この記事をまとめると
■海外では見かけない日本ならではのクルマや交通事情がある
「ドアがあっても座席がない」「ぶつける前提のボディ」日本人の発想が追いつかない輸入車「珍装備」5つ
■多くの外国人は小さなクルマ=軽自動車の多さに驚く
■そのほかキレイなクルマや充実のサービスエリアや整然と並べられた駐車にも驚く
こんな小さなクルマが大量に走っているのは日本だけ?
コロナ禍の第8波に収束の兆しが見え、ついに日本でもマスク着用が個人の判断に任されるようになった。すると、東京を中心に、街中では海外からの観光客やビジネス関係の人たちの姿が徐々に戻ってきた。そんな海外から日本に来る人たちは、日本のクルマや交通の状況を見てどんなところに興味を持ったり驚いたりするのか?
筆者の私見により、今回は4つの例を挙げてみたい。
ひとつ目は、「こんなにマイクロカーがたくさんいるとは、ビックリ」という声だ。
マイクロカーとは、軽自動車のことである。東京での軽自動車普及率は、地方都市に比べるとかなり低いが、それでも商用車を含めて軽自動車の姿は都会でもそこそこ目立つ。さらに、日光、鎌倉、富士山など東京周辺の観光地に向かう道や、そうした地方部では「N-BOX」やら「ワゴンR」やら軽自動車が大量に走っている。
海外では、欧州にマイクロカーの文化があるが、それでも日本の軽自動車ように国内需要が4割という規模感とは圧倒的に差がある。
ふたつ目は、「なんでクルマはみんな、こんなに綺麗なんだ」という声である。
つまり、洗車をしているとうこと。もちろん、海外でも洗車機が郊外のガソリンスタンドに完備されていることは少なくない。しかし、日本人が自分のクルマの洗車する頻度は確かに多い印象がある。逆に言えば、日本人は海外にいくと「なんでもっとクルマを綺麗にしないのか?」と驚くことが多いかもしれない。
洗車だけではなく、ボディの細かな傷についても気にする人は海外に比べて日本では圧倒的に多い印象がある。だから、ガソリンスタンドやカー用品店でボディの簡単修理ビジネスが成り立つのだろう。
充実したサービスエリアや前向き駐車は日本のお国柄?
3つ目は、高速道路のサービスエリアのサービスが充実している点だ。
最近のサービスエリアは、まるでショッピングモールのようになっているケースもある。
海外の人が驚くのは、飲食物の種類の多さだ。欧米にもサービスエリアやパーキングエリアに飲食施設はあるが、日本のそれは桁違いの品数と高いクオリティである。
4つ目は、バック駐車の文化が挙げられる。
コンビニでもしっかりバックで駐車する人が多い。海外では、クルマを頭から駐車するケースが少なくない。だからEVやプラグインハイブリッド車の充電口が車両前方に設けれられることが多い。
最近は高齢ドライバーがアクセルとブレーキの踏み間違いで店舗などに飛び込む事故が目立つが、これはバック駐車ではなくクルマを頭から駐車しているために、結果として起こる事故だ。
そんな高齢ドライバーの逆走や暴走による事故をテレビやネットのニュースで頻繁に見ることも、海外から日本に来た人にとっては驚きの要因のひとつだろう。
ところかわれば、クルマや交通の事情は変わるのだ。
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みんなのコメント
道幅も駐車場スペースも家の駐車スペースも普通車ギリギリ
気を抜いたらドアパンチ
そりゃ毎日の足なら軽自動車選ぶわな