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ロータスの電動ハイパーGT「エメヤ」、その斬新デザインの原点を探る

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ロータスの電動ハイパーGT「エメヤ」、その斬新デザインの原点を探る

2023年9月にロータスは初の電動ハイパーGT「エメヤ(Emeya)」を発表した。そのデザインは、ミッドシップにエンジンを搭載した初期のロータス車のアイコニックなデザインの美学を再現すると同時に、ブランドを新たな市場セグメントに投影しているのだという。

全身を貫く一筋のラインが、エメヤのデザインの原点
ロータスのまったく新しい全電気式ハイパーGT「エメヤ」の背後にあるデザインの原点は、クルマ全体を貫く一本の光のラインで表現されている。これは、ロータスのミッドシップ エンジンの美学をシームレスに再現しつつ、未来への進化を象徴するものだ。

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ロータスは、1948年に生まれ、多くの人々に楽しみながら運転するための2シーター スポーツカーを提供してきた。エメヤはそんなロータスのDNAからインスピレーションを受けつつ、ブランドの未来を表している。この一本のラインは、クルマでいうところの「スウッシュ」に相当するものだ。簡単に言ってしまえば、ナイキ(NIKE)のロゴだ。

エメヤの力強いエクステリアは、ダイナミックな筋肉質を演出しており、後部には細くしかし印象的な輝きを放つ、LEDテールランプが組み込まれている。

このデザインテーマはインテリアにも継承されており、ハイパーSUVのエレトレで初めて採用された「テクノロジーのリボン」と呼ばれる光の刃が、エメヤの前席乗員のための共有ユーザーインターフェイスを作り出している。

ロータスのデザイン担当副社長であるベン・ペインは、こう語っている。

「先進的なテクノロジーと過去の美学を融合させることで、エメヤは私たちを未来へと導き、ロータスを自動車業界の新たなセグメントへと導いてくれるでしょう。エメヤのその他の特徴的なデザイン要素は、ハイパーカーのエヴィヤからの明確な系統を共有しており、すでにエレトレやエミーラに見られています。8つの通気口による多孔性により、車内に空気が確実に流れ、パフォーマンス、バッテリー冷却、航続距離が向上すると同時に、印象的なエクステリア デザインが作成されます」

インテリアとエクステリアに光のブレードを走らせる
エメヤには、ロータスが開発した「ハイパースタンス」と呼ばれる低重心フォルムが与えられている。バッテリーはホイールとホイールの間に配置され、車体を地面に近づけることで、「キャブフォワード」なシルエットを持つ本格的なスポーツカーの外観を作り出した。短いオーバーハングと長いホイールベースは、力強く四肢をふんばっているかのような印象を与え、腰の据わったダイナミズムを演出している。

大胆で筋肉質なホイールアーチは、1950~60年代のロードカーやレースマシンにまで遡るロータスの特徴であり、パフォーマンスの伝統を強調する純粋なデザインが特徴だ。

ユニークなデザインのデイタイム ランニングランプ(DRL)も、エメヤならではの個性のひとつだ。この超スリムでシャープなDRLのレイアウトにより、車の存在感が劇的に向上している。ヘッドランプはDRLの下にほとんど隠れるため、フロントエンドは非常にクリーンな印象。さらに、市販車では最も薄いRGBダイナミックLEDリアランプバーも、印象的なリアビューを作り出している。

インテリアでは、一筋の光がキャビン全体を巡り、先進的なラグジュアリー空間を演出する。ダッシュボードの中央には極薄のウィングレットが配置されているが、これは同ブランドの創業者であるアンソニー・コーリン・ブルース・チャップマンの軽量化への情熱を表現したものだ。同時に、デザインチームの、現代的なクラフトマンシップに対するこだわりも際立たせている。

製作過程では、アナログとデジタルのツールを組み合わせて使用
インテリアの全ての要素は、フォルムと素材の軽さを共通するテーマとしてデザインしている。もちろん、人間工学に基づいた機能性にも富む。それらは先進的なパフォーマンスと技術的な芸術性を融合させるとともに、サスティナブルかつ高品質な素材が数多く採用されている。

金属部分にはローレット加工が施され、触感が豪華だ。洗練された感覚も、さらに高めている。また、露出したカーボンファイバー素材は、ロータスの輝かしいレーシングの伝統を再び強調、エメヤが「ドライバーのための」パフォーマンスカーであることをさりげなく思い出させてくれる。

エメヤの製作過程では、アナログとデジタルのツールを組み合わせて使用された。クルマは伝統的な手法で物理的に作られ、その後デジタル技術で改良が加えられている。同時に、クレイモデルの継続的な開発、デジタル化、手直し、改良、物理的およびバーチャル環境でのレビューが行われ、ロータスがエメヤを市場に投入する速さと正確性が向上したという。

なお、エメヤに関する詳細情報は2023年の第4四半期中に発表予定。日本や他の市場での販売や車両価格に関する詳細は、後日発表される予定になっている。

ロータス エメヤ 技術仕様(目標データのみ)


●パワートレーン構成:ロータス インテリジェント トルク配分によるフルタイム4WD
●電気モーター 前/後:永久磁石式(前後とも)
●トランスミッション 前/後:シングルスピード/デュアルスピード
●最高出力:675kW(905hp)
●最大トルク:985Nm
●最高速度:256km/h
●0→100km/h加速:2.78秒
●80→120km/h加速:2.0秒以下
●バッテリー容量:102kWh

[ アルバム : ロータス エメヤのデザイン はオリジナルサイトでご覧ください ]

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