カーナビ連携モデル
ミラー越しに、迫ってくる自動車。自分のクルマの背後に急接近してくる不審車両。万一のトラブルに備えるために、ドライブレコーダーの需要が高まっている。
「あおり運転」の報道が続いている近年は、クルマの前方・後方を同時に録画する2カメラ・タイプのドライブレコーダーが注目株だ。
ドライバーの不安の声を受けて、家電大手のパナソニックから2カメラ式ドライブレコーダーが発売されることになった。同社のカーナビゲーション「ストラーダ」の画面にカメラの映像を映すことができるナビ連携タイプである。
「CA-DR03TD」は、視界を邪魔しない2台の小型カメラを採用したのが特徴。クルマの前後を同時に録画するほか、走行中にカーナビ画面で後方映像を確認できる「ワンタッチ後方ビュー」機能を搭載。バック時にリバース操作に連動して後方の目視補助を行う「リバース後方ビュー」機能も装備する。
新型プリウスでは、こう見える
カメラは業界最高水準のF値1.2という明るいレンズを採用した。画像補正技術HDR(ハイダイナミックレンジ)機能も搭載するので、夜間走行、地下駐車場などの暗いシーンもしっかり録画。高精細なフルHD録画に対応しているのも頼もしい。
パナソニックのカーナビ「ストラーダ」専用のナビ連携タイプとして登場した本製品。昨日発表された10インチ大画面カーナビ「CN-F1X10BD」「CN-F1X10D」、9インチの「CN-F1D9D」、7インチの「CN-RX06WD」「CN-RX06D」「CN-RA06WD」「CN-RA06D」「CN-RE06WD」「CN-RE06D」と連携することで、ドラレコの操作や録画映像の再生がナビの画面上で行えるのだ。
走行中やバック時にカーナビ画面に後方映像を表示することも可能となっている(一部商品にはオプションケーブルが必要)。
駐車中も録画
駐車中のトラブルについては、エンジン停止後も振動を検知して録画する「駐車録画」モードを搭載した。
ドライブレコーダー「CA-DR03TD」のカメラサイズは、フロント/リアともに幅×高さ×奥行きが、36mm×63mm×42mmと小さい。本体の大きさは同70mm×22mm×100mmとなっている。
2カメラ式ドライブレコーダー「CA-DR03TD」の販売開始は11月上旬。1カメラ式のナビ連携タイプ「CA-DR03D」と同時発売される。
税抜きの想定市場価格は「CA-DR03TD」が4万円前後。「CA-DR03D」が2万5000円前後となっている。
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