くるまのニュース
スペックはディーゼルに見劣りするトヨタ「ランドクルーザー250」のガソリン車 “気になる街中での印象”は? 充実した装備類で“コスパは最強”
スペックはディーゼルに見劣りするトヨタ「ランドクルーザー250」のガソリン車 “気になる街中での印象”は? 充実した装備類で“コスパは最強”
VAGUE
真夏も真冬も車内で寝る必要があるトラックドライバー! アイドリングが御法度なイマドキの「冷暖房」事情
真夏も真冬も車内で寝る必要があるトラックドライバー! アイドリングが御法度なイマドキの「冷暖房」事情
WEB CARTOP
F1の新規ファンが増えない根本理由 75周年を機に開かれる未来への道筋とは?
F1の新規ファンが増えない根本理由 75周年を機に開かれる未来への道筋とは?
Merkmal
「僕よりも大変な人たちがいる」アロンソ、激痛襲われるもサンパウロ完走でマシン修復のチームや豪雨被害バレンシアに勇姿見せる
「僕よりも大変な人たちがいる」アロンソ、激痛襲われるもサンパウロ完走でマシン修復のチームや豪雨被害バレンシアに勇姿見せる
motorsport.com 日本版
【BMW 1シリーズ 新型】色々なボディカラーで楽しんで
【BMW 1シリーズ 新型】色々なボディカラーで楽しんで
レスポンス
PPのノリス、赤旗で後退しタイトル争いにも打撃「ライバルはラッキーだったが、僕は不運だった。戦略に誤りはない」
PPのノリス、赤旗で後退しタイトル争いにも打撃「ライバルはラッキーだったが、僕は不運だった。戦略に誤りはない」
AUTOSPORT web
「“暗い色”増えたなぁ…」 自動車カラーのトレンドが一気に“地味化”へ!? “とにかく明るい色”から一転のワケ
「“暗い色”増えたなぁ…」 自動車カラーのトレンドが一気に“地味化”へ!? “とにかく明るい色”から一転のワケ
乗りものニュース
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
くるまのニュース
小さいジープはいかが? ブランド最小のSUV「アベンジャー」がEVで登場! 【新車ニュース】
小さいジープはいかが? ブランド最小のSUV「アベンジャー」がEVで登場! 【新車ニュース】
くるくら
[音を良くするコツをプロが指南]何はなくとも「スピーカー」を換えれば音は変わる!
[音を良くするコツをプロが指南]何はなくとも「スピーカー」を換えれば音は変わる!
レスポンス
サプライズは失敗したけど……セナに憧れたハミルトン、マクラーレン・ホンダMP4/5Bドライブに感激「これでレースに出れたらいいな笑」
サプライズは失敗したけど……セナに憧れたハミルトン、マクラーレン・ホンダMP4/5Bドライブに感激「これでレースに出れたらいいな笑」
motorsport.com 日本版
なんと電動過給のV型3気筒エンジン!! ホンダが全く新しい内燃機関搭載コンセプトモデルを発表!
なんと電動過給のV型3気筒エンジン!! ホンダが全く新しい内燃機関搭載コンセプトモデルを発表!
WEBヤングマシン
トヨタが劇的勝利でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得!ドライバーズタイトルは6号車ポルシェに【WEC最終戦バーレーン8時間】
トヨタが劇的勝利でマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得!ドライバーズタイトルは6号車ポルシェに【WEC最終戦バーレーン8時間】
Webモーターマガジン
スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

759.01749.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

545.01798.0万円

中古車を検索
ディフェンダーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

759.01749.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

545.01798.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村