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ライバル車と比べてもお買い得が高い「VWポロ」。おすすめは「TSI アクティブ」

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ライバル車と比べてもお買い得が高い「VWポロ」。おすすめは「TSI アクティブ」

改良で商品力が一気にアップ
輸入コンパクトを代表する1台として根強い人気を誇っている「フォルクスワーゲン ポロ」。現行モデルの登場は2018年だが、今年6月にはビッグマイナーチェンジを受け、さらなる進化を遂げた。改良の目玉は、全グレードへ新たに搭載されることとなった1.0L 直3ガソリンターボエンジン(95ps/175Nm)の搭載だ。

既に兄貴分「ゴルフ」でも実績があるこの新型エンジンは、圧縮比よりも膨張比が大きいミラーサイクルや可変ジオメトリーターボを採用し、より低い回転域から最大トルクを発生することでドライバビリティを高めている。そのほか、新型バンパーなどによりルックスがアップデートされ、デジタルメータークラスターやタッチ式のエアコン操作パネルなどコクピットの装備も一新。さらには、高速走行でアクセル、ブレーキ、ハンドル操作などをサポートする「Travel Assist」も追加された。今回は、マイチェンでさらに商品力を高めてきた改良型「ポロ」を掘り下げ、購入の参考となる情報をまとめてみたい。

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最大のライバルは「プジョー208」と「ルノー ルーテシア」
まず、ライバルとの比較から始めたい。「ポロ」のライバルとして挙げられるのは、「プジョー 208」および「ルノー ルーテシア」といった仏製コンパクトハッチだ。デビュー年次は「ポロ」の2017年(日本導入は2018年)に対し、「208」と「ルーテシア」は2019年(日本導入は2020年)で2年遅く、その利を活かしてメータークラスターなどのデジタル化や運転支援システムの充実度は、これまで「ポロ」を上回っていた。そのネガを今回、「ポロ」が埋めてきたため、違いが際立つのはパワーユニットとなりそう。

この点、「208」は直3ターボと形式こそ「ポロ」と同じながら、排気量は1.2Lで2割ほど大きく、スペックも100ps/205Nmと「ポロ」を上回る。「ルーテシア」は1.3L 直4ターボとさらに排気量は上で、スペックも131ps/240Nmと最も高い。ただし、最大トルクの発生領域は1,600~3,500rpmの「ポロ」が一番ワイドだから、日常的な使い勝手でアドバンテージになるかもしれない。

燃費(WLTCモード)については、「208」(17.9km/L)、「ポロ」(17.1km/L)、「ルーテシア」(17.0km/L)と、あまり差がないが、燃費にこだわる向きには、ルーテシアにだけハイブリッド搭載グレード(燃費は25.2km/L)があることが売りになる。

最後にエントリーグレードの価格(税込)を比べると、「ポロTSI アクティブ ベーシック」(257万2000円)、「ルーテシア インテンス」(266万9000円)、「208スタイル」(278万9000円)と「ポロ」のお買い得さが際立つ。また、スマホのワイヤレス充電など、安いにもかかわらず「ポロ」だけに備わる機能もあり、こうした点も人気に拍車をかけることになりそうだ。

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ポロのおすすめグレードを検証
では、「ポロ」のおすすめグレードは何だろう。選定にあたって、エンジンは全車同じなので、エントリーレベルから装備と価格のバランスを吟味していく。まず、「TSI アクティブ ベーシック」(257万2000円)と「TSI アクティブ」(282万1900円)では、デジタルメーターが一回り大きなサイズになり、アルミホイールが標準化されるほか、アクティブクルーズコントロールや先述の「トラベルアシスト」など運転支援システムも「テクノロジーパッケージ」(17万6000円)として「TSI アクティブ」だけで選択可能。改良の目玉の一つが運転支援システムであることを考えると、ここは「TSI アクティブ」以上にしたいところだ。

次に、「TSI アクティブ」と「TSI スタイル」(324万5000円)の違いは、LEDマトリクスヘッドライトやレーンチェンジをアシストする「サイドアシストプラス」の有無など、最先端機能が主。一方で、価格差は「TSI アクティブ」に先の「テクノロジーパッケージ」を付けても、まだ25万円近くあるから、無類のガジェット好き以外は「TSI アクティブ」にとどめておいて良さそうだ。

なお、走りに振った最上級の「R-ライン」(329万9000円)については、今回のマイチェンを機にエンジンが従来同グレードだけに採用されていた1.5L 直4ターボ(150ps/250Nm)からダウンサイジングされパワーも落ちた一方、価格は逆に上がってしまったから積極的にはおすすめしづらい。ということで「TSI アクティブ」に「テクノロジーパッケージ」を付けたトータル299万7900円の構成がイチオシと相成った。

なお、改良型「ポロ」は登場間もないため中古車を狙うのは期待薄。さらに、公式ホームページには一部装備のレスオプションも記載されていて、半導体不足の影響がかなり出ている模様。納期については販売店でしっかりチェックしておきたいところだ。


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