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フォルクスワーゲンの最小コンパクトSUV「T-Cross」を日本に導入開始

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フォルクスワーゲンの最小コンパクトSUV「T-Cross」を日本に導入開始

2019年11月27日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(以下、VGJ)は、同社のSUVで最も小さな「T-Cross(ティークロス)」の日本導入を発表した。(タイトル写真はVGJのT.シェア社長と、発表会ゲストでモデルの三浦理志氏)

キャッチコピーは「T(てぃー)さい SUV」
SUVブームはもちろんフォルクスワーゲンも例外ではない。同社のクロスオーバーSUV「ティグアン」は日本でも好調な販売を続けており、2017年1月に現行型がデビュー以来すでに1万3000台以上を販売している。VGJでは、これからSUV攻勢を強める方針で、ティグアンに続く日本向けSUVの第2弾が、このT-クロスというわけだ。ヨーロッパでは2019年の前半に発表され、若者を中心に人気を集めている。

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サイズは小さくてもすべてに余裕があるT-クロスの特徴から、キャッチコピーは「Tさい SUV」。「小さい」ではなく「T(てぃー)さい」というのがユニークだ。

T-クロスはティグアン同様、フォルクスワーゲンの生産モジュール「MQB」によるシャシを採用している。3サイズは全長4115×全幅1760×全高1580mmと、日本の街中でも扱いやすいコンパクトサイズ。それでもホイールベースは2550mmあり、ラゲッジスペースはシートアレンジによるが385~455L、リアシートバックを全倒すれば1281L(いずれもVDA)という広さで実用性は高い。

エクステリアでは、LEDヘッドランプと一体化した大きなラジエターグリルやフォグランプを内蔵したバンパー、オーバーフェンダー風のモールやボディサイド下部のパネル、左右のLEDリアコンビランプをつなぐトリムパネルなど、個性的でSUVらしい力強さを感じさせるものだ。

インテリアでは、着座位置が高いので前方視界が良く視認性も高い。リアシートの座面は一体で前後に最大14cmスライドが可能。シートバックは60:40の分割可倒式なので、前述のようにラゲッジスペースは柔軟にアレンジできる。

日本仕様のパワーユニットは、1Lの3気筒TSIエンジン。ポロなどに搭載されるものと基本的には同じだが、最高出力は116ps、最大トルクは200Nmとポロよりもパワーアップしたものとなっている。組み合わされるミッションは7速DSG(DCT)。駆動方式はFFのみとなっている。

T-クロスは、ヨーロッパの自動車安全アセスメント「ユーロNCAP」で最高評価の5つ星を獲得している。日本仕様でもアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)やプリクラッシュブレーキシステム、駐車支援システムなどを標準装備している。また、VW純正インフォテイメントシステムやスマホのワイヤレス充電機能など、快適装備も充実している。

日本仕様は、まず導入を記念した特別仕様の「T-クロス TSI 1st(ファースト)」と、「T-クロス TSI 1st Plus(ファーストプラス)」の2グレードを設定。車両価格(税込)は、ファーストが299万9000円、ファーストプラスが335万9000円。パワートレーンは同じで、ハンドル位置は右のみ。デリバリーは2020年1月以降を予定している。

VGJでは、2020年半ばにはT-クロスとティグアンの中間に位置するSUV「T-Roc(T-ロック)」を日本に導入する予定だ。VGJのSUV攻勢に、しばらく目を離せないようだ。

フォルクスワーゲン T-クロス 1st Plus 主要諸元
●全長×全幅×全高:4115×1760×1580mm
●ホイールベース:2550mm
●重量:1270kg
●エンジン種類:直3 DOHCターボ
●排気量:999cc
●最高出力:85kW<116ps>/5000-5500rpm
●最大トルク:200Nm<20.4kgm>/2000-3500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:横置きFF
●WLTCモード燃費:16.9km/L
●タイヤサイズ:215/45R18
●税込価格:335万9000円

[ アルバム : フォルクスワーゲン T-クロス はオリジナルサイトでご覧ください ]

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