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何が違う? 2台の新型「インテグラ」世界初公開 6速MT採用のスポーティセダン! 黄色ボディでアピールも

掲載 更新 26
何が違う? 2台の新型「インテグラ」世界初公開 6速MT採用のスポーティセダン! 黄色ボディでアピールも

■新型「インテグラ」ほぼ同時期に2台発表!?

 2021年、ホンダは異なる新型「インテグラ」を世界初公開しました。
 
 ひとつは、ホンダが中国市場向けに投入するモデルで、もうひとつはアキュラブランドにて北米市場向けに投入を予定しています。
 
 それぞれの新型インテグラにはどのような違いがあるのでしょうか。

【画像】新型インテグラ復活! 何が違う? どっちもカッコイイ実車の内外装を見る(29枚)

 インテグラは、1985年に初代モデルが登場しました。

 その後、2代目、3代目、4代目とフルモデルチェンジしますが、2007年には4代目を最後にその歴史に幕を下ろしていました。

 それから、14年経った2021年にインテグラの名前が再び復活を果たします。

 最新にインテグラの復活が明らかになったのは、2021年8月13日に開催された「モントレー・カー・ウィーク」です。

 その際にアキュラは、稲妻のようなヘッドライトのティザー画像と合わせて「新型インテグラを2022年に導入する」ことを明らかにしました。

 これにより、世界中のクルマ好きやホンダファン、そしてインテグラファンが反応を示し、SNSなどでも大きな話題になりました。

 その後、アキュラは複数回に分けてリアビューからのデザインや6速MTを採用するなどをアナウンス。

 徐々にファンの期待が高まっていく一方、中国市場では2021年9月28日に、ホンダの中国における合弁企業「広汽ホンダ」は中国向けの新型「インテグラ」を世界初公開。11月には実車のお披露目イベントなどもおこなわれています。

 一方、アキュラの新型インテグラは、11月11日に米国にてプロトタイプが世界初公開されました。

 アキュラでは、先代モデルを「RSX」として販売していましたが、今回はインテグラに戻しています。

 このように、中国と北米で発表された異なる新型インテグラですが、デザインやパワートレインではどのような違いがあるのでしょうか。

 中国の新型インテグラは、ほかの地域とは異なる複雑な導入経緯があります。

 ホンダは、中国にて東風汽車との合弁会社「東風ホンダ」、広州汽車との合弁会社となる「広汽ホンダ」では、同じモデルをベースにそれぞれで異なるラインナップを展開しています。

 東風ホンダでは、2021年にグローバル市場で11代目へとフルモデルチェンジした新型「シビック」をラインナップ。

 一方の広汽ホンダでは、新型インテグラをラインナップすることになったのですが、ベースとなるのは新型シビックとなり、内外装の殆どは共通しています。

 新型インテグラのフロントデザインは、細長いLEDが特徴的なヘッドライト、ハニカムデザインのグリル、ロアグリル、ボディ同色のスタイリッシュバンパーを装着。

 リアにはL字のテールランプに水平のウインカー、三分割のバックランプを採用しており、新型シビックとは異なっています。

 また、広汽ホンダではターコイズブルーとイエローのボディカラーの新型インテグラを訴求。

 これについて、広汽ホンダは「今回発表されたカラーは、Blazing YellowとFei Gorgeous Blueです。イエローは生命力と豪快さの象徴、ブルーは優雅さと気品の象徴となっています」と説明していました。

 一方、アキュラがお披露目した新型インテグラ プロトタイプのエクステリアデザインは、傾斜したルーフラインとテールゲートの造形により、クーペのような存在感を実現しました。

 また運転席側のヘッドライトと助手席側のテールライトにIntegraの名前をエンボス加工して表示するなど、アイコンを採用しています。

 フロント部分では、LEDデイタイムランニングライトがLEDヘッドライトの上に配置されたことで個性のあるライトデザインとなっているほか、アキュラ「Type S Concept」で初めて採用されたフレームレスのダイヤモンドペンタゴングリルによりスポーティなキャラクターとなっています。

 今回のプロトタイプでは2000年から2001年に発売された「インテグラタイプR」の「フェニックスイエロー」に敬意を表した「インディイエローパール」を採用しました。

 アキュラブランドオフィサーのジョン・池田氏は、次のようにコメントしています。

「新型インテグラでは、次世代のお客さまにアピールするスタイリングと多彩なパッケージングに重点を置きました。

 傾斜したルーフラインは、リフトバックの多様性を維持しながら、クーペのような存在感を示しています。

 新型インテグラ プロトタイプには、アキュラの特徴的なデザイン言語であるフレームレスのダイヤモンドペンタゴングリルが採用されています。

 また、アキュラ独自のライティングシグネチャーとして、フロントとリアに4つのエレメントを持つジュエルアイヘッドライトを採用しています。

 素晴らしいプロポーションとスタンス、そしてデュアル・エキゾースト・フィニッシャーを備えています」

※ ※ ※

 なお、それぞれの内装に関しては、中国の新型インテグラは基本的に新型シビックと共通したデザインとなっています。

 一方、アキュラの新型インテグラの内装は2021年11月時点では公開されておらず、どのようなデザインとなるのかは、続報を待たなければなりません。

■中国と北米の新型インテグラはパワートレインは異なる?

 広汽ホンダの新型インテグラに搭載されるパワートレインは、「240 TURBO」という1.5リッター直列4気筒エンジン(134kW/240Nm)にCVT/6速MTを組み合わせています。

 なお、東風ホンダの新型シビックには「180 TURBO」という1.5リッター直列4気筒(95kW/180Nm)と新型インテグラと同じ「240 TURBO」にCVTを組み合わせています。

 そのほかのメカニズムも基本的には、グローバルで展開されている11代目シビックと同じよものだと予想されています。

 なお、新型インテグラのMT仕様について広汽ホンダは次のように話しています。

「MTは人とクルマを結びつける最高の手段です。インテグラは、究極のスポーツ性能を追求する精神を受け継ぎ、人とクルマが一体となった究極のドライビング体験を実現するために、新世代の若い消費者をターゲットにし、MT仕様を発売します」

 一方、アキュラの新型インテグラは、VTECを採用した高出力の1.5リッターターボエンジンに6速MTを採用することが明らかになっており、インテグラファンを意識しているといいます。

 それぞれの発売時期や価格について、広汽ホンダは「(中国での)第4四半期に発売される予定で、価格は発売が近くなったら発表します」と説明。

 アキュラは「2022年前半の発売とし、価格は約3万ドル(約342万円)」と説明しています。

※ ※ ※

 2021年に異なるインテグラが復活しましたが、どちらも「インテグラブランド」の復活により、既存のファン層や新たなユーザー獲得を目的としています。

 このインテグラという魅力的な車名がどれほどのユーザーに響くのか、今後の発売にも関心が寄せられます。

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みんなのコメント

26件
  • 北米と中国では、売れすぎて増えてるから、シビックの上物を変える必要がある。

    かつてのマークⅡ 3兄弟と同じ。

    日本じゃ、売れてないから出す必要がない。だから日本じゃ、売られない。
  • ホンダは日本市場は見限った感あるね
    どんなにイイ車作ってもトヨタ信者に侵されてるからショボイ日本市場に拘る必要も無いんだよ
    一部のミニバンと軽だけで国内でやって行けば
    その他は逆輸入でイイから海外モデルを展開すれば一定の拘ったユーザーは獲得出来るだろうし日本国内でホンダの特別感も増して良いと思うけどね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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