高速道路も走行できる人気の“街乗り”軽二輪スクーター！ ベスパ「GTSスーパー150」とヤマハ「NMAX155」それぞれの個性とは【スペックでライバル比較】

利便性の高さと高速巡航も可能な150ccクラスの人気スクーター2車種をスペック比較

　バイクのなかでも、手軽さと運転のしやすさで人気の高いスクーター。

　原付から大型バイクまで幅広いラインナップがありますが、そのなかでも取り回しのしやすさと日常使いにおいて、コスパに優れるのが150ccクラスのカテゴリです。

　150ccクラスのスクーターは、125cc以下の原付2種と変わらない車格ながらもパワーはおよそ2割増しで、市街地走行においても不満はないでしょう。

　また、高速道路も走行できるので、いざというときありがたい存在です。

　そんな150ccクラスのスクーターのなかでも、スクーターの代表格として世界中から支持されているモデルがベスパ「GTSスーパー150」です。

「ローマの休日」や「探偵物語」など、数多くの映画やドラマに登場したベスパは、物語のテーマを印象付ける重要な役割を果たしました。

　GTSスーパー150は1955年に登場した「150GS」の後継モデルで、ベスパのなかでもスポーツモデルの位置づけになります。
　
　スポーツモデルとはいえ、ベスパならではのエレガントなフォルムは健在で、クラシカルな丸目ヘッドライトやダイナミックなリアボディはひとめでベスパとわかるデザインです。

　また、他のスクーターと違ってボディとパネルをスチールで覆ったモノコックボディを採用することで、高い剛性と直進安定性を実現しています。

　ただし、フルスチールのボディは重量増を招き、車両重量は140kgとライバルと比較しても10kgほど重くなっています。
　
　エンジンは昔の2スト混合ガソリン仕様とは異なり、155cc4ストローク水冷単気筒SOHC4バルブを搭載し、最高出力は15.6HP、最大トルクは15 Nmとピークパワーよりもトルクを重視したセッティングとなっています。

　また、見た目こそはクラシカルですが、灯火類はLED化され、ABSやトラクションコントロールを搭載するなど、中身も大幅な進化を遂げています。

　さらにシート下の収納スペースはもちろんのこと、フロント部の収納スペースにはUSB給電ポートを備えるなど、国産スクーター並みの便利な機能を数多く備えています。

欧州や日本で人気のヤマハ「MAX」シリーズ

　対して国産スクーターの代表としてピックアップしたヤマハ「NMAX155」は2017年に登場し、欧州や日本で人気モデル「MAXシリーズ」の特長でもある、スポーティさを前面に打ち出したデザインとなっています。

　エクステリアは、ヤマハスクーター共通のなだらかな曲面を多用したフェアリングカウルとシャープなテールランプが特徴です。

　また、精悍な顔立ちを魅せる2眼6灯LEDヘッドランプは、見た目のインパクトはもちろん、優れた視認性を発揮します。

　ボディは一般的なスクーター共通のスチール製のフレームに樹脂製のカウルで構成され、車両重量は131kgになっています。

　エンジンは155cc4ストローク水冷単気筒SOHC4バルブとベスパと同じ機構と排気量で、最高出力は15㎰、最大トルク14Nmと数値上ではベスパに劣りますが9kg軽量なこともあり、市街地走行では大差ないでしょう。

　さらにNMAXは次世代のBLUE COREエンジン＋可変バルブを搭載することによって、爽快な加速フィーリングとリニアなレスポンスを実現しています。

　ほかにも快適装備は、スマートキーや12VのDCジャックなど日常使用において便利な装備は一通り揃っています。

　収納スペースにおいてはベスパよりも広大で、シート下の収納スペースはヘルメットの収納も可能な約23Lで、ほかにも600mlのペットボトルホルダーが備わっています。

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　価格はGTSスーパー150が64万9000円で、NMAX155が42万3500円（どちらも税込み）となっています。

　コスパと快適性重視ならNMAX155、エレガントさと所有する喜びならGTSスーパー150というところでしょうか。

Comments

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フェイクプレス記事出来るよな
二人乗では全ての高速有料道不可ですよ
サイドカーのみ二人乗可