中国・比亜迪(BYD)の日本法人ビーワイディージャパン(BYDジャパン、劉学亮社長、横浜市神奈川区)は10日、電気自動車(EV)バス2種を刷新して発売すると発表した。予約受け付けを同日開始し、2023年末に納車を開始する。小型EVバスの「J6」と大型EVバスの「K8」を展開する。
エネルギー密度を高めつつ安全性、安定性を確保したBYDの新型リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)「ブレードバッテリー」を採用し、航続可能距離を改善した。J6、K8ともに従来比20キロメートル延長し、それぞれ220キロメートル、270キロメートルとなる。電池搭載位置を車両後方から床下に変更したことで、J6は最大定員を同5人増の36人としたほか、K8は量産型EVバスとして初めてフルフラット化するなど、居住性を改善した。保証期間も従来の5年または40万キロメートルから、8年または40万キロメートルに延長する。
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同日都内で実施した発表会で花田晋作副社長は、30年に累計4千台の販売目標を踏まえつつ「それほど難しい目標ではない」とし、「22年度末までには現状の64台から100台超にまで達する見通しで、今後さらに需要は伸びるだろう」と自信をみせた。
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