現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 大湯都史樹がフォーミュラ・ドリフト・ジャパン挑戦へ。初陣富士では「緊張に打ち勝てるかどうか」

ここから本文です

大湯都史樹がフォーミュラ・ドリフト・ジャパン挑戦へ。初陣富士では「緊張に打ち勝てるかどうか」

掲載 2
大湯都史樹がフォーミュラ・ドリフト・ジャパン挑戦へ。初陣富士では「緊張に打ち勝てるかどうか」

 全日本スーパーフォーミュラ選手権、そしてスーパーGT・GT500クラスに参戦する大湯都史樹が、2025年はフォーミュラ・ドリフト・ジャパン(FDJ)にも年間エントリーし、ドリフト競技へのデビューを飾ることになった。初戦は4月26~27日、富士スピードウェイでの一戦となる。

 3月22日、TEAM KAZAMA(風間オートサービス)はケン・グシ、シアム・ベンジャミンに加え、大湯の起用を発表。大湯はGR86のステアリングを握る。

2025年D1GPタイシリーズが開幕。チャンでの第1戦と第2戦は地元選手が表彰台独占

 ドリフトデビューを1週間後に控えたスーパーフォーミュラ第3・4戦もてぎの現場で、参戦までの経緯と初陣への展望を聞いた。


■単走の予選は「それなりにできる気がしている」

 フォーミュラ・ドリフトは2004年にアメリカで生まれ、日本には2014年に上陸したドリフト競技だ。以来パワフルなマシンとエキゾーストサウンド、ドライバーのテクニック、アメリカ式のフレンドリーなパドックの雰囲気などで人気を博してきた。

 土曜日に単走方式の予選、日曜日に上位車両によるタンデムバトル(2台追走)方式の決勝というスケジュールで争われるFDJ。単走では、審査員によって3つの項目が厳格に採点される。コースレイアウトに準じた車の走行軌跡『ライン』が35点満点、マシンの角度『アングル』が35点満点、そして、ドリフトの迫力『スタイル』が30点満点という内訳の100点満点だ。2回の走行機会のうち点数の高い方で予選順位が決定し、上位32名が日曜の追走トーナメントへと進出する。

「ずっとドリフトはやりたいと思っていて、実は去年も(FDJ)最終戦の岡山にスポットで出ないか……みたいな話がチラっとはありました」と大湯は明かす。

「ただ、『ドリフトができる』と言っても自分のクレスタで3~4カ月に1回くらいしかできていなかったし、何が良くて何がダメなのかもいまいち分かっていなかったので、『いきなり岡山に行くのは違うだろう』と。そこで、準備を整えて今年フル参戦しよう、という話になりました」

 FDJは今季、富士を皮切りに、鈴鹿ツインサーキット、“ドリフトの聖地”エビスサーキット、スポーツランドSUGO、グランスノー奥伊吹、岡山国際サーキットを転戦する。このうち岡山戦はスーパーフォーミュラと日程が重複しているため出場が叶わないが、それ以外のイベントには全戦出場予定だという。

「やるならなるべく多く出たかったし、難しいサーキットも出てくるので、そういうところは楽しみですね」と新たな挑戦に大湯は意欲を燃やしている。

 出場車両での実走行はまだ1~2回しかできていないという大湯だが、デビュー戦富士の目標はズバリ『予選通過』だ。

「単走(予選)で点数をちゃんと取るという部分については、とくに富士なら、それなりにできる気がしています」と自信を見せる大湯。例年100Rからアドバンコーナーにかけてコースが設定される富士は、比較的難易度が低いようだ。

「ただ、緊張はすると思うので、それに打ち勝てるかどうかですね。グリップ(走行)とは違って、(手足の)操作が多いので、それをきちんとできるのかという不安はありますが、まぁナリにはできると思います」

「追走を実車でまともにやったことが、まだないんですよ。だから、それを(決勝トーナメントで)やってみたいなと。いきなりぶっつけ本番で追走になってしまいますけど(笑)」

 4輪レースのトップドライバーによるFDJ参戦では、昨年の富士戦に「ドリフト歴4日」でデビューした大嶋和也が思い起こされるが、このときの大嶋は予選の2本がともに『0点』となり、決勝トーナメントに駒を進めることはできなかった。大湯の場合は比較的準備を重ねてのデビューとなるが、果たしてどこまで勝ち進むことができるだろうか。

 なお、2025年のFDJ年間エントリーリストには大嶋(TEAM KOD/GR86)も名を連ねており、予選を勝ち抜けば決勝トーナメントで両者が対戦する可能性も生じることになる。

https://twitter.com/Oyu_Toshiki0804/status/1903668959263818044

[オートスポーツweb 2025年04月19日]

文:AUTOSPORT web
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

新しい日産アルティマ登場へ──GQ新着カー
新しい日産アルティマ登場へ──GQ新着カー
GQ JAPAN
77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い
77周年を記念し、新旧ロータスがサーキットでお祝い
レスポンス
レッドバロン、外為法違反で警告 ロシアにバイク輸出 経産相の承認受けず
レッドバロン、外為法違反で警告 ロシアにバイク輸出 経産相の承認受けず
日刊自動車新聞
新型「“6速MT”コンパクトカー」公開に反響殺到! “軽”並みのサイズに「小さいエンジン&MTはイイ」の声も! “観音開き”ドアもあるフィアット「500ハイブリッド」伊国で登場が話題に
新型「“6速MT”コンパクトカー」公開に反響殺到! “軽”並みのサイズに「小さいエンジン&MTはイイ」の声も! “観音開き”ドアもあるフィアット「500ハイブリッド」伊国で登場が話題に
くるまのニュース
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストの初日はTOM’Sから参加の卜部和久がトップタイム
スーパーフォーミュラ・ライツ鈴鹿合同テストの初日はTOM’Sから参加の卜部和久がトップタイム
AUTOSPORT web
ミスヒットしても飛距離をキープできる秘密は? “スイングの常識”を塗り替えるPXGの新メタルウッド「ライトニング」シリーズは何がスゴい?
ミスヒットしても飛距離をキープできる秘密は? “スイングの常識”を塗り替えるPXGの新メタルウッド「ライトニング」シリーズは何がスゴい?
VAGUE
午後の眠気の正体とは? 昼食後の睡魔を追い払うコツを専門家に訊く
午後の眠気の正体とは? 昼食後の睡魔を追い払うコツを専門家に訊く
GQ JAPAN
ラジアル=表面パターンではなく、一番下の層を指すって知ってた!? バイクのタイヤの種類「ラジアルタイヤ」とは?
ラジアル=表面パターンではなく、一番下の層を指すって知ってた!? バイクのタイヤの種類「ラジアルタイヤ」とは?
バイクのニュース
一目惚れ注意! 今見ても異端で目を惹く“特別なドゥカティ”がオークションで落札 銀と赤のボディが魅力的な2002年式「MH900e」の現在の価値とは
一目惚れ注意! 今見ても異端で目を惹く“特別なドゥカティ”がオークションで落札 銀と赤のボディが魅力的な2002年式「MH900e」の現在の価値とは
VAGUE
トヨタ斬新「ちいさなクラウン!?」 全長4.2mボディに「豪華内装」採用! 「大排気量V6」エンジン搭載&専用装備もり沢山! 高級感マシマシな爆速ハッチバック「ブレイドマスター」って?
トヨタ斬新「ちいさなクラウン!?」 全長4.2mボディに「豪華内装」採用! 「大排気量V6」エンジン搭載&専用装備もり沢山! 高級感マシマシな爆速ハッチバック「ブレイドマスター」って?
くるまのニュース
三菱『トライトン』を手軽にUSスタイルに変身! IPFが専用「LEDグリルマーカー」発売
三菱『トライトン』を手軽にUSスタイルに変身! IPFが専用「LEDグリルマーカー」発売
レスポンス
5000個限定! TOYOTA AE86「頭文字D」キーチェーンがついに一般販売開始
5000個限定! TOYOTA AE86「頭文字D」キーチェーンがついに一般販売開始
ベストカーWeb
まるでカートのような原付3輪!? ホンダ「ロードフォックス」の悦楽的スイング機構とは!!
まるでカートのような原付3輪!? ホンダ「ロードフォックス」の悦楽的スイング機構とは!!
バイクのニュース
“静粛性×走り×環境”を追求 ブリヂストンからSUV向けプレミアムタイヤ「ALENZA LX200」が2026年2月登場
“静粛性×走り×環境”を追求 ブリヂストンからSUV向けプレミアムタイヤ「ALENZA LX200」が2026年2月登場
くるまのニュース
“新年らしくておめでたい!” シチズンのブランド横断コレクション「KIZASHI」は漆黒のダイヤルにゴールド煌めく限定モデル
“新年らしくておめでたい!” シチズンのブランド横断コレクション「KIZASHI」は漆黒のダイヤルにゴールド煌めく限定モデル
VAGUE
京商とMOONEYES、1970年代風フルサイズバンのR/Cカー共同開発…「マッドバン」2026年2月発売へ
京商とMOONEYES、1970年代風フルサイズバンのR/Cカー共同開発…「マッドバン」2026年2月発売へ
レスポンス
ヒョンデ、オートバックス28店舗に試乗車配備…ダイレクト販売とリアル店舗を融合
ヒョンデ、オートバックス28店舗に試乗車配備…ダイレクト販売とリアル店舗を融合
レスポンス
“非日常の世界”へと後押しする“全部載せ”アドベンチャーバイク! パニアケースも標準装備!! トライアンフ「タイガースポーツ800ツアー」の魅力とは
“非日常の世界”へと後押しする“全部載せ”アドベンチャーバイク! パニアケースも標準装備!! トライアンフ「タイガースポーツ800ツアー」の魅力とは
VAGUE

みんなのコメント

2件
  • やふーた
    結果が出るカテゴリに進むのは良いよね。
    いつまでも嚙ませ犬では
  • sak********
    SF・GTでは結果出しにくいみたいだしスピードよりエンターテインメントのほうが結果出るかも知れないね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村