カワサキモータースジャパンは11月1日、100年の歴史をもつメグロブランドの新規モデル『メグロS1』を発表した。SNSでは、すでに予約してきたといった声も見られ、新型メグロの日本発売を待っていたファンの興奮が感じとれる。
メグロブランドの発祥である目黒製作所は、1924年に、現・東京都品川区で創業した日本で最も古いバイクメーカーのひとつ。第二次世界大戦後に250ccシングルエンジンを搭載した「メグロJ(ジュニア)」を発表し、日本における250ccクラスの草分け的存在となった。
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今回登場したメグロS1は、メグロJと、目黒製作所とカワサキの両ブランドを冠した初のモデル「カワサキ250メグロSG」のスタイリングを受け継いだモデル。合併から60年、伝統の250ccクラスに新たなメグロが登場した。ヘッドライトはLEDとしながらもクラシカルな丸型を採用。視認性に配慮したデザインのスピード/タコメーターもクラシカルな丸型となっている。
大型の冷却フィンを持つエンジンは、空冷4ストローク単気筒の232cc。エンジンカバー類はクラシカルな形状を持ち、かつての鉄部品を思わせる耐熱黒塗装が施されたシリンダーなど、「美しいエンジンを作る」をコンセプトに各部にこだわりのデザインが施された。
車体はセミダブルクレードルフレームの剛性を最適化し軽量化に貢献。豊かな乗り味としなやかなハンドリングを実現した。クラシカルで重厚な雰囲気を持ちながらも、車体重量は143kgを実現している。またフロント18インチ、リヤ17インチのワイヤースポークホイールが、伝統的なメグロスタイルを演出しながら、サスペンションとタイヤ剛性の関係も最適化、上質な乗り心地を実現する。メーカー希望小売価格は72万0500円。カラーは「エボニー×クロームメッキ」のみの展開となる。
2023年10月のジャパンモビリティショーで初公開されるや、ファンの間で話題となったメグロS1。公開から約1年、待望の正式発売にSNSでは様々なコメントが寄せられている。
「メグロS1の見た目良きですね」「めちゃくちゃ欲しい」「カワサキ本当に最高だぜ!!!」と、メグロのクラシカルなスタイリングを受け継いだカワサキに高評価の声が集まっていた。「レブルとGB両方を脅かす存在になりそう」「メグロS1とW230これは人気がでると思う」「車検も無いし、軽いし、足付きいいから売れそう」と、人気モデルになると予想するファンも。
また、すでに「正式に予約してきた」という声も見られた。早ければ年内納車という方もいれば、来年まで待つ方もいるようで、注文が集中しているケースもあるようで、すでに人気の兆しが見えてきている。
価格に関しては「欲しいけど72万は高い」といった声も見られ、232ccという排気量、サイズ感に対するコスパを気にする声もあった。このメグロS1は、11月20日より販売が開始される予定だ。
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