カラフルなタイヤも可能だが性能を考えると黒がいい
タイヤが黒いのは、カラスが黒いのと同じぐらい当たり前で、なぜなのかなんて考えたこともないかもしれない。でも、じつは別に黒くなくてもいいのだ。
実際に最近は自転車だとカラータイヤが流行っているし、フォークリフトなどの工場で使う車両のタイヤは、床がタイヤ痕で真っ黒にならないように白いものがあったりする。
クルマ用でも以前、グッドイヤーが一部に色が付いているカラータイヤを出していたので、絶対に黒でなくちゃダメというわけではないのだ。
確かにピンクやブルーのタイヤがあれば、個性も演出できるわけで、どこかのメーカーが出しても良さそうなものである(前出のグッドイヤーのは今はなくなってしまった)。技術的に可能なんだろうし。
それでも黒が多いのは、性能と関係しているから。タイヤが黒いのはブラックカーボンという炭素を配合しているためで、これは文字通り、黒い炭のような素材。これを混ぜるとゴムの分子のつながりが高まって、しなやかさや耐久性が簡単に確保できる。
※出典:グッドイヤーICENAVIの説明資料より
現在は素材がよくなって、シリカなどでも代用できるのだが、それでもコストや性能の面でブラックカーボンに勝てない部分が多いのだ。
ブラックカーボンのこの効能が発見されたのはなんと1912年のことで、これをあらゆる面で上回る素材は今でも発見されていないので、今でもブラックカーボンは欠かせない素材なのだ。
そうなると、タイヤはやっぱり黒いのが当然というか、自然ということになるのだ。ちなみに最初に紹介したカラータイヤは、ブラックカーボン以外の素材を使っているか、無理矢理着色しているかである。
(文:近藤暁史)
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