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バイクにも発炎筒や三角板は必要なの!? 義務化されているのか

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バイクにも発炎筒や三角板は必要なの!? 義務化されているのか

もしものために気になる…バイクに発炎筒や三角板は必要?

 運転中の突然のトラブルで必要になるのが「発炎筒」と「三角板」です。運転免許を持っている人であれば、事故や故障などで使っている現場に遭遇したこともあるかもしれません。

【画像】発炎筒や三角板の使い方を画像で見る(10枚)

 クルマの場合は、発炎筒の常時装備が義務化されていることに加え、三角板の装備も推奨されています。では、バイクの場合はどうなのでしょうか。

 そもそも発炎筒とは、着火すると鮮やかな赤い炎があがるほか、緊急停止した際に強い光でアピールし、周囲に危険を知らせるための非常信号用具です。

 発炎筒の特徴として、1回の使用で5分以上燃焼しつづけることができる点が挙げられます。その視認性は、昼間の明るい時間帯で600m以上、夜間であれば2km以上離れていても確認できるほどの強い光を放ちます。

 発炎筒は、主に高速道路上でパンクやガス欠などで停車したときに使用します。その他にも、踏切内での脱輪や故障で動けなくなった場合や、カーブなどの見通し悪い場所で故障したときにも有効です。

 そして三角板は、主に高速道路でトラブルが発生してやむを得ず緊急停車した際に、バイクの後方に置いて、追突事故を防止する表示板をさします。

 三角停止板や三角表示板とも呼ばれており、視認性にすぐれ赤い反射素材が使われた三角形の停止表示器材です。

 三角板の規格には、道路交通法で定められた一定の条件を満たしている必要があります。まず、正立正三角形で反射部があり反射光の色は赤色でなければなりません。また、200m離れている場所からでも反射していることが確認でき、道路上で垂直に立つことが条件となっています。

 発炎筒と三角板は、緊急時のみ使用するものなので、ほとんどの人が使ったことがないかもしれません。

 そして三角板は、クルマを含めたすべての車両に積載の義務はありません。また、発炎筒は道路運送車両法でクルマのみ装備が義務づけられているため、設置されていないと車検を通すことができないといいます。

 つまり、バイクは発炎筒および三角板の装備は、義務化されていないということです。

 しかし、高速道路および自動車専用道路上で故障やパンクなどで停車するときは、三角板を表示する義務があります。また、クルマは道路上で緊急事態を発炎筒の光によって、周囲の車両に警告しなければなりません。このため、クルマのみ発炎筒の装備が義務づけされているのです。

 ただしバイクは、道路運送車両法の規定で対象外となっているため、発炎筒の使用も義務づけされていません。つまり、高速道路でやむを得ず停車した際は、三角板のみ表示すれば良いことになっています。

 義務化されていないとはいえ、高速道路を使ってのツーリングが多い人は、もしもの備えに準備しておくと良いかもしれません。そして、予期せぬトラブルにあったときに慌てないためにも、使い方を知っておくことが大切です。

発炎筒、三角板の使い方とは

 まず発炎筒の使い方は、ケースをひねり中の本体を取り出します。本体に付いている白いカバーに擦り薬が貼ってあるので、本体の火薬部分をマッチと同じ要領でこすり点火させます。

 高速道路では、バイクから50m以上後方に置くようにします。ただし、トンネル内では煙が充満するため使用してはいけません。また、ガソリンやオイルが漏れた場所では引火するおそれがあるので使用しないよう注意が必要です。

 発炎筒の使用期限は、JIS規格によって4年と定められています。ケース部分に有効期限が記載されているので、定期的にチェックするようにしましょう。

 また、三角板もバイクから50m以上後方に設置し、発炎筒があれば併用して二次災害を防ぐことが大切です。

 このように、トラブルによって高速道路上で停車するときは、三角板を表示しなければなりません。表示義務を怠ると「故障車両表示義務違反」にあたり、二輪車は違反点数1点と反則金6000円の罰則が科せられます。

 ちなみに、一般道路での表示義務はありません。三角板は、あくまで高速道路上での使用を想定した停止表示器材になります。

 このように、高速道路でツーリングを頻繁にする人は、三角板の準備をしておくことが推奨されています。しかし、バイクは積載スペースが限られているため、クルマ用の三角板では積み込むのは難しいかもしれません。

 しかし、最近ではコンパクトに折りたためるバイク用の三角板も発売されています。なお、購入を検討している人は、安全性の試験に合格した国家公安委員会認定品の「TSマーク」の付いたものを選ぶと良いでしょう。

 また、発炎筒の代替品として「LED非常信号灯」という保安基準を満たした商品もあります。赤色に点滅して約20時間の連続使用ができるだけでなく、煙がでないためトンネル内でも使えるほか、電池交換だけで半永久的に使用可能です。発炎筒の購入を検討している人は、候補に入れてみるのも良いかもしれません。

※ ※ ※

 バイクには、発炎筒と三角板の積載義務がありませんが、やむなく高速道路で停車する場合は三角板の表示義務が発生します。いつでもトラブルに対処できるように、バイクであっても発炎筒と三角板を準備しておくと良さそうです。

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みんなのコメント

7件
  • 名前未設定
    エーモンのパープルセーバーモトは、小さいバイク用の非常信号灯なので積んどくと安心
  • S.C.Fancy
    三角版や簡単な工具、書類などが入る程度のスリムなサイドケースをバイクメーカーで車種毎に用意して欲しいな。
    パニアケースメーカーのやつって大げさで、最低でも片側20L以上でデカすぎるんだよな。
    一方で標準だとバイクの積載性はほぼゼロ。特にSSは書類すらままならない。
    ちょっと極端すぎだと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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