現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバル新型SUV「ソルテラ」世界初公開! スバル初のEVはトヨタと共同開発 2022年に発売へ

ここから本文です

スバル新型SUV「ソルテラ」世界初公開! スバル初のEVはトヨタと共同開発 2022年に発売へ

掲載 更新 14
スバル新型SUV「ソルテラ」世界初公開! スバル初のEVはトヨタと共同開発 2022年に発売へ

■電気自動車であっても“スバルらしさ”が感じられる新型ソルテラ

 スバルは、新型BEV(電気自動車)の新型「ソルテラ(SOLTERRA)」を2021年11月11日に世界初公開しました。

【画像】これがスバル新型「ソルテラ」だ! 初の電動SUVを世界初公開!(21枚)

 2019年9月に新たな業務資本提携を結んだトヨタとスバルが、「もっといいクルマつくろう」を合言葉に、互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発。スバルでは新型ソルテラとして、トヨタでは新型「bZ4X」として市場投入されます。

 新型ソルテラは、「笑顔をつくる会社」をありたい姿に掲げるスバルが、地球温暖化や気候変動という課題に向き合い、将来にわたって笑顔をつくり続けていくための、重要な一歩を担うモデルとして誕生しました。

 スバルが初めてグローバルに展開するBEVとして新型ソルテラを開発するにあたり、ふたつのことを目指したといいます。

 ひとつは、今後スバルが生み出すBEVの礎として、いまBEVに求められるさまざまな期待を上回り、安心して選んでもらえる実用性を持ったクルマをつくることです。

 もうひとつは、スバルのSUVとして、スバルに乗り慣れたユーザーにも「これは紛れもなくスバルだ」と感じてもらえるクルマであることでした。

 新型ソルテラは、BEVならではの新しい価値や、長年培ってきた「安心と愉しさ」というスバルならではの価値を詰め込むことで、地球環境に配慮しながらも、これまでのスバルのSUVラインナップと同様に安心して使えるクルマに仕上げました。

 外観は、シームレスな造形のヘキサゴングリルを採用したことで、BEVらしいエネルギー効率の良さを表現。そのグリルから始まる水平軸が通ったボディと、内側から張り出したダイナミックなフェンダーがSUVらしい力強さを主張します。

 内装は、高さを抑えたインパネ造形と、ステアリングホイールの上から見るインパネ上部に配置したトップマウントメーター(スバル初採用)で、開放的な空間を実現しました。

 プラットフォームは、これまでの「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」で培った知見を活かし、BEV専用プラットフォームとしてトヨタと「e-スバルグローバルプラットフォーム」を共同開発しています(トヨタでは「e-TNGA」)。

 新開発のe-スバルグローバルプラットフォームは操縦安定性が高く、ドライバーのステアリング操作に対してリニアに反応する、スバルらしい動的質感の高い走りを実現。

 また、BEV特有の構造として車体下部に大容量バッテリーを搭載し、そのバッテリーを骨格の一部としても活用することで、低い重心高と高いボディ強度・剛性を確保しました。

■四駆に強いスバルのSUVとして悪路走破性も追求

 新型ソルテラのAWDシステムは、前輪と後輪をそれぞれ別のモーターで駆動する、BEVならではの新システムを採用しました。

 スバルが長年蓄積してきた4つのタイヤを緻密に制御する技術と、モーターによって可能になった高い応答性や自在な前後駆動力配分を活かし、4輪のグリップ力を最大限に使った安心感の高い走りを実現します。

 加えて、従来のスバルSUVと同様に、悪路での安心感を高める「X-MODE」を搭載。悪路でも車両を安定させながら一定速度での走行を可能にする「Grip Control」を追加することで、走破性をさらに強化しました。

 安全性においては、ボディ各部位の骨格形状の工夫や材料強度を最適化することにより、軽量化と高い衝突安全性能の両立を実現。

 万が一の衝突の際は、複数のボディ骨格に荷重をスムーズに伝達する構造で効率的に衝突エネルギーを吸収し、乗員を守ることはもちろん、高い安全性が求められるBEVの高電圧機器も保護します。

※ ※ ※

 新型ソルテラは、2022年年央までに日本、米国・カナダ、欧州、中国などに導入を開始する予定です。

●スバル新型ソルテラ(日本仕様)の諸元表

【ボディサイズ(パッケージ)】
 ・全長:4690mm
 ・全幅:1860mm
 ・全高:1650mm
 ・ホイールベース:2850mm
 ・室内長:1940mm
 ・室内幅:1515mm
 ・室内高:1145mm(ガラスルーフ仕様)/1160mm(ノーマル・ソーラールーフ仕様)
 ・車両重量:1930kg~(FWD車)/2020kg~(AWD車)
 ・最小回転半径:5.7m
 ・最低地上高:210mm

【走行性能】
 ・最大出力(フロントモーター):150kW(FWD車)/80kW(AWD車)
 ・最大出力(リヤモーター):80kW(AWD車)
 ・最大出力(システム):150kW(FWD車)/160kW(AWD車)
 ・動力用電池種類:リチウムイオン電池
 ・動力用電池総電圧:355V
 ・動力用電池総電力量:71.4kWh
 
【充電性能】
 ・AC充電器最大出力:6.6kW
 ・DC充電最大出力:最大150kW

【足回り・その他】
 ・ステアリング:ラック平行式電動パワーステアリング
 ・サスペンション形式[前/後]:ストラット式コイルスプリング/ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング
 ・ブレーキ[前/後]:ベンチレーテッドディスク/ベンチレーテッドディスク
 ・駆動方式:前輪駆動/全輪駆動
 ・タイヤサイズ:235/60R18(FWD車)235/60R18・235/50R20(AWD車)
 ・乗車定員:5人

こんな記事も読まれています

【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
【ホンダ E-Clutch 試乗】渋滞も楽チン! だけどMTバイクを操る楽しさはしっかりありました…小鳥遊レイラ
レスポンス
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
ホンダ 新型「フリード」ついに発売!ハイブリッドシステム「e:HEV」初搭載
グーネット
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
レギュレーション延長が新たなメーカーを呼び込むか「早ければ2026年にも」とIMSA代表は期待
AUTOSPORT web
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
水平対向エンジン×MT設定アリ! 新型「スポーツ“クーペ”」初公開! 公道走行は“オプションで可能”な「RR1」に「これはイイ!」と反響も 米に登場
くるまのニュース
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
ベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」発表! 最高速335キロ、最高出力782馬力!! 半世紀以上ぶりにシングルヘッドライトを採用
Auto Messe Web
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
フル液晶メーターにステアリングスイッチってもはや上級乗用車レベルじゃん! 新型キャンターの豪華内装と安全装備がスゴイ
WEB CARTOP
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
やや失速気味のフェラーリ、サインツJr.はオーストリアでの復活に期待「スペインは僕たちの苦手とするサーキット」
motorsport.com 日本版
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
市販9インチカーナビが取り付け可能に…カナテクスがN-BOX用カーナビゲーション取付キット「TBX-H014」を発売
レスポンス
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
大きく変わることは決して悪くはない!──新型ミニ・カントリーマン試乗記
GQ JAPAN
ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ、静粛性、乗り心地、安全性能が大幅に向上
ホンダ「ヴェゼル」がマイナーチェンジ、静粛性、乗り心地、安全性能が大幅に向上
@DIME
【MotoGP】プラマック、ドゥカティ陣営から離脱&ヤマハサテライトチームへ!? オランダGPで発表予定との情報
【MotoGP】プラマック、ドゥカティ陣営から離脱&ヤマハサテライトチームへ!? オランダGPで発表予定との情報
motorsport.com 日本版
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
雨でクルマが滑りやすい! 悪天候は「FR」と「FF」どっちが得意? 「4WDがベスト」とも言い切れないワケとは?
くるまのニュース
無塗装アルミボディがクール! 軽自動車枠のスポーツカー 新型「スーパーセブン600」に 日本専用の“クラシックエディション”登場
無塗装アルミボディがクール! 軽自動車枠のスポーツカー 新型「スーパーセブン600」に 日本専用の“クラシックエディション”登場
VAGUE
【MotoGP】アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
【MotoGP】アレックス・マルケス、グレシーニとの契約延長へ。ドゥカティMotoGP陣営で3シーズン目に挑む
motorsport.com 日本版
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
BMWの高性能セダンが歴代初の電動化、727馬力「M HYBRID」搭載…欧州発表
レスポンス
フェラーリが電気自動車も生産可能なプラント「e-ビルディング」を公開
フェラーリが電気自動車も生産可能なプラント「e-ビルディング」を公開
@DIME
【2024年版】ホンダ ステップワゴンVS日産 セレナを徹底比較
【2024年版】ホンダ ステップワゴンVS日産 セレナを徹底比較
グーネット
乗って、触って、新型フリードここが変わった!【工藤貴宏】
乗って、触って、新型フリードここが変わった!【工藤貴宏】
グーネット

みんなのコメント

14件
  • 電気自動車は日本のマンションの駐車場ではほとんど停められない
    テスラも全滅
  • スバル車は買ったことがないな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村