Bentley Continental GT Speed Convertible
ベントレー コンチネンタルGT スピード コンバーチブル
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コンチネンタル・シリーズの頂点に位置するモデル
ベントレーは、オープントップモデル最高峰に位置する新型「コンチネンタルGT スピード コンバーチブル」を発表した。コンチネンタルGT コンバーチブルの高性能版となり、パワーの向上とドライバー重視のセッティングが施されている。
コンチネンタルGT スピード コンバーチブルには、ベントレーの代名詞ともいえる6.0リッターW型12気筒TSIエンジンの改良版を搭載。最高出力は659psに向上し、0-100km/h加速が3.7秒、最高速度335km/hという圧倒的な性能を発揮する。先に発表されたクーペモデル「コンチネンタルGT スピード」と並び、コンチネンタル・シリーズの頂点に位置するモデルだ。
設計・開発、そしてハンドメイドによる生産は、カーボンニュートラル認証を取得した英国・クルーのファクトリーで行われる。オールホイールステアリング、エレクトロニックリヤデファレンシャル、オプションのカーボンセラミックブレーキなど、高度なシャシー技術により卓越した敏捷性とドライビング性能を実現した。しかも、コンチネンタルGTシリーズの特徴でもある極上の乗り心地は少しも犠牲にしていない。
スポーツタイプのドアシル、ダークティントのグリル、スピードバッジなど、内外装の独創的なディテールもシリーズ屈指の高性能仕様であることを主張。22インチ鍛造ホイールもスピード・モデル専用となり、仕上げは3種類から選択することが可能だ。
「スピード」の名前に相応しい贅沢なインテリア
贅を尽くしたキャビンは、レザーとアルカンターラを組み合わせた専用カラースプリットをチョイス。ステアリングホイールにもアルカンターラが採用され、助手席側フェイシアには“Speed”バッジが配される。
「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド・キルト」と、ヘッドレストに施された“Speed”の刺繍がコンチネンタルGT コンバーチブル最強モデルであることを強調。インテリアはメインレザーが15色、セカンダリーレザーは11色から選択することができる。
スポーツペダルとスピード専用トレッドプレートが標準装備され、センターコンソールにはエンジンターン加工されたダークティントアルミニウムをオプション設定。スピード専用カラースプリット・レザーをアルカンターラに置き換えたり、スピードカラースペシフィケーションを選択することも可能となっている。
ベントレーモーターズのセールス&マーケティング担当、クリス・クラフト取締役はコンチネンタルGT スピード コンバーチブルについて、次のように述べている。
「コンチネンタルGT コンバーチブルの性能を最高レベルにまで引き上げた、ドライバー重視のモデルが新型GT スピード コンバーチブルです。オールシーズン楽しめるグランドツアラーとしての高い洗練性に加え、驚異的なパフォーマンスとダイナミズムを堪能できます」
「もちろんインテリアは隅々までハンドメイドで造り込まれます。コンチネンタルGT スピード コンバーチブルは、ベントレーが持てるすべてを注ぎ込んだ、世界一スタイリッシュでエレガントなオープンカーです」
専用チューンが施されたドライブモード
最先端のシャシー技術によって制御性と正確性が格段に向上した第三世代のGT スピード コンバーチブルは、クルマとの一体感が、従来モデルよりも大幅に高められた。
革新性と安全性を両立し、運動性能にも妥協しないというベントレーの理念を実現。あらゆるドライバーに満足してもらうべく、「ベントレー」モードと「コンフォート」モードでは前後ホイールのグリップバランスを調整。最も走りに振った「スポーツ」モードでは、どのような走行シーンでもトルクがリヤ寄りに配分されるようにキャリブレーションが見直されている。
新システムにより、コーナリングダイナミクスが向上し、確実なグリップが得られるため、ドライバーはいつでも迷いなく正確にコーナーをクリアすることができるだろう。最大限のトラクション性能が引き出され、コーナーをクリアする際には安定した車両姿勢で優れた加速性能を発揮。特に「スポーツ」モードではトラクション・マネジメントシステムによってトルクがリヤアクスルに多く配分されるため、アクセルオン操作でコーナリングラインをより確実にトレースすることができる。
今回、ベントレーが誇る「3チャンバー・アクティブ・エアサスペンション」や「アダプティブダンパー」、ベンテイガや第三世代のコンチネンタルGTでいち早く採用された48Vのアクティブアンチロール制御システム「ベントレー・ダイナミックライド」を搭載。これらのシステムが相互に連携することで、妥協を排したボディコントロールと乗り心地を実現した。
「ベントレー・ダイナミックライド」は、各アンチロールバー内に搭載されたパワフルな電気モーターによって車体のロールを抑制。最も硬い設定にすると各モーターが0.3秒で1300Nmを発揮し、コーナリングフォースを抑えボディを水平に保つ。
また、「カーボンセラミック・ブレーキ」がオプションとして用意された。高性能素材であるカーボンセラミックは耐フェード性に優れ、高速ブレーキ時も強力な制動力を発揮。さらにアクティブAWDの採用により、すべてのドライブモードでトラクション制御とトルク配分が見直され、スタンダード仕様のコンチネンタルGT コンバーチブルとは明らかに異なるキャラクターに仕上げられている。
最高出力659ps・最大トルク900Nmを発揮するW12
コンチネンタルGT スピード コンバーチブルには、ベントレーが誇る6.0リッターW型12気筒TSIエンジンの改良版を搭載。ベースモデルから24ps向上した最高出力659ps、最大トルク900Nmというスペックを誇る。これにより0-100km/h加速3.7秒、最高速度335km/hという圧倒的なパフォーマンスを実現した。
この最先端エンジンは英国・クルーで手作業により製造。エンジンとトランスミッションは高められたパワーを活かすべく入念に再調整された。その特性が最も顕著に現れる「スポーツ」モードでは、シフトアップのタイミングを遅らせてシフトダウンを早めることにより、W12ツインターボチャージャーがパワーバンドに長く留まるようチューニング。ドライバーの操作に対してクルマがより機敏に反応するように変更された。
さらに「スポーツ」モードでは、GTスピードのクーペモデルと同じく、8速デュアルクラッチトランスミッションが通常の2倍の速さで変速。これもコンチネンタルGTシリーズ随一の高性能モデルとしての特徴と言えるだろう。
走行中も19秒で開閉が可能なオープントップ
コンチネンタルGT スピード コンバーチブルの専用ルーフは「Z型」に折りたたまれる構造を採用。50km/h以下であれば、オープンもクローズもわずか19秒で可能となっている。ボタンをワンタッチすることでラグジュアリーなクーペから、オープントップのグランドツアラーへと変身する。
ルーフカラーは全7色をラインナップ。英国伝統のツイードを現代的にアレンジしたパターンや、ブラック、ブルー、クラレット、グレーなどが用意された。ルーフライナーの仕上げは「ニューレッド」や「マグノリア」など全8種類からチョイスすることができる。
ルーフは密閉システムの改良と音響処理により、従来型と比較すると一般的な巡航速度での騒音レベルが3デシベルも低減。加えてルーフの遮音材と開閉機構の組み合わせを刷新し、先代コンチネンタルGT クーペと同等の室内静粛性を実現した。
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