■レクサスが考える“小さな高級車”とはどういうクルマなのか
レクサスは2023年11月9日、新型「LBX」国内仕様を12月下旬から発売開始すると発表しました。高級車の概念を変えるサイズのヒエラルキーを超えた「次世代レクサスモデル」だと同社では説明します。
従来の価値観によるクラス(上下の階級)にとらわれない、いわば“小さな高級車”とも呼べる新型LBXについて、SNSなどではデビュー早々に多くの声が寄せられています。
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新型LBXは、全長4190mm×全幅1825mm×全高1545mmのコンパクトなボディを持つSUVモデルです。
パワートレインには、1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。高い電池出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載し、電動化技術はさらに磨き上げられました。
駆動方式はFF(前輪駆動)とE-Four(四輪駆動)が用意されます。
プラットフォームは、コンパクトカークラスのTNGA「GA-B」を採用していますが、レクサスならではの乗り味「Lexus Driving Signature」に基づいた大幅な改良を施し、高い操縦性と快適性を追求したといいます。
SNSでは、まったく新しい概念をもとに開発されたという“小さな高級車”の新型LBXに対し、早くも多くの意見が集まっています。
もっとも注目されていたのは、460万円からスタートする販売価格です。
新型LBXでは従来のグレード展開とは異なる5つの世界観に基づいたラインナップを用意。
このうち3タイプが今回投入予定となっており、高級車ではあまり選ばれることがない低価格なベーシックなグレードは、最初から用意されていません。
そうしたことから「思ったよりも安い」「(従来のレクサス車とは異なるグレード展開導入のため)グレード選びが悩ましい」など、早くも具体的に購入検討に入ったとするコメントがありました。
一方で「コミコミ500万円かあ」「(コンパクトSUVの)レクサスUXよりも高いのか」など、価格設定に驚く人も多くみられますが「プレミアム系輸入車の同クラスもまあまあ高い」という意見もあり、レクサスだけが特別視されてしまうのは国産メーカーの宿命といえるかもしれません。
なかには“小さな高級車”というワードに対し「ずいぶんシンプルなデザイン」「かつてのスピンドルグリルからおとなしくなった」など、メッキパーツなどが多用された旧来の高級車らしい風情とは異なることからか、少なからず違和感を覚える声も一部にはあるようです。
レクサスは新型LBXの開発にあたり「クルマの素性を徹底的に鍛え上げ、ドライバーとクルマが一体となりいつまでも運転していたくなる走りの実現」をテーマのひとつに掲げています。
またデザインについても同様で「機能的本質や動的性能に根差したプロポーションと上質で存在感のあるデザイン」だとしています。
つまり新型LBXに試乗し、実際に上質な走りを体感してみることで、レクサスが目指すクラスレスな高級車としての狙いが伝わると示唆しているとも解釈できます。
こうした目論見がユーザーからどう受け止められていくのか、今後の販売推移にも注目したいところです。
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みんなのコメント
19年前にIS購入した時は車両なら430万円だったのになぁ
オプション付けても530万ぐらいだったと思う
こりゃ若者が車買えない訳だよ