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過去最高65台がエントリー!パルサー全国ミーティングに潜入

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過去最高65台がエントリー!パルサー全国ミーティングに潜入

運営元:旧車王
著者 :お杉

相模原の大自然をクラシックカーで巡る「2nd. Route di SAGAMIHARA」

行動制限が緩和されたゴールデンウィーク。

観光地は数年ぶりに多くの人で賑わっていた。

イベントも例外ではなく、各地で多くのイベントが開催された。

今回紹介する「パルサー全国ミーティング」も、日本各地はもちろん、海外からもフリークが参加して賑わうこととなった。

パルサーを愛車とする筆者も、参加させていただいたその模様をレポートしたいと思う。

■パルサーってどんなクルマ?まずパルサーについて解説。

パルサーの歴史は長い。

日産自動車が1978年から2000年まで、5代にわたって発売を行っていた。

当時のメーカーラインナップのなかでは、スタンダードなモデルである。

ボディタイプは世代ごとに違う点はあるが、大まかに3ドアハッチバック・4ドアセダン・5ドアハッチバックが用意されていた。

まだ、海外ではパルサーの名は残っているが、海外専売車となっている。

■ワンオーナーにレアな個体も!個性ある参加車たちパルサーには派生車も存在していた。

その名は、パルサーEXA(エクサ)というモデルである。

パルサーEXAということだけでも十分にレアなのだが、そのなかでも極めてレアなコンバーチブルが、今回初参加されていた!

1985年に特別仕様車として、100台限りで発売された。

台数から、当時でも大変希少なモデルであることは間違いない。

そんな希少車が、38年の時を経て、ここまでキレイな状態で残っていたことには驚きである。


 
近年、若い世代の方々が、旧車オーナーになられることが多い。

今回のイベントでも、多くの若いオーナーが参加されていた。

しかし、まだまだ現役!

新車時から乗り続けていらっしゃる、オーナーの方も。

それが、このN14型パルサーGTI-Rだ。

最近、パルサーを長期で修理することになり、必要に迫られ別のクルマを入手されたそうだ。

それまでは、このパルサーとともに過ごしてきたとのこと。

オーナーは「長い年月をともにして、味が出てきているでしょ」と笑いながらおっしゃっていた。

たしかに、映画で観るヨーロッパの街並みに溶け込んだ、コンパクトカーにも見えてきた。

■筆者の琴線に触れたイチオシパルサーたち会場で、個人的に筆者が気になったパルサーを紹介したいと思う(筆者のマニアック目線なのはご勘弁を!)。

N14型GTI-Rは、イメージカラーがブラックなのもあり、目にする多くはブラックだと思う。

このイベントでも、半数以上のボディカラーはブラックである。

紹介するのは、GTI-Rのなかでも“超”が付く程のレアカラー「グレイッシュグリーンメタリック」である。

このボディカラーが設定されていたのは、モデルライフ中盤の僅かな期間だけだったのだ。

そのため、長年のGTI-Rオーナーやフリークでも、設定があったことを知らない人が多数であった。

ただ、GTI-R以外のグレードでは長期間設定されており、それなりの人気カラーであった。

どの車種でも、ボディカラー遍歴としてよくあるのは、デビュー時に多くの色を設定。
マイナーチェンジで、不人気色を廃止もしくは差し替えである。

筆者の予想としては、他グレードでそれなりの人気カラーだったことから、試しに設定して様子を見ていたのかもしれない。

結果としてはGTI-Rで選択するオーナーが少なく、廃止になったのではないかと予想する。

次に紹介するのは、N15型VZ-Rのディーラーオプションマシマシ仕様だ。

実は何度か、出先でお見かけしたことがあった。

まるで、ディーラーオプションカタログから飛び出してきたような姿に、驚いたのだった。

今回、参加されていたので、間近で拝見することができた。

大きな珍しいものでは、ストライプ(デカール)とウィンドウスクリーンである、

N15型でサイドストライプを装着しているのは、グレード問わずなかなかお目にかかれない。

まだプライバシーガラスの設定や装着率が低い時代、リアサイド・バックゲートに車名入りのスクリーンが設定されていた。

■海外から参加のパルサーフリークも!今回、日本各地からパルサーオーナーたちが集まった。

それだけでもすごいことなのだが、なんとニュージーランドから、このイベントのために来日された方が居られたのだ!

今回の開催地は、人気の観光地にて駐車場の1区画を貸し切りにして行われている。

筆者は最初、開催地へ観光に来た方が、ついでに見学しているのだと思っていた。

しかし、事務局から閉会時に紹介があり、このイベントを目的としてお越しになられていることを知ったのだ。

次の項で紹介するじゃんけん大会の際、非常にレアな海外仕様のテールレンズとフロントグリルがエントリーしていた。

そのアイテムたちは、ニュージーランドからのお土産として持参されたとのことだった!

国籍や文化は違っても、同じクルマが好きなマニアの心は同じなのだ!と、このお土産のセンスから、強く感じてしまった(笑)。

■過去最長! 2時間にも及んだ白熱のじゃんけん大会このミーティングの目玉イベントとして、各自景品を持ち寄って行うじゃんけん大会がある。

事前に事務局から、景品持参のお願いがアナウンスされている。

嬉しいことに、年々景品としてのアイテムが増加しているとのこと。

その理由としては、自動車部品に限らず、各地から集まった方々が地元のお土産など、バラエティに富んだアイテムを持参されている。

また、持ち込まれた部品については、出品者にとって不要になったものだとしても、同一車種オーナーからすれば「お宝」が多い。

多くの仲間が集まるこのイベントで、再び使ってもらいたいと持ち寄っているのだ。

また、じゃんけんという平等な方法で、部品の行き先が決まるのも気持ちがよいものだ。

■総括:今後の記録更新に期待!今回の参加台数だが、事務局によると過去最高台数の65台とのことだった。

参加されたモデルは、2代目・4代目・5代目が集まった。

最終モデルの生産が終了して23年経っているが、参加台数は増え続けている。

それは、年々台数は減っていても、好きな人が増えているのだと考えられる。

趣味の対象として選ばれる時期になってきたのだろう。

過去のイベントでは、初代・3代目が参加された回もあった。

今後は、歴代モデルのコンプリートをぜひ、実現してもらいたいと願ってやまない。

[ライター・撮影/お杉]

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