MotoGPの2024年シーズンをプラマックから戦ったフランコ・モルビデリ。彼はドゥカティの最新型マシンで表彰台獲得のような好結果は残すことができなかったが、全体としては素晴らしい年だったと考えている。
モルビデリはヤマハのファクトリーチームで大苦戦の2年間を過ごしたあと、ドゥカティ陣営のプラマックへ移籍。ここで彼は現在最強と見られているドゥカティの、最新型マシンを手にするチャンスを得た。
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しかし、モルビデリは開幕前のトレーニング中にクラッシュしたことで、プレシーズンテストを全て欠席しなければならなくなった。開幕前にドゥカティのマシンへの適応ができないままシーズンを迎えたモルビデリは、シーズン序盤かなり苦戦が続いてしまった。
とはいえマシンへ徐々に適応していくと、夏休み前のドイツGPでは5位を記録している。だが、タイトルを争うチームメイトのホルヘ・マルティンのような速さを引き出すことはできず、他の最新型GP24を使うライダーには大きく離されランキング9位という結果でシーズンを終えた。なお2023年型バイクを使うマルク・マルケス(グレシーニ)はランキング3位だった。
モルビデリはプラマックでの1年間を振り返り、全体としてはいい1年だったと考えている。とはいえ、好調だったヤマハ時代のようにトップ争いへ戻るためには、あと一歩を踏み出す必要があると語った。
「全体的には、チームにとっても僕にとっても、素晴らしい1年だったと思う」
「上位への争いへ戻ってきて、トップにもかなり接近している。トップの座にたどり着き、コンスタントに優勝や表彰台を争えるようにするために最後のステップを踏み出せることを楽しみにしているんだ」
「それでも全体としては素晴らしい1年だった。過去2年から、そして開幕の状態から凄いカムバックを見せられたからね。ポジティブなシーズンだった」
「(序盤は)ポイントを少し獲り逃してしまったと思うし、そうでなければランキング5位も争うことができたんじゃないかと思うよ。ランキング4位や3位、2位でもなければ1位でもないけど、5位なら争えたはずだ」
プラマックは今年限りでドゥカティ陣営を離れ、ヤマハへ鞍替え。モルビデリはプラマックには残らず、2025年にVR46へと移籍する。なおマシンは今年と同じGP24を使用することになる予定だ。
モルビデリは来シーズンに向けて、実力を発揮するためにはまだ取り組むべき領域があると語った。
「今年は勝つまではできなかった。スプリントでは1度表彰台を獲得したけど、改善の余地は確実にある。まだ上手くやるべきところがあるんだ」
「スピードはあるようだったけれど、レースでは常に欠けている部分もあった」
「チームともっと上手く連携して、レースに向けたセッティングなどをもっと上手く調節していく必要があるのかもしれない」
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