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ロータス「エキシージCUP」シリーズのノウハウを活かした「スポーツ410」登場

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ロータス「エキシージCUP」シリーズのノウハウを活かした「スポーツ410」登場

エルシーアイは2018年6月22日、エキシージに高速性と実用性を絶妙に兼ね備えた「エキシージ スポーツ 410」を新たに加わえることを発表し、発売開始した。クーペとロードスターの2タイプが設定され、車両本体価格は消費税込みで13,986,000円。デリバリー開始時期は、2018年11月が予定されている。

エキシージはそもそもが、ロータスのラインアップでもスポーツ色の濃いシリーズだ。そしてその中でもとりわけサーキット志向が強い、CUPシリーズのノウハウを活かしながらも、究極のロードカーとして作られたのが、今回新たに追加されることになったエキシージ スポーツ 410となっている。

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つまり「スポーツ」という名前が示すように、このスポーツ 410は基本的に公道走行向けの設計となっている。そのため、CUPモデルがサーキットでの速さを正義としているのに対し、パフォーマンス、アジリティ、トラクションの完璧なバランスという、CUPとはベクトルのやや異なる高い要求が課して作られた点が、このモデルの特徴といっていいだろう。

■グラム単位で軽量化を図ったボディ

もちろん軽量設計で業界をリードするロータス車。ボディ周りでは標準装備の軽量カーボン製フロントスプリッターや、アクセスパネルからカーボン製テールゲート、リアウィングに至るまで、グラム単位での軽量化が図られた。このへんはサーキット向け車両と同様の、徹底的に無駄を削ぎ落とした作りとなっている。

さらに、フロントクラムパネルのデザイン変更に伴いグリル開口部の幅が広くなったことで、エアロダイナミクスが向上した点も注目したい。ハンドリングバランスと高速走行時の安定性を維持するために、CFDモデリングと風洞テストを徹底して行なった結果、最大150kg(前60kg、後90kg)のダウンフォースを達成しているという。

フロントスプリッターは車体下のエアフローを最適化し、フロントクラムパネルに追加されたエアカーテンは、空気をフロントホイール開口部へと効率良く送ることで、ホイールが生み出すタービュランスを低減する。またリアには、大型のアルミ製ディフューザーと新しいハイマウントウィングを装備。これらすべてがエキシージ スポーツ 410 のダウンフォース向上に貢献している。

ちなみに今回のフロントクラムのデザイン変更は、エキシージ レンジ全体で実施され、エキシージ スポーツ 350 のビジュアルも新しくなる。

■最高速度290km/hを発揮する強力パワーユニット

エンジンにも注目だ。採用されたのは、水冷式インタークーラー一体型の3.5L V6 スーパーチャージャーエンジン。最高出力は306kw(416PS)/7,000rpm、最大トルクは410Nm/2,500-7,000rpmを発揮し、エクシージとしては最もパワフルなパワーユニットを搭載することになった。トランスミッションはクロスレシオ6速MTで、オイルクーラーと大型クラッチが組み合わされる。

この強力なパワーユニットとわずか1,054kgの最低乾燥重量のおかげで、エクシージ スポーツ 410は0-100kmをわずか3.4秒で加速。そしてクーペの最高速度は、290km/hに到達する。

改良されたエアロダイナミクスに合わせ、クラス最高水準を誇るシャーシもさらに完成度を高めた。公道用にリチューンされたナイトロン製の3段階調整式ダンパー、および前後に標準装備される調整式のアイバッハ製アンチロールバーは、ともにドライバーの細かい要求に応じて、リバウンドと低速/高速のコンプレッションをカスタマイズ可能となっている。

■優れたトラクションと大きな制動力

タイヤはミシュランPilotSportCup2を装着する。サイズは前215/45ZR17、後285/30ZR18で、リアがエキシージ スポーツ 380より20mm大きくなった。そのためトラクションに優れ、超軽量鍛造アロイ製ホイールとの相性も抜群となっている。

鍛造4ピストンキャリパーと2ピースJフック仕様ブレーキディスクを備えるブレーキは、APレーシング製だ。熱容量が大きく食いつき感に優れたこのディスクは、摩耗粉がたまりにくく、安定したペダルタッチと大きな制動力を実現してくれる。

エキシージ スポーツ 410のパフォーマンスオプションには、リアアクスル後方の重量10kg削減するチタン製フル・エキゾースト・システム、カーボンファイバー製のビナクルトップ、シルカバー、バージボード、ハードトップなどが含まれている。また、キルスイッチと消火システムなど、モータースポーツ向けのオプションも多数用意される。

■こだわりのインテリア

キャビン内を見ると、まず目に飛び込むのは、高い評価を得ているオープンゲートのマニュアルシフトレバーだ。この高い剛性と絶妙なストロークのレバーのおかげで、正確かつ素早いシフトチェンジが可能となっている。

シートは、コントラストカラーのステッチが施された、ロータスオリジナルのカーボンファイバー製スポーツシートが装着される。表皮はアルカンターラ/レザーの組み合わせ、フルレザー、タータンから選択可能。ステアリングホイールはアルカンターラ張りとなる。

またセンターコンソール、ダッシュボードはアルカンターラ素材の、ドアカードにはアルカンターラとレザーの組み合わせのトリミングが施されていて、このへんはロードカーらしいディテールへのこだわりが感じられる部分だ。

オプションのインテリア・カラー・パックは、トランスミッションコンソール、HVAC周り、カーボン・シート・アイレット、およびパワー・ウィンドウ・ベゼルを鮮やかに彩るもので、5色から選択可能となっている。

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