ロードスターは性能や品質外観などを正常進化させてきた
世界の自動車メーカーは、より高性能に、より上質に、そしてより安全にという方向へ新車開発を行っている。マツダも同様だが、そのなかにロードスターがあることは、マツダにとって重要なことである。同時にまた、それは消費者にとっても有益なことではないだろうか。
国産メーカーのなかで圧倒的高評価! マツダ車がカッコいいデザインを手に入れられたワケ
たとえば、トヨタ・カローラがいよいよ3ナンバー車となったことで、その性能や品質、また外観の造形など大きく進化した。一方で、50年以上前に大衆車として誕生したことによる、より多くの人の移動を支えるクルマという位置づけは曖昧になった。日本国内には、1960年代に整備が進められた古い道路環境がまだ残されているからだ。
それに対し、軽自動車があればいいではないかとの意見もあるだろう。ただ、これまでカローラを愛用してきた人が軽自動車に割り切れるかどうか、割り切れる人もあれば、できない人もあるだろう。
話がだいぶそれたが、ロードスターが偉大であるかどうかは、現行の4代目を見ると明らかだ。ロードスターも、初代以降、性能や品質、また外観などを正常進化させることで進んできたが、4代目では原点回帰として軽さにこだわり、純粋な運転の楽しさや喜びの追求を目指した。
マツダのクルマづくりにも大きく貢献する存在に
その結果、外観は初代に比べ若干大きくなったとはいえ、造形によって小型軽量に見せる手法が採り入れられ、軽量化については愚直に技術を積み重ね、エンジンも馬力を追うのではなく車両との調和のなかで軽快に運転を楽しめる範囲に収めた。
初代の志を大切に開発された4代目ロードスターは、初代の所有者からも共感を得て、初代と4代目の両方を所有する例もみられる。
このことは、マツダが将来へ向かってどのような新車を開発すべきか、独自性や個性を再認識するうえで貴重な体験になっただろう。ロードスターの事例は、ほかの車種にも当てはまることになる。たとえばGベクタリングコントロールプラスや、脊柱のS字カーブを維持できる座席、人間のバランス保持能力を最大に発揮させるヴィークルアーキテクチャーなど、人がより自然に、そして快適に運転できる技術を構築し、運転感覚や乗車感覚としてマツダの独自性を生み出している。
人を中心とした、運転者だけでなく同乗者も快適なクルマ作りの根幹にあるのがロードスターだろう。速さを極める車種はあっても、ロードスターのような基本に忠実で、根本を見つめなおさせる車種を持たない自動車メーカーに比べ、そこがマツダの強みになっていると思う。
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