2022年9月1日、ホンダは新型シビック「タイプR」を発表、9月2日から発売を開始する。モノグレードで、車両価格(税込)は499万7300円。
2LのVTEC ターボは330ps/420Nmにパワーアップ
11代目となる現行型シビックのタイプRは、プロトタイプが東京オートサロン2022で公開され、4月には鈴鹿サーキットで最速ラップタイムを更新し、7月には内外装やダイナミクス性能の進化点などが公開されていたが、ようやく正式発表となった。
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エクステリアは、ロー & ワイドを強調し、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインを目指した。冷却性能向上のためグリル開口部を大きくし、サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどで空力性能を追求。それでいながら、リアフェンダーをボディと一体化して、流れるような美しいデザインに仕上げられている。
インテリアは、クルマに乗り込むときの高揚感と運転時の集中できる空間を、赤と黒を用いてハイコントラストに表現している。ホールド性の高いシートとフロアカーペットには赤色を採用して、気持ちの高ぶりを演出。また、サーキットでの限界走行時においても運転に集中できるように、直感認知性を向上させたノイズレスな視界を追求し、反射を抑えた偏光ガンメタリック塗装を採用するなど、ブラック基調のインパネを採用している。
パワーユニットは、先代タイプRの2L VTECターボエンジンの骨格はそのままに、ターボチャージャーの刷新などにより、最高出力は10psアップの330ps、最大トルクは20Nmアップの420Nmを発生する。
圧倒的なパフォーマンスとドライビングプレジャーを目指す
フロントグリル開口面積を大きくして冷却性能を向上させ、ミシュランと専用開発したタイヤは265サイズまで幅を広げ、ホイールにはリバースリム構造を採用するなど、圧倒的な速さを追求している。
また、エンジンECUの駆動力制御マップの緻密な設定などによりエンジンレスポンスを向上させ、足まわりの支持剛性を高め、4輪独立電子制御ダンパーの制御を改善し、シフトレバーの操作性を向上させるなどで、運転に夢中になることのできる痛快なドライビングフィールを追求している。
さらに、前後とも効果的にダウンフォースを向上させ、2ピースのディスクブレーキを先代から継承するなど、高速安定性と信頼感を実現している。
先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」は標準装備。タイプR専用のデータロガーアプリ「ホンダ ログR」を車載ナビにアプリとして搭載し、運転操作によるクルマの機械的な運動情報などをリアルタイムに知ることができ、その情報をタイプRのユーザー同士でシェアすることもできる。
タイプRはモノグレードで、トランスミッションは6速MT、駆動方式はFFのみ。また、リアシートは2人掛けとなっており、乗車定員は4名となる。車両価格(税込)は、499万7300円。販売計画台数は、月間400台とされている。
前述のように鈴鹿サーキットではプロトタイプがFF最速ラップタイムを更新した新型シビック タイプR。おそらく、ニュルブルクリンクでもラップタイム更新を目指すに違いない。そのニュースを、早く耳にしたいものだ。(写真:井上雅行)
■ホンダ シビック タイプR 主要諸元
●全長×全幅×全高:4595×1890×1405mm
●ホイールベース:2735mm
●車両重量:1430kg
●エンジン:直4 DOHCターボ
●総排気量:1995cc
●最高出力:243kW(330ps)/6500rpm
●最大トルク:420Nm(42.8kgm)/2600−4000rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:プレミアム・47L
●WLTCモード燃費:12.5km/L
●タイヤサイズ:265/30ZR19
●車両価格(税込):499万7300円
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