TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(WRT)からWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2023』に出場している勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、SS2でのクラッシュから見事な復活劇を披露した。一日のはじめに“失望”を味わった彼は、デイ2午後のSS5から3連続ステージベストを刻んだあと、観戦に訪れたファンに「何かを見せたかった」と語った。
今朝のSS2“Isegami Tunnel 1”でラジエーターとフロントの足回りにダメージを負うクラッシュを喫した勝田。このラリージャパンが自身2度目の母国ラリーとなる彼は、このアクシデントを生き残りサービスパークまでマシンを運んだ。
チームの懸命な作業によって修復されたマシンにふたたび乗り込んだ勝田/アーロン・ジョンストン組は、SS2の再走ステージであるSS5で最速タイムを記録すると、続くSS6とSS7でもチームメイトで総合首位に立っているエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)を上回ってステージウインを飾った。
この快進撃のあと報道陣の取材に応えた彼は、一日の終わりを満足していると述べたが、同時に失望も感じていると語った。
「もちろん今日の午後はハッピーでした。でも同時に、期待を裏切ることになってしまい非常に失望もしています」と勝田。
「ステージやロードセクションには多くのファンが詰めかけてくれています。彼らに何かを見せたかったんです。だから、もっとプッシュしていきたいと思っています。ラリーはまだ長いですし、諦めるつもりはありません」
そう語る勝田だが、気持ちの整理はそう簡単ではなかったようだ。
「切り替えてはいますけど、なかなか気持ちの整理はそんな簡単にはつかない感じです。(朝の走りで)ペースがあるのはわかっていたので、だからこそ余計にあのミスに関してはすごくがっかりもしました」
「ただ、チャンスは失ってしまうかたちになりましたけど、まだラリーは長いですし何が起こるかわからないので、とにかく最後までプッシュして諦めずに頑張っていきたいと思います」
一時は総合31番手まで下げた順位を9番手まで戻している勝田は、明日のデイ3に向けては「行けるところまで行きたい」と抱負を語った。
「明日はまたコンディションが変わると思います。本当にたくさんのファンの方が見に来てくれていて、僕自身もがっかりしたのはもちろんですけど、皆さんをがっかりさせてしまったという気持ちがあるので、その分もしっかりと良いところまで行けるように頑張りたいです」
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