車種別・最新情報 [2022.09.23 UP]
1BOX型ミニバンの大定番!トヨタ ノア/ヴォクシーの魅力とは?
多ジャンルの人気車をセレクトし、決め手のポイントをズバリ解説!
その車がもたらす価値に要注目だ。
●文:川島茂夫
TOYOTA ノア/ヴォクシー
ミニバン 2ℓ・FF/4WD 1.8ℓハイブリッド・FF/4WD
走りも装備も刷新! 使い勝手への配慮も抜かりなし!
●価格:267万~389万円/309万~396万円
●発表年月(最新改良):'22年1月(未実施)
■主要諸元(S-G[8名乗り]・FF) ●全長×全幅×全高(mm):4695×1730×1895 ●ホイールベース(mm):2850 ●最低地上高(mm):140 ●車両重量(kg):1600 ●パワーユニット:1986cc直列4気筒DOHC(170PS/20.6kg・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:15.0km/ℓ ●タイヤ:205/60R16
トヨタの最先端機能を
実用ミニバンに上乗せ
街中でも不便のないサイズに多用途性に優れたキャビン機能を備えた2ℓ級1BOX型ミニバンの定番モデル。とくに現行車は手頃な価格での格納式サイドステップの提供やテールゲートの使い勝手向上など、生活感覚の利便性を配慮した設計が特徴だ。
また、新設計のプラットフォームやハイブリッドシステムの採用、新開発のE-Four、内燃機車のパワートレーンなど多くの走行ハードを更新。さらにリモコン式の駐車支援システムなど安全&運転支援装備面でもトヨタ車の最新機能を用意。最新技術大盤振る舞いだが、すべて揃えると上級ミニバンにも匹敵する価格になり、従来モデルに比べると価格レンジが上側に拡大している。
ただし、前述した通り実用ミニバンとしてのコスパは基本開発コンセプトでもあり、パワートレーンや装備揃えでの価格は大きな変化はない。内燃機車も含めて向上した動力性能と燃費やセーフティセンスの機能などを考慮するなら従来以上に買い得と言ってもいい。
先進的性能や機能を求めても、ファミリーユース向けに実用面のコスパを求めても、しっかりと応えられるグレード設定や装備展開もユーザーメリットである。
●ノア(エアロ系):1BOX型ミニバンゆえ、当然箱型のフォルムとなる。個性の表現は主にフェイスデザインが担うことになるが、ノア/ヴォクシーともにグリルを最大限に強調したデザインとなっている。また、サイドビューでは後端を跳ね上げたウインドウラインが特徴的だ。
●ノア(標準系):X/G系のグレードは、より大人しく、優しい印象のデザインだ。
●ヴォクシー:ノアとは異なる意匠でユーザーの幅広い嗜好に応える。グレード展開も一部異なる。
中央のディスプレイオーディオ(DA)が目を引く、先進感のある現代的なデザインだ。DAは標準が8インチ、OPで10.8インチ(写真)を用意。2列目シートはグレード別設定で、キャプテン/ベンチ仕様が同価格で選べる。
1.8ℓハイブリッド。エンジン本体は既存エンジンの改良版だが、ハイブリッドシステムはハード/ソフトともに最新仕様となっている。
先進安全運転支援装備であるトヨタセーフティセンスは、性能も制御もライバルを突きはなす最新仕様。一定条件下での渋滞時ハンズオフ機能も用意されている。
3列目シートの格納は、持ち上げなくとも跳ね上がる楽ちん設計。シートの張り出しが抑えられているため、空間を有効活用できる。
【ココが決め手】実用コスパ重視派にも先進機能派にも対応
先進運転支援機能やハイブリッド車の性能に目を奪われがちだが、同車の実力とコスパへのこだわりが最も感じられるのが内燃機車。現行車から高熱効率の新世代エンジンを導入。実用走行での動力性能改善だけでなく、燃費も2ℓ級ミニバンでは最良。ベーシックグレードでもACCやLKAを標準装備し、リモコン駐車はハイブリッド専用になるが、先進駐車支援の選択も可能。高価な上級仕様を選ばなくても利便装備や先進装備を選べる。必要とする機能の優先順位と予算に応じて選びやすいのも実用性の要点である。
新設計の車体や装備類の恩恵はパワートレーンを問わず享受できる。
≪オススメグレード≫ ハイブリッドG
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