車中泊&キャンプ用ギアも充実しているジムニー
現行型「スズキ・ジムニー」の新車は、マニアの間で争奪戦とも言える人気ぶりだ。生産台数がそれほど多くなく、その他モロモロの生産事情もあって、納期には時間がかかる1台。すでに乗っている、あるいはこれから新車を買おうとしている人で、アウトドアや車中泊も楽しみたいと思っているなら、まずはスズキ純正アクセサリーをチェックしたい。クオリティの高さ、ジャストフィットする仕立ては純正ならではと言っていい。
ジムニーは最高だけど荷室が狭すぎる問題! 解決のための収納力アップのワザ3つ
ラゲッジマット
まず、揃えたいのは、ラゲッジルームにアウトドアグッズをガンガン積み込む際のキズや汚れを防いでくれる「ラゲッジマット(バンパーカバー付)」、または「ラゲッジマット(フルカバー)」だ。どちらも撥水タイプで汚れに強く、汚れてもサッと拭くだけでOK。ポイントはバンパーカバーが付いているところで、不用意にアウトドアの荷物を出し入れした際、ラゲッジルームのフロアはもちろん、リヤバンパーのキズ付きを防いでくれるところ。
リラックスクッション
それを基本として、ジムニーに用意された豊富な純正アクセサリーのなかで、アウトドア&車中泊向けアイテムとしては「リラックスクッション」と呼ばれる、使わないときにはロール状にクルクル丸めてコンパクトに収納できる、車中泊用のマットレスはマストと言える。サイズは全長210cm×幅54cm×厚さ2cm。つまり、シートアレンジによって、身長180cm程度の人でも横になれるマットレスというわけだ。
プライバシーシェード
が、マットレスを敷いただけでは完璧ではない。そう、車中泊では外からの干渉も気になるところ。そこで「プライバシーシェード(メッシュ付)」である。ただサイドウインドウ部分を覆ってくれるだけでなく、フロントガラス、フロントドアガラス左右、リヤクォーターガラス左右、バックドアガラスの6点セットとなり、もちろんジムニーにジャストフィット。遮光生地を使用し、窓ガラスを開けて網戸のように換気ができるメッシュ部分もある仕様だから、さらに快適な車中泊が可能になる。
カータープ
これだけでもジムニーのアウトドア、車中泊対応はほぼ完ぺき……と思ったら、現地でちょっと困るかもしれない。さすがにジムニーは軽自動車で、スーパーハイト系軽自動車の「スペーシア」のような、天井も高い広大すぎる室内空間は持っていない。屋根のあるところでのんびりしたい、雨宿りしたい……という場合には、荷物もあるから車内空間だけでは十二分とは言いにくいのだ。
そこでお薦めしたいのが、1914年創業の老舗アウトドアブランドとコラボしたアイテム、「ogawa×SUZUKI」の「カータープ」だ。車体後部に張ることで、ラゲッジスペースから続く、タープの屋根のあるスペースが確保でき、そこにテーブルやチェアを置くことで車外リビングスペースが出現。
しかも、さすが老舗のアイデアで、カータープ内が暗くならないように大きな窓が付いていて、景色をさえぎらず、風通しにも配慮した仕立てとなっているのだ。ジムニーでのアウトドア、車中泊が一段と本格、快適になること間違いなしである。また、雨のなかで荷物を出し入れ(撤収時など)する際にも、威力を発揮してくれるはずである。重量は約2.5kgと軽く、収納時には幅約58cm、横約12cm、高さ約12cmにコンパクトになるから使いやすい。
というわけで、すでにアウトドア派のジムニーのオーナーでも、以上のアイテムを持っていなければ、即、ゲットしたいところだ。これから新車を買うのであれば、新車購入時にまとめて買うといい。
車内に収まらない荷物は……
ところで現実的な話をすると、ジムニーの限られたスペースの室内&ラゲッジ空間に、アウトドアや車中泊の荷物を満載し、アウトドアに出かけたとして、いざ、車中泊で就寝……という場面になると、けっこう荷物の置き場に困るのが実際のところではないだろうか。ルーフにキャリアを付けて、そこに就寝時に不要な荷物を移動させる手もあるが、それに伴う出費を覚悟しなくてはならない。
そこで筆者の独断、勝手なアイデアを紹介すると、カータープの使用前提で、あらかじめアウトドアの荷物を詰め込んでいた、鍵のかかるキャリーケースやボストンバッグに、就寝時に不要な荷物を移動。そしてジムニーの牽引フックとキャリーケースやボストンバッグを、自転車用などにあるワイヤーロックでつないで、車外に一時退避させるのである(もちろん、貴重品、高価なものはNG。カバーもあると雨風から守れる。万一、盗まれても保証はしません……)。また、ジムニーは最低地上高が205mmもある本格SUVだから、車体の下に隠すように置いてもいいだろう(ワイヤーロック併用。どちらの場合も、走行前に必ず撤去すること)。
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みんなのコメント
参考価格も示してくれてたら
なお
なるほどでした。