■2つのスタイリングコーディネートを提案
ホンダの関連会社であるホンダアクセスは2024年9月12日、マイナーチェンジを実施した新型「シビック」用純正アクセサリーを発売しました。
今回新設定された6速MTのスポーティモデル「シビック RS」にもマッチするウイングタイプのテールゲートスポイラーなど新たなアイテムも追加されています。
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シビックは、世界に先駆け公害対策を施した「CVCC」エンジンを搭載して1972年に登場。
デビュー直後から世界的な支持を集め、2022年には世界累計販売2700万台を達成するなど、ホンダを代表するグローバルモデルとなっています。
現行型は、2021年に登場した11代目。低重心・水平基調でシンプルかつ上質な内外装に加え、先進運転支援機能「Honda SENSING(ホンダセンシング)」、新世代コネクティッド機能「Honda CONNECT(ホンダコネクト)」を採用するなど、多くの面で進化を遂げたモデルです。
1.5リッター直列4気筒VTECターボエンジンに加え、2リッターエンジンと組み合わせたスポーティな2モーターハイブリッド「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を新採用。このほか2リッターターボエンジン搭載の高性能モデル「タイプR」もラインナップします。
日本仕様は5ドアハッチバックのみの設定ですが、グローバルでは4ドアセダンも用意しています。
生産は世界の8工場でおこなわれ、130を超える国と地域で販売。年間の販売台数は45万台(2023年)に達するといいます。
今回実施されたマイナーチェンジでは、グレード体系の見直しやフロントデザインの変更のほか、新たにスポーツグレード「RS(アールエス)」を追加しました。
ホンダアクセスでは新型登場にあわせ、あらたな純正アクセサリーをラインナップしました。
なかでも、フロントフェイスに新たな表情を追加する「フロントバンパーガーニッシュ」や「フロントグリルガーニッシュ」、「ロアーグリルガーニッシュ」を新設定。
グロスブラックコーディネートでアグレッシブなイメージを強調する「SPORTS LINE(スポーツライン)」と、ボディーカラーコーディネートで上質さを表現する「TOURING LINE(ツーリングライン)」の2つのスタイリングコーディネートを用意して、ユーザーの価値観にマッチする提案を図ります。
■タイプの異なる2つの「テールゲートスポイラー」を用意
またクーペ風のノッチバックスタイルを強調する「テールゲートスポイラー」は、「ウイングタイプ」と「ダックテールタイプ」の2種類を新たにラインナップしました。
なかでもウイングタイプは、開発アドバイザーにレーシングドライバーの土屋圭市氏を迎え、ホンダアクセスのエアロダイナミクス開発のキーワードである「実行空力」技術を取り入れ開発されました。
実行空力とは、日常の速度域でも体感できる空力効果を指すものです。
ホンダアクセスでは、開発者などのコメントを公式ウェブサイトで公開し、そのこだわりを紹介しています。
開発者はウイングタイプのテールゲートスポイラーについて、「テストコースを80キロとか100キロで走る部分も見てますが、制限速度20キロとか30キロでもしっかり性能をみています」と説明します。
シビックに最適な主翼や翼端板の形状を追求し、主翼下面にシェブロン(鋸刃形状)の実効空力デバイスを搭載したことで、迫力のスタイリングに加えて安心感と上質なコーナリング性も追求しました。
土屋氏は開発時に「どういうユーザーを想像してこの商品をつくっているんだ」「そのユーザーを目指すならこういう乗り味がいいんじゃない」などとアドバイスしたといいます。
その後、完成品のウイングタイプ装着モデルを試乗した際には「うしろがすごく安定している。本当に楽だ」とコメント。
ホンダアクセスの開発者は「スポーツモデルのタイプRよりもダウンフォースをかけている方向で違いを出した」と話します。
いっぽうダックテールタイプは、もともとヨーロッパ市場向けのシビックに純正採用されていたもので、今回新たに国内導入されました。
ホンダアクセスヨーロッパでデザインされ、アウトバーンなど速度域の高い欧州での使用条件を見定めながら日本の研究所で磨き上げた空力性能を持ちます。
※ ※ ※
ホンダアクセスではさらに、クリアとイエローの2タイプのLEDフォグライトを設定するほか、ブラッククロームの前後Hマークと車名エンブレムのセットとなる「ブラックエンブレム」にe:HEVエンブレムを追加設定します。
このほか、インテリアのイルミネーションアイテムをはじめとする従来からの純正アクセサリーも用意します。
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3年乗っても75%程残りそうだけど。