自動車の心臓部であるエンジン。その鼓動に高揚感を感じたり、所有欲を満たされたり、クルマ好きにとってクルマを判断するうえで大事な要素だろう。しかし国産唯一のV12エンジンは消滅するし、かつてのようなキャラクターが立った"名機"と呼ばれるエンジンが少ないのも事実。
内燃機関自体が少数派になっていく今日において、名機がなくなるのはいったいどんな結果を招くのだろうか?
文:鈴木直也/写真:トヨタ、日産、マツダ
■コスト削減で消えゆく名機たち
かつて日本唯一のV型12気筒だったセンチュリーの1GZ-FEがモデルチェンジで消滅。
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