熾烈な値下げ競争が進むEV市場で、フォルクスワーゲンが名乗りを上げた。投入するのは「ID.Every1(IDエブリワン)」と呼ばれるモデルで、2027年に2万ユーロ(約320万円)で発売するという。いったいどんなクルマなの?
文:ベストカーWeb編集部/写真:フォルクスワーゲン
中国勢よこれでどうだ! フォルクスワーゲンがお値段320万円の[格安電気自動車]を突如公開!!!
【画像ギャラリー】車高低めで踏ん張り感がある! 「ID.Every1」のお姿をたっぷり見て!(44枚)
全長3880mmのコンパクトEV!
突如公開されたVW「ID.Every1」
フォルクスワーゲンは以前から、2万ユーロ(約320万円)のEVを出すとアナウンスしてきた。最初は2021年に発表された「ID.LIFE」と呼ばれるコンセプトカーで、2025年には発売する予定だった。
その「ID.LIFE」は2024年春に「ID.1」へと進化する。ただし発売時期は延期され、新たに2027年というスタートラインが設定された。
今回公開された「ID.Every1」は、その「ID.1」を量産に向けて一歩進めたプロトタイプだと考えたい。「ID.Every1」という名前には、このクルマが「これまで以上に、お客様の希望、関心、好みを車両開発の中心に据えた」ことが込められているという。
「ID.Every1」は車格でいうと、2023年に生産を終えた「up!」の後継に位置付けられる。ただしボディサイズは若干拡大しており、全長はup!の3600mmに対し3880mmになる。定員は4人乗りで、後席を活かした状態でのラゲッジ容量は305Lだ。
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ライバルの値下げ攻勢と戦えるか?
インテリアはリサイクル材を多用したものと予想。ネット経由で多彩な機能追加も可能になる
基本骨格だが、フォルクスワーゲンの新しい電動モジュラープラットフォームMEBのフロント部にモーターを搭載する前輪駆動モデル。バッテリーの種類や容量は不明だが、モーター出力は70kW(95ps)で、最低250kmの航続距離を達成するという。最高速度は130km/hだ。
最大の特長は、フォルクスワーゲングループが開発中の電子アーキテクチャを搭載する最初のクルマになるということだろう。車両を制御するソフトウェアを根本から刷新することで、あらゆる機能が柔軟にアップデートでき、ユーザーに合わせたカスタマイズも可能になると予想する。
「ID.Every1」の勝算だが、まだまだ予断を許さない。すでに欧州ではダチア(ルノー傘下のブランド)がスプリングという格安電動SUVを1万6990ユーロ(約271万円)で発売しているし、ステランティスは中国リープモーターのT03を2万ユーロで市販する。トルコやハンガリーではBYDが自社工場を建設中だし、今後は他の中国メーカーも欧州参入を果たすだろう。
これを受けて立つVWは、2027年までにこの「ID.Every1」を含む9つのモデルを投入するという。番長格のVWがどんな存在感を示すのか。どんなスピード感で戦うのかは大いに注目される。
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みんなのコメント
航続距離250kmも不安になる距離だし...
まだまだ整備されてない状況で300超える額を出すのは賢明じゃないね。