2020年は新型コロナウイルスが猛威をふるい、自動車業界では販売現場や製造工場なども大きな打撃を受けた。またモータースポーツにとっても前代未聞となる異例のシーズンを強いられた。
自動車の世界選手権では主にF1(鈴鹿サーキット)WEC(世界耐久選手権、富士スピードウェイ)が日本でも開催されているが、2020年は久々にWRC(世界ラリー選手権)が愛知県と岐阜県を会場に「ラリージャパン」として開催予定だった。
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しかしコロナ禍のなかで前述の世界選手権はすべて日本開催を断念。2021年以降への開催となった。特にラリージャパンはトヨタのWRCでの活躍を考えると開催中止は非常に悔しいものだった。
そんななか国内ラリーは感染症対策を万全に整えて開催。その現場できっとラリージャパンへの思いが日本一強い人物をお見かけしたので直撃してみた。
【画像ギャラリー】観るもよし、走るもよし!! モリゾウはラリーの魅力を広めていく
文:ベストカー編集部/写真、動画:西尾タクト
■コロナに負けないぞ!! ラリージャパン開催に向けて勢いそのままに
前身のTRDヴィッツチャレンジから数えて20年の節目を迎えたラリーチャレンジ。参加型モータースポーツとして成長してきた。
しかし今シーズンはコロナ禍ということで中止や順延が相次いだものの、2020年11月15日の第12戦豊田大会は秋晴れの下、84台ものエントリーを集めて開催され、会場には多くのギャラリーが足を運び盛り上がった。
サービスパークが置かれる鞍ヶ池公園。その一角がざわつきはじめる。そこにはカーナンバー104、86で走るモリゾウ選手が! この機を逃すなと、ばかり直撃! 「おっ、ベストカー。いいですよ」とわざわざマスクを取って、話してくださった。そしてベストカーへの“注文”もしっかりと聞いてきた。
104号車はモリゾウ選手が駆る86。自動車会社のトップが競技に参戦するというのは非常に嬉しい
さらに全日本ラリー選手権を戦う勝田範彦さんにはWRCにヤリスWRCで参戦する息子、勝田貴元選手の走りを分析してもらった。
モータースポーツもほかのイベントと同様、新型コロナウイルスとどう向き合っていくか問われているが、WRC・ラリージャパンを無事開催するには、いかに感染対策を万全に取れるかがカギとなることは言うまでもない。
そういった意味では、大会の開催を後押しした豊田市の姿勢は参考になるのではないだろうか?
WRC・ラリージャパンは2021年11月11日木曜日~14日日曜日、愛知県と岐阜県で開催予定だ。2021年のモータースポーツはモリゾウさんの熱い情熱が大きな力になるはずだ。
https://youtu.be/FRh8vP-o1hg
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