この記事をまとめると
■BYDが日本発売モデルの第2弾となる「ドルフィン」の価格を発表
話題のEVメーカー「BYD」! ミドルサイズSUV「ATTO 3」にはワクワクが詰まっていた
■ドルフィンは日本でも使い勝手の良さそうなコンパクトサイズのEV
■価格はベースモデルが363万円、ロングレンジモデルが407万円
補助金利用で200万円台から普通乗用車のEVに乗れる
2023年1月31日、EVでSUVの「ATTO3」を擁し、中国の「BYD」が日本上陸を果たしたのはご存知の通り。モノグレードで440万円という競争力ある価格のおかげもあってか、ATTO3は2~8月までの間に、累計で約700台を販売したという。日本ではまったくの新規ブランドとなるBYDが、月間約100台を販売しているというのは、かなり健闘しているといえるのではないだろうか。
そんなBYDが日本発売モデルの第2弾となる「ドルフィン」の発売を発表した。
BYDドルフィンは、全長4290mm、全幅1770mm、全高1550mm、ホイールベース2700mmというコンパクトEVで、狭い道が多い日本にはもってこいのサイズ。しかもこの1550mmという全高は、日本のために専用で調整をしたもので、一般的な機械式駐車場に設けられているサイズ制限をクリア。駐車場状況が厳しい日本にはうれしい配慮となっている。また、サイズのわりには長いホイールベースが、広い車内空間を実現しながらも、最小回転半径5.2mという優れた小まわり性能をあわせ持つ。
EVであればバッテリー容量も気になるところではあるが、これに関してもドルフィンは心配ご無用。ベースモデルで44.9kWh、ロングレンジで58.56kWhのバッテリーを搭載し、それぞれの航続距離は400km、476kmと必要にして十分なものとなっている。さらに、車両から電気を取り出すV2LとV2Hにも対応しており、アウトドアをはじめとするさまざまなシーンでの活躍も期待できそうだ。
また、BYDドルフィンは、ADAS(先進運転支援システム)が充実しているのもポイント。グレードを問わず、同一車線内走行支援のナビゲーションパイロットや死角をサポートするブラインドスポットインフォメーション、自動緊急ブレーキシステムなど、充実した機能を標準で装備する。
さて、気になる価格であるが、44.9kWhのバッテリーを搭載して400kmの走行が可能なベースモデルは363万円、58.56kWhのバッテリーを搭載して476kmの走行が可能なロングレンジは407万円。いずれも国からの補助金65万円の支給が受けられるため、とりわけベースモデルは実質的には300万円以下となるから、かなり競争力がありそうだ。
実際、発表会ではBYD Auto Japanの東福寺社長も、「2024年3月末までの約半年でドルフィン1100台の販売を目指す」と述べていた。もしこれが実現すれば、BYDの販売台数は現在の約300%となる。BYD Auto Japanがドルフィンにかける期待の大きさが伝わってくる。
果たして、BYDは何台のドルフィンを日本市場に送り出すことができるのか興味は尽きない。2023年3月末が楽しみだ。
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みんなのコメント
自動車はまだ日本の方が上って思ってる方が多いみたいですがすぐに抜かれると思います。
もうものづくりの国ではないんですよね日本は
技術者に対する報酬が低いから簡単に中韓に差をつけられんですよ。
もはや日本はしょうもないアニメとでしか、稼ぐしかないんですかね