独フォルクスワーゲンは5月5日、ミドルサイズSUV「ティグアン」のロングホイールベース(LWB)モデル「ティグアン・オールスペース」にマイナーチェンジを実施し、5月12日にワールドプレミアすると発表した。
ティグアンは2007年に初代がデビューして以来、全世界で600万台以上を販売したフォルクスワーゲンのベストセラーSUV。スポーティなルックスとユーティリティの高さは日本国内でも評価が高いが、実は世界販売の55%は日本未導入のLWBバージョンとなっており、今回その世界的な売れ筋モデルにアップデートが実施されることとなった。
現状公開されているのはリアエンドの予告画像のみだが、改良のポイントはベースとなるノーマルのティグアンに準じているとのこと。それゆえ、昨秋デビューした改良版ティグアンと同様、エクステリアではヘッドライトやフロントグリル、そしてバンパーのデザインを一新し、新たなブランドロゴも採用することで、外観の先進性を高めてくると想定される。
また、インテリアについてはデジタル化が加速し、デジタルコクピットが採用されるほか、エアコンのコントロールパネルはタッチ式に換装される見通し。さらに、インフォテイメントシステムは最新版の「MIB3」となり、スマートフォンとの連携や音声認識などの機能が大幅に強化される。
もちろん、定評ある使い勝手の良さはさらに向上し、22センチ伸ばされたホイールベースにより、ラゲッジスペースは最大1920Lまで拡大可能となるほか、オプションで3列シート仕様も選択できるから、3世代での移動にもピッタリだ。
ティグアンの改良版LWBバージョンは、中国向けの「ティグアンL」が上海で生産される一方、米大陸向けの「LWBティグアン」及び欧州向けの「ティグアン・オールスペース」はメキシコで生産されることとなる。
LWBバージョンは2017年のローンチ以降、既に約150万台が販売されたというから、今回の改良も注目を集めることは必至。改良版ティグアン・オールスペースのプレオーダー受付は、欧州では今後数週間以内に開始されるとのことだ。
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みんなのコメント
それでもここまで支持され続けるって相当な人気だね
VWの場合はブランドではなくしっかり性能を見て購入する人が多いから、販売数の信頼性は高い
エントリーグレードじゃ装備の不足が甚だしいから550万円くらいなりそうだけど。
そう考えるとCX-8のコスパの良さがすごい。