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【動画あり】初公開! 1997年式 「フィアット・パンダ」が電気自動車に!「OZモーターズ」によるコンバートEV「EVパンダ・ママリーノ号」を見よ!

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【動画あり】初公開! 1997年式 「フィアット・パンダ」が電気自動車に!「OZモーターズ」によるコンバートEV「EVパンダ・ママリーノ号」を見よ!

節約大好き元住宅設計士「ママリーノ」さんと、ガソリン車を電気自動車に改造するEVのコンバート事業を手掛ける「OZモーターズ」とのコンバートEVプロジェクト「EVパンダ・ママリーノ号」がついに完成しました!

「コンバートEV」を思い立ったワケ
クルマ大好き歴45年の私は、高校生の頃からフィアット・パンダが大好きでした。でも田舎に住んでいたので、実際に走っている姿を見ることはほとんどなく憧れの車でした。

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20歳の頃に運転免許証を取得したものの、マニュアルミッション車の運転が苦手でしたので、実家の車もすぐにオートマ車に買い替えられました。その時から私はオートマ車しか運転をしたことがありません。

社会人になり、軽自動車を何台も乗り換えてきましたが、憧れの「パンダ愛」が止められず、ついにパンダのオートマチックセレクタ(左ハンドル)を中古車で購入。2002年頃から約9年間、パンダは、本当に私の生活の一部となり、子供達との楽しい思い出をたくさん作ってくれました。

CVTパンダは故障で有名→手放すことに
しかし、このセレクタのオートマチック(CVT)は、車好きの方ならご存知のとおり、トラブルが付き物。当たりはずれがあるようですが、私のセレクタは故障続き。いつ止まるか……という状態になり、子供達の安全のために泣く泣く手放したのです。その後は『乗りたい車』というものが全く思いつかず、機能性で選んだ車はすべて、ただの足でした。

そんな、空虚な車生活を送っていた頃「チンクエチェント博物館が、レストアして電気自動車として蘇らせた「FIAT 500EV」の発売を開始する」というニュースを見たのは2020年の夏頃だったでしょうか。

「FIAT 500EVがあるなら、パンダEVも販売しているかも??」という期待をこめて、ネットで検索をしてみました。が、残念ながらありませんでした。オートマで運転できる、環境に優しいパンダが欲しい!

しかし、そこで見つけたのがコンバートEVを手掛ける「OZモーターズ」であり、同社が手がけた「EVセドリック」だったのです!!

私が「パンダ EV」を必死で探した理由はただ1つ! 恥ずかしながら、私はオートマ車しか運転できないのです。

「パンダEV」(電気自動車)は「ミッション車とかオートマ車とか、全く関係なく乗れる乗り物」であるという事が、私にとっては、とにかく最大の魅力でした。

これは私に限らず、「オートマ車しか運転できない女性ドライバー」にとっても切実な問題であり魅力でしょう!

節約大好き元設計士として、環境問題に配慮したCO2を排出しない家造りを目指していました。しかし、だからと言って、「CO2を排出しない電気自動車が欲しい!」という高尚な思いはありませんでした!

私にとって、大好きな「FIAT Panda」を、壊れる不安なく一生楽しく乗り続けるための選択肢が、ネット検索してたどり着いた「コンバートEV」だったのです!

まずは車両探しからのスタート! OZモーターズでは「コンバートEV」をするための元車両から探していただきました。私が希望したのは、「状態の良い、青」。

OZモーターズの古川社長は、私の希望通りの「FIAT Panda Automatic Selecta・Wキャンバストップ・1997年式・走行88,152km・ターコイズブルー・左ハンドル・車検令和3年8月まで」という車両を見つけ「とても状態もいいですよ」と伝えてくださったため、私はこの車を購入しました。

その時に私の脳裏をよぎったのは、「状態が良くて車検も残っているなら、コンバートEVをしないで、そのままのPanda Automatic Selectaで乗りたいなあ。。。」でした。

やはり、私も、あのパンダ独特のエンジン音や振動が大好きでしたから。

しかし、状態が良いとはいえ、1台目のパンダの時のように、いつCVTが故障するかわかりません。またトラブルが続くようになればビクビクしながら乗ることになるでしょう。そんな不安を抱えながらでは、「FIAT パンダ」ライフを楽しめないと思いなおしました!

よく皆さんから、「費用はどのくらいかかったのですか?」と質問されます。古川社長と「1000万円って答えておきましょうか?」と冗談で言っていますが、答えは『プライスレス』です(笑)

EVパンダ・ママリーノ号と対面!
2022年5月12日、ついに完成した「EVパンダ・ママリーノ号」を迎えに横浜にあるOZモーターズに訪れました。私は購入したパンダ自体を、写真やオンライン通話でしか見ていませんでしたので、本当にこの日は待ちに待ったご対面でした。

私の「EVパンダ・ママリーノ号」は、OZモーターズの工場の中に、ポツっと。

おおおお!これが私の!!!!

と思いながらも、嬉しすぎ興奮状態で、触れることも乗ることもできず、ドキドキしながら眺めるだけ!

その日は、「EVセドリック」オーナーの陰山さん、「EV-BMW」オーナーの神保さんもお越しくださるということでしたので、古川社長の「EVビートル(e-BUG)」も含めて4台のコンバートEV車を工場の前にズラリと並べるために、車を移動することになりました。

「ママリーノさん、運転してみますか?」と古川社長がおっしゃったのですが、カチカチに緊張していたので移動は古川社長にお願いしました。

実は、パンダのコンバートEVを契約をする前に、当時乗っていた軽自動車が車検前だったため、少しでも高く買い取って貰うためにオークションに出してしまい、その後2年近く車を運転していませんでした。

おまけに、左ハンドルのFIAT Pandaは10年以上ぶりなのですから、恐れ多くて触れません(^_^;)

なぜか、4台ともブルー系。全てがOZモーターズにてコンバートEVされた車です!壮観!!

EVパンダ・ママリーノ号のご紹介!
まずは外観。フロントから。

ナンバープレートの左側にある「黒い物体」=急速充電ポートです。いわゆるCHAdeMO(チャデモ)です。

そして、右側にある「オレンジの物体」=普通充電ポートです。

どちらもバンパーの面(ツラ)に収まっていて、違和感がなく、それらを取り付けるための樹脂部品もスッキリとしています。

この樹脂部品は、OZモーターズで新しく取り入れられた3D-CADでの設計と3Dプリンターによるものです。

グレーの部分が3Dプリンターで作られた樹脂部品です。黒に塗装されると、まるで初めからそこにあったように自然に見えますよね♪

では、次にボンネットの中。

左がエンジン車の時。右がコンバートEV後です。




電気自動車の方がエンジン車よりも、必要な部品数が少ないため、スッキリしました。

「180Vのモーター・インバーター制御システム」。その上に、「2 in 1(充電器とDCDCコンバータ一体型)」。フロント側に「インバーター冷却システム」。「高電圧のケーブル」などが配置されています。

内部の空調は稼働しませんが、「車検時にデフロスヒーターが必要」ということで、黒い空調用の機器が改造されて残っています。また、ウォッシャー液のタンクも以前のままです。

印象としては、

・ガソリン車のように油っぽくない
・ベタベタしないから汚れが付きにくい
・におわない
・スカスカ

オレンジの太い高電圧ケーブルと、それらが集まっているグレーのボックスの上に、黄色い「DANGER HIGH VOLTAGE」シールが貼ってあるのを見た時に、「電気自動車は安全」だけれども、危険な香りがして、ゾクゾクしたのは内緒です(笑)

次に内部です。

左がエンジン車の時。右がコンバートEV後です。




元々のスピードメーターとガソリンメーターがあった部分は取り外され、新たにモーターと連動する丸い(元のイメージに合うように)スピードメーターが設置され、電源が入ったことを示す緑に光るランプと、丸い「OZ」のマークが。

そして、FIAT パンダの特徴的な移動式のグレーの灰皿と似た物が、ハンドルの左下に。これは、バッテリー残量計兼BMSです。これらの機器類の周りの樹脂部分も3D-CADで設計され3Dプリンターで作られたものです。

元々のデザインのイメージを損なうことなく、美しく仕上げてくださっているのが、本当に嬉しいです。

鍵はFIAT パンダそのままでした。(スイッチのような物に変わってしまうのだと思っていました。)

そして、運転席と助手席の間に、見慣れた「Selecta」のオートマチックレバーが!!

これを見た時に、私はとても不安になりました。あのCVTがそのまま付いているのだったら、せっかく「コンバートEV」をしても、壊れてしまうのでは?と。

しかし、よく見てみると、上から「P・R・N・D・L」と5段階だったはずなのが、「P・R・N・D」の4段階になっていました。

古川社長から、レバーは元の「Selecta」のレバーですが、内部の部品は全く違うという説明を受け、「それならもうCVTが壊れるという不安から一生解放される♪」と心から安心しました。

あとは、私の希望で、カーナビ、ドライブレコーダー等と「コンセント、USB、シガーソケット」をつけていただきました。

そして、最後にバッテリーを。

左は「EV BMW」のトランクルームです。右は「EVパンダ」。




「EVパンダ」にはバッテリーが載っていません!

というのは、冗談ですが、なんと、荷台スペースにはバッテリーが載っていないためそのまま荷物が積み込めます!

では、バッテリーは?? そして、マフラーがありません!(当たり前ですが、見た時には感動しました!!)

黒いボックスが見えますよね?

元々ガソリンタンクがあった部分に、バッテリー用のケースを3D-CADで躯体に収まるように設計しています。

ものすごく大きく見えますが、普通のPandaのガソリンタンクと比べると、ほとんど変わりません。さすがは、OZモーターズ!

この「EVパンダ」には、20kWhのリーフのリサイクルバッテリーが使われています。高速道路ではなく、下道を走行する場合であれば、満充電にすると約100~140kmくらいの距離を走ることができるそうです。

年に何回かは、高速道路を使うかもしれませんが、ほぼ街乗りですから問題ありません♪ 近々、三菱と日産から発売されるEV軽自動車のバッテリーも20kWhと同じです。近場の街乗りとして使用するEVとして注目されていますよね。

しかし、「コンバートEV」には、メーカーの新EVよりも、ものすごい可能性が秘められているのです!!

というお話もしたいのですが、次回はドライブテストを紹介させていただきます。

https://www.youtube.com/watch?v=bHAdt7ACYlU

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みんなのコメント

3件
  • そもそも90年代にEVモデルとしてパンダ・エレットラが存在したのだから、それを現代に再現したという視点で記事を書かなくてはいけないのだろうが、まさかそれも知らずに改造してひとりで浮かれているのか?
  • 何とかこのクルマを持ち上げようと
    マニュアル車の運転が苦手だの
    CVTを槍玉に挙げた書き方なんかして
    恥ずかしくないのかね?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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