■斬新デザイン採用した新型C-HR
トヨタは2023年6月26日、新型「C-HR」を欧州で世界初公開しました。
初代C-HRはクーペのようなスピード感あふれるルーフラインや抑揚の効いたサイドラインを融合させた、斬新なスタイリングのモデルとしてグローバルで人気モデルとなりました。
新型C-HRは、どのようなモデルとして登場したのでしょうか。
【画像】新型C-HRがカッコいい! 斬新デザインを写真で見る!(34枚)
2代目にフルモデルチェンジしたC-HRは、初代モデルのクーペフォルムがさらに進化。2022年12月に初公開されたコンセプトカーの「C-HRプロローグ」を忠実に再現し、まるで「公道を走るコンセプトカー」のようなインパクトがあるデザインを実現しています。
新型C-HRのフロントのフェイスは、最近のトヨタ車が採用する「ハンマーヘッド」デザインを採用。鋭く突き刺さるようなルックスは、クルマが前方に向かって突進していくような感覚を与えます。
また、トヨタとして初めて「フラッシュドアハンドル」を採用。端を押すとドアノブが引き出されるもので、存在感のあるデザインと空力性能の向上を両立しました。
さらに、短いオーバーハングと最大20インチの大径ホイールによって踏ん張り感のあるスタイルを強調。ブラックルーフがリアバンパーやリアドア後部まで伸ばされた、斬新な2トーンカラーも用意されます。
リアは、3本ラインの横一文字のテールランプを装着。赤く光る「TOYOTA C-HR」のライトシグネチャーが入れられた、個性的なデザインとなっています。
新型C-HRの内装は、初代よりも上質で洗練されたインテリアを採用。操作系をドライバーズゾーンに集約し、水平基調のインパネ配置と「翼」をデザインテーマとすることで、乗員が包み込まれるような感覚になり、快適なインテリアとしました。
さらに、ドライバーがクルマに近づくと、バックドアのC-HRライトシグネチャーが点灯するほか、エクステリアのライトの明るさが増すという演出も採用。
シートポジションやデジタルメーターディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、マルチメディアスクリーンに関しても、ドライバーごとの設定が自動的に適用される仕組みが取り入れられました。
メーターは、一部グレードで最新の12.3インチフルデジタルコンビメーターが新たに採用され、シャープなグラフィックで見やすい表示としました。
なお、このディスプレイは、ドライバーの好みや走行状況に応じて、さまざまなコンテンツを優先的に表示するように調整することが可能。例えば、高速道路に入る際にアクティブADAS機能の情報を目立たせることができます。
インフォテインメントシステムには8インチまたは12.3インチのディスプレイを設け、音声操作エージェントやワイヤレス接続のApple CarPlayまたはAndroid Autoなどを含む「トヨタ・スマート・コネクト・マルチメディア・パッケージ」が利用できます。
また、オーナーはデジタルキーシステム「MyTスマートフォンアプリ」を使用して、走行前のエアコン操作など、車両の機能を遠隔操作することが可能。さらに、クラス唯一の自動駐車機能も搭載され、ドライバーが車外にいる状態で完全リモート駐車を可能にするアプリも用意され、狭いスペースでも駐車することができます。
新型C-HRにはアンビエントライティングシステムが備わり、最大64色という豊富なカラーバリエーションを用意。インテリアの直接照明と間接照明に、「涼しい」「暖かい」といった車内環境や時間帯を反映するオプションが導入されました。
また、24色に変化するシェードプログラムは、各時間の経過に同期して、朝の明るい色調から夕方のリラックスした色調へと変化するように設計。
加えて、このアンビエントライティングシステムはただ単に光るだけでなく、後方から接近する交通や自転車と衝突する危険性がある場合にドアを開けたとき、室内照明が赤色に変化して危険を事前に警告するなど、拡張機能も盛り込まれています。
■純ガソリン車は廃止され、ハイブリッド・PHEVの設定へ
新型C-HRのパワートレインは、1.8リッターハイブリッドと2リッターハイブリッドに加え、2リッタープラグインハイブリッド車(PHEV)を設定。2リッターハイブリッドには、インテリジェント全輪駆動(AWD-i)のオプションも用意されます。
ハイブリッド・PHEVのみとなった新型C-HRは、クラストップレベルの出力向上と低排出ガスのバランスを実現する、最新の第5世代ハイブリッドシステムが採用されました。
1.8リッターハイブリッドは、エコ性能に重点を置いていますが、初代C-HRの1.8リッターハイブリッドよりも大幅にパワーアップ。2リッターハイブリッドはさらに強力なパワーを発揮する特性となっており、アグレッシブな走りを楽しめるパワーユニットとなっています。
そして、2リッターPHEVは、日常的な使用ではEV走行が可能なほか、リジェネレーション・ブーストによりアクセルのみで加減速できる、ワンペダルのようなドライビング体験もできます。
さらに、新しいジオフェンシング機能が導入され、低排出ガスゾーン(LEZ)に入ると自動的にEV走行に切り替わり、走行中のバッテリー消費を最適化する機能も搭載されました(ナビゲーションシステムを使用し、十分なバッテリー充電が可能な場合)。
2リッターハイブリッドに設定されているAWD-i(全輪駆動)は、後退時やコーナリング時、滑りやすい路面での走行時にトラクションと安定性を向上。このシステムは、幅広い車速と路面状況で作動するものです。
また先進運転支援システムでは全車に最新の「トヨタセーフティセンス」を搭載。一般的な事故リスクに対する安全対策がさらに強化され、ドライバーの負担が軽減されました。
たとえば、先行車との衝突の危険性が検知された場合に、スロットルの急激な操作を抑制する新しいアクセル・サプレッションを搭載。また、プロアクティブ・ドライビング・アシスト(PDA)は低速域で機能し、前方の遅い車両に接近したり、カーブに進入したりする際にドライバーがスロットルを離すと、スムーズな減速をおこないます。
また、ステアリング・アシストも装備され、前方のカーブを認識し、ステアリング操作力を調整することで、ドライバーのスムーズで安定した旋回をサポートします。
ほかにも、フロントクロストラフィックアラート付きレーンチェンジアシスト、ドライバーモニターカメラ、オートマチックハイビームシステム、停止中の渋滞で先行車に自動追従するハンズフリードライブなどの機能を含む、先進安全パッケージも選択できます。
今後は利便性を高めるため、将来的なシステムソフトウェアのアップデートは、販売店に出向くことなく、無線(Over-The-Air)で配信されることになります。
新型C-HRでは、二酸化炭素排出量を削減し、リサイクル素材をより多く使用。
先代モデルと比較して、新型車では再生プラスチックの使用率が2倍になっており、100以上の部品に使用したと言います。シート表皮にはペットボトルから再生された新しいファブリックが用いられました。
バンパーは、金型内であらかじめ着色された新素材の樹脂で形成されており、この技術革新によって数百トンのCO2削減が見込まれているほか、水性塗料を使用した新しい自動塗装工程を採用し、ステアリングホイールカバーにレザーに代わるアニマルフリーの新素材を使用するなど、環境に配慮したクルマ作りをおこなっています。
ボディについても、新しい高強度鋼板や新しいデザインのパノラミックルーフなど、軽量化のための設計や技術的な対策も実施。
固定式のパノラミックルーフには、特殊なコーティングが施され、冬は室内の熱を逃がさず、夏の強い日差しによる車内の温度上昇を防ぐ仕様となっており、これにより、従来のサンシェードが不要となりました。
※ ※ ※
欧州で販売される新型C-HRは、最上級の装備とスタイリングを備えたふたつの特別仕様車をラインナップ。
「GRスポーツ プレミアエディション」は、Gメッシュパターンのグリルや新デザインの20インチアルミホイール、GRバッジ、GR専用シートなどを装備し、スポーティさを強調しました。
もう一方の「ハイ プレミアエディション」は特徴的な2トーンカラーを用意したほか、車内にコントラストサルファーステッチを施したパーフォレーテッドレザーシートやヘッドアップディスプレイ、パノラミックルーフが装備されます。
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