この記事をまとめると
■2023年の世界販売台数ランキングでトップになったのはテスラ・モデルYだった
「ほらEV減速したじゃん!」と色めき立つクルマ好きはちょっと待て! EVもHVもエンジン車も正しく評価できる視点の重要性
■テスラの2023年のメーカー全体の販売台数はトップのトヨタと比較して7分の1程度だ
■販売価格が日産リーフとほぼ同等でありながら、輸入車でサイズが大きいのが特徴だ
モデルYが世界中でバカ売れ!?
2022年の世界販売台数ランキングは、1位がトヨタ・カローラ、2位はトヨタRAV4、3位がフォードFシリーズ、4位にテスラ・モデルYという順番だった。
それが2023年には、テスラ・モデルYが1位に急浮上している。モデルYの販売台数は約120万台とされ、1カ月あたり約10万台の膨大な販売規模だ。
ただし、メーカー全体の販売台数は、他社と大きく異なる。2023年に世界販売台数が1位だったトヨタグループは約1123万台、2位のフォルクスワーゲングループは約924万台、3位の現代自動車グループは約730万台だ。それがテスラの2023年における世界販売台数は約181万台だから、メーカー別に見ると、上位グループに比べて圧倒的に少ない。
そして、世界販売台数の1位になったテスラ・モデルYは、2023年に約120万台を販売したから、テスラ全体の66%を占める。さらに、テスラ・モデル3も約53万台を販売しており、モデルYとモデル3を合計すると、テスラの世界販売台数の96%に達する。
つまり、テスラブランドは、比較的コンパクトなモデル3と、ほぼ同サイズで設計の新しいモデルYにより、全体需要が支えられているわけだ。
そして、近年のエンジンを搭載しない電気自動車の年間世界販売台数は、おおむね900~1000万台で推移している。そうなると、2023年に約120万台を販売して世界のベストセラーになったテスラ・モデルYは、電気自動車総市場の10%以上を占める存在であることがわかる。
テスラ・モデルYの特徴は、適度なボディサイズと求めやすい価格だ。全長が4760mm、全幅が1925mmのボディは、日本では少しワイドだが、それでも全長を含めて許容範囲に入る。
1回の充電で走行できる距離は、標準仕様でも507kmと十分で、価格は563万7000円だ。国から交付される補助金額は、2023年度実績で65万円とされ、2024年度も同額になると発表されている。従って補助金額を差し引いた実質価格は498万7000円だ。
ちなみに日産リーフの場合、1回の充電で550kmを走行できるe+Xの価格は525万3600円で、補助金額の85万円を差し引くと約440万円になる。リーフで上級のe+Gは価格が583万4400円で、同額の補助金額を引くと約498万円だ。
このように、テスラ・モデルYの価格は、日本でも輸入車として割安で、日本車のリーフと同程度の価格で購入できる。価格やサイズ感、デザインなどが馴染みやすい電気自動車であることが、海外を含めてテスラ・モデルYの人気を押し上げた。
テスラの販売店に尋ねると「モデルYは運転のしやすさと求めやすい価格によって日本でも人気が高く、納期も大半のグレードが2~3カ月に収まる。長くても半年程度」とのことだ。テスラは電気自動車の専門ブランドとあって、ブランドイメージの統一も図りやすい。いわば少数精鋭で、限られた電気自動車市場のなかで販売するには有利な条件がそろっている。
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みんなのコメント
↑許容範囲に入らない。
全幅1925mmはデカい。