■経済性、安全性、快適性、そして操作性の向上をコンセプトに開発
三菱ふそうトラック・バスは2023年10月25日、 「ジャパンモビリティショー2023」で、大型トラック「スーパーグレート」の新型モデルを世界初公開し、年内に国内で発売すると発表しました。
【画像】JMS2023にて初公開した新型「スーパーグレート」の写真を見る(15枚)
この日、「ジャパンモビリティショー2023」の同社ブースでおこなわれたプレスカンファレンスでは、同社のカスタマーサービス本部長である林春樹氏が登壇し、「2017年から6年ぶりにフルモデルチェンジする新型『スーパーグレート』は、経済性、安全性、快適性、そして操作性の向上をコンセプトに開発し、キャブデザインも一新してさらに進化を遂げた」と説明しました。
新型モデルは燃費性能を向上した新型6R30エンジン(12.8リッター)を搭載しており、シフトタイミングを最適化することによって、力強い走りと高い燃費性能を両立させているとのことです。
また、キャブデザインの改良により空気抵抗を改善し、転がり抵抗の少ないタイヤを追加設定することで、「2025年度重量車燃費基準(JH25モード)」に適合。キャブデザインには小型トラックと大型観光バスでも採用しているふそうのブランドアイデンティティーである「ふそうブラックベルトデザイン」を新たに採用し、ふそうブランドと大型トラックにふさわしいデザインに生まれ変わったとしています。
さらに、広範囲での危険への対応をサポートする先進安全装備を搭載し、衝突被害軽減ブレーキを通じた危険予防や右左折時および発進時における安全確保を強化。大型トラックに求められる高度な安全性に対応しているとのことです。
物流・運送業界における「2024年問題」に伴い輸送の効率化が急務となる中、長距離輸送が多い大型トラックに求められる快適性や安全性および操作性を強化し、より優れた燃費性能とパワフルな走りを実現した新型「スーパーグレート」は、輸送の効率化に貢献するとしています。
同社は、ダイムラートラック・グループの一員として、自動運転技術を含む高度な先進安全技術の開発を通じ、道路上での安全をより高め、同グループ製トラックやバスによる事故をゼロにすることを目指すミッション「ビジョン・ゼロ」に賛同しており「より安全かつ効率的な長距離輸送を可能にする先進安全技術を搭載したトラックのいち早い市場投入を、今後も目指していきます」とコメントしています。
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「ジャパンモビリティショー2023」は、2023年10月26日~11月5日(一般公開は10月28日から)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催。10月25日は報道向けに公開されました。三菱ふそうは、新型「スーパーグレート」に加え、新型電気小型トラック「eCanter」のダンプ仕様車とごみ収集車仕様のモデルなどを展示しています。
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