「ベンテイガ・スピード」用をベースとした6L W12気筒を搭載し2021年内にワールドプレミアか?
ベントレー初のプレステージSUV、「ベンテイガ」は2020年にアップデート版を発表したばかりだが、新設定が確実視されているロングホイールベース仕様の「ベンテイガEWB」(同社ではエクステンデッドホイールベースと呼称している)がニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
2030年までに全モデルをEV化! ベントレーが「ビヨンド100」戦略を発表
キャッチされたプロトタイプには、ボディサイドにベントレー創業100周年のマーケティングキャンペーンである「BEYOND(ビヨンド) 100」のロゴがラッピングされていた。これは同ブランドが、「持続可能なラグジュアリーモビリティの世界的リーダー」となることをテーマとした新しいビジネス戦略の名前だ。
アップデート版のベンテイガは、ビヨンド100プランの下で発売された最初のベントレー。それだけに、プロトタイプにこうしたラッピングがあっても不思議はない。だが、それよりも注目するべきはプロトタイプのリヤドアが明らかに長いこと。つまり、このプロトタイプはショーファードリブンを視野に入れたEWB仕様のベンテイガというわけだ。
このEWB版への搭載が予想されるパワーユニットは、「ベンテイガ・スピード」に用意される6L W12型ツインターボ。相応に増加しているであろう車重に対応するべく、最高出力は635psを発揮するという。今回、車内を撮影する機会には恵まれなかったが拡大した後席空間にはショーファードリブン仕様に相応しい快適装備が用意されていることも確実だ。かつての盟友、ロールス・ロイスの「カリナン」に対抗する存在となるベンテイガEWBのデビューは2021年内と予想されている。
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