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最強レジャー車の軽SUV「タフト」はホンダ「N-VAN」も圧倒!? 最新軽の実力とは

掲載 更新 11
最強レジャー車の軽SUV「タフト」はホンダ「N-VAN」も圧倒!? 最新軽の実力とは

■新型「タフト」は今流行りのSUVスタイルで登場

 ダイハツが2020年6月に発売予定の新型「タフト」は、軽快に荷物を沢山運べる「バックパック スタイル」というコンセプトを掲げ、レジャーシーンで役立つ荷室の使い勝手の良さが重視されているといいます。

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 一方、ホンダの軽自動車ラインナップには、同じく荷室の使い勝手を追求した「N-VAN」が存在。どちらの方がレジャーでより便利に使えるクルマなのか、両車を比較していきます。

 新型タフトは、2020年1月の東京オートサロン2020で市販予定のコンセプトカーとして登場。約半年前から発売を予告している点から、ダイハツが新型タフトにかける意気込みが感じられます、その後、同年4月1日には先行予約が開始されました。

 一方、N-VANは軽バンの新基準となることを目指して開発され、2018年7月に発売された軽商用車です。

 4ナンバー登録となるものの、メッキ加飾が施されたフロントグリルや豊富なボディカラー展開など乗用車的な使いやすさも考慮された「+STYLE」というグレードも設定されるなど、軽商用車の新たな使い方が提示されています。

 5ナンバー登録の新型タフトと、4ナンバー登録のN-VANという違いはあるものの、荷室を重視した軽自動車という共通点を持つ両車。それぞれの特徴と違いを比較していきます。

 新型タフトのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmです。一方、N-VANは全長3395mm×全幅1475mm×全高1850-1960mmで、高い車高が特徴となっています。

 外観を見ると、軽クロスオーバーと謳われている新型タフトは、SUVテイストを感じさせるデザインが特徴です。存在感あるフェンダー部のデザインや大径タイヤの採用などによって、ボディサイズ以上の存在感を感じさせるものになっています。

 一方N-VANは、見ただけで広い室内を予感させる車高の高さと、後席両側スライドドアが特徴です。助手席側には、前後ドアの間の柱がないセンターピラーレス構造を採用し、「ダブルビッグ大開口」を実現しています。

 また、前述の「+STYLE」では、黄色やピンク、パープルなどのビビッドなカラーが選択できるほか、乗用車のような質感高いデザインを実現。「+STYLE」には2種類あり、「+STYLE FUN」では、丸目のヘッドライトや2トーンのホイールキャップで親しみやすさを演出。

 一方、「+STYLE COOL」では大型メッキフロントグリルやテールゲートスポイラーによってスポーティな雰囲気となっています。

■フラットな荷室が特徴の両車 違いはどこにある?

 次に、新型タフトとN-VANの内装や荷室を比較します。

 新型タフトの内装で注目される点は、前席スペースと後席スペースでコンセプトが異なっている点です。内装ドアパネルの色が前席側は暗め、後席側+荷室は明るめ異なっていることも、違いを感じさせます。

 ダイハツによると、前席は「クルースペース」といい、開放感あるデザインと使いやすい収納が特徴となっています。

 なかでも、室内の開放感に関わる装備として、大型のガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備。スーパーUV&IRカット機能や開閉可能なシェードも備わるなど機能面も充実しています。

 一方、後席と荷室は「フレキシブルスペース」と名付けられ、もちろん大人ふたりが乗車することもできるものの、リアシートを前に倒したときに生まれる大空間が特徴となっていいて、倒した後席の背もたれと荷室部分に段差はなく、大きな荷物も積載可能です。

 また、シートバックには汚れにくい加工が施されており、汚れのある荷物も積みやすい仕様で、荷室部分のフレキシブルボードを活用することで、背の高い荷物を積みやすくすることもできます。

 一方、N-VANは商用車であることから、より積載性へ配慮されています。後席だけでなく助手席にもダイブダウン機構を採用することで、後席と助手席を倒すと運転席以外すべてフルフラットな空間が出現。ただし、この機構を採用したことで運転席以外のシートの乗り心地が犠牲となっており、ある種商用車らしい割り切りがなされているといえます。

 また、車内には28個のユーティリティーナットと8個のフックを装備。DIYによって自分の理想の荷室を作ることができる仕様となっています。

※ ※ ※

 新型タフトとN-VANにはそれぞれ660cc自然吸気/ターボエンジンの2種類が用意され、駆動方式も2WD/4WDがそれぞれあります。

 ただし、新型タフトのトランスミッションがCVTのみなのに対し、N-VANにはCVTに加えて6速MTも設定される点が異なります。

 レジャーシーンで大活躍しそうな装備と内装・荷室を持つという点で共通する両車ですが、ふたり乗車も快適でかつガラスルーフの開放感が楽しい新型タフトと、ひとり乗車がメインとなるものの高い積載性がウリのN-VANという点で、違いがあるといえそうです。

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