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ソニー・ホンダ モビリティがEVの新ブランド「アフィーラ」を発表し、プロトタイプをお披露目。発売は2025年を予定

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ソニー・ホンダ モビリティがEVの新ブランド「アフィーラ」を発表し、プロトタイプをお披露目。発売は2025年を予定

ソニー・ホンダ モビリティは、米国ネバダ州ラスベガスおよびオンラインで現地時間2023年1月5日より開催される「CES 2023」にて、新ブランド「AFEELA(アフィーラ)」を発表し、新たなモビリティの提案として、プロトタイプを初披露した。

「人とモビリティの新たな関係を創る」というビジョンを表現したプロトタイプ
ソニー・ホンダ モビリティ(以下SHM)は、自動車メーカーであるホンダと、電機やエンターテインメント事業を手掛けるコングロマリットであるソニーの合弁会社で、2022年6月に設立された。「多様な知で革新を追求し、人を動かす。」を企業の目的として掲げ、人々の心を自由で、心地よく、胸高鳴る方向へと動かしていくことを目指す。

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その実現のために、創造性で未来を切り開く人々とともに、最先端の技術と感性を掛け合わせ、「モビリティ テック カンパニー」として、モビリティの革新を追求していくという。

今回、SHMが発表した新ブランド「アフィーラ(AFEELA)」とは、SHMが考えるモビリティ体験の中心に在る「FEEL(感じる)」を表した造語だ。人が、モビリティを「知性を持つ存在」として「感じる」こと、また、モビリティがセンシングとネットワークに代表されるIT技術を用いて、人と社会を「感じる」こと、というインタラクティブな関係性を表現している。

そして今回、プランド名とともにSHMの「人とモビリティの新たな関係を創る」というビジョンを表現したプロトタイプを初披露した。

そのデザインで目指したのは、新たなモビリティの価値基準の創出。クルマを構成する主な要素が動力性能やパフォーマンスから、ソフトウエア、ネットワーク、ユーザーエクスペリエンスに変わっていく転換点において、今までの車両デザインに求められた個性や造形のあり方を見つめ直すとともに、積み上げられてきた価値観を磨き上げることで、本質的な価値を浮き彫りにし、ピュアで強いデザインに昇華することを目指した。

2025年前半に先行受注開始、同年中に発売を予定
エクステリアでは、モビリティと人がインタラクティブなコミュニケーションをするため、知性を持ったモビリティがその意思を光で語りかける「メディアバー」をフロントに搭載。今後、さまざまなパートナー、クリエイターとともに、可能性を幅広く模索していく。

インテリアは、まるで繭(まゆ)に包まれたような、無垢でやさしいラウンド基調のデザイン。単に心地良いだけでなく、注意を逸らす装飾性を極力なくし、カラーリングもシンプルを徹底。人を中心とし、人が求める機能と体験の実現を目指している。

また、安心安全の実現に向け、今回のプロトタイプには車内外に計45個のカメラやセンサー等とともに、最大 800 TOPS(1秒あたり800兆回)の演算処理性能を持つECUを搭載している。さらに、リアルとバーチャルの世界を融合していくことで、移動空間をエンターテインメント空間、感動空間へと拡張する。その一例として、エピック ゲームスとモビリティにおける新しい価値観やコンセプトの検討を開始する。

SHMでは、このプロトタイプをベースに市販モデルの開発を進めていく。2025年前半に先行受注を開始し、同年中に発売を予定。デリバリーは2026年春に北米から開始する。(以前の発表では、日本では2026年後半からデリバリーを計画とアナウンスされていた)

現在のところ発表されているスペックは、下に紹介している外寸などのみ。パワートレーンなどに関しては未発表だが、AWDということは2モーターが考えられる。また、外寸もテスラ モデルSを少し小さくした程度と比較的大きく、北米市場を重視していることがうかがえる。まずは、市販モデルの発表を心待ちにしたい。

アフィーラ プロトタイプ 主要諸元
●全長:4895mm
●全幅:1900mm
●全高:1460mm
●ホイールベース:3000mm
●駆動方式:AWD
●サスペンション 前/後:ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
●タイヤサイズ:前245/40R21、後275/35R21
●乗車定員:5名

[ アルバム : アフィーラ プロトタイプ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

7件
  • これまでのEVの常識を超えるような性能がない限り、こんな古臭いセダンのデザインは売れないよ。
  • 社長の会見ではプレミアム価格を狙ってるとか・・
    一部のコアなマニア以外は選択しないだろうな。
    デザインもスッキリだけど価格以上の魅力を感じれない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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