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一度使うともう「手放せない」! ほとんどの人がノーチェックな「地味だが便利」なクルマの装備5つ

掲載 更新 60
一度使うともう「手放せない」! ほとんどの人がノーチェックな「地味だが便利」なクルマの装備5つ

 この記事をまとめると

■主要装備に隠れてるが1度使うと手放せない装備が最近では標準化されつつある

安全・安心はわかるけど「先回りしすぎ」! 「お節介感」のあるビミョーな先進装備5選

■運転をアシストしてくれるものが多く疲労度経験に効果あり

■未装備だったり、隠れていることがあるので、購入前に確認したり、説明書をよく見ること

 影に隠れがちだが使ってみたら手放せない装備

 ネット検索をすればなんでも情報が手に入る時代ですから、クルマを購入する前にはあらゆることを調べ尽くして、納得してから購入する、という人も多いと思います。でもクルマには、ネットやカタログに大きく紹介されている装備だけでなく、一見地味であまり注目されないような装備もたくさん。他車とちがう魅力をアピールできるような装備に目を奪われて、購入する時にはそんな装備があることも知らなかったようなものが、いざ購入後に毎日乗ってみたら、意外に便利で役に立ったという話もよく聞きます。

 今回はそんな、買うときはまったく気にしてなかったのに、使ってみたらもう手放せないくらい、便利な装備たちをご紹介したいと思います。

 1)オートブレーキホールド

 まず1つ目は、電子制御パーキングのクルマが増えてきて、最近では軽自動車にも装備されることが多くなった、「オートブレーキホールド」。スイッチをONにしておくと、信号待ちなどで完全停止したあとに、ブレーキペダルから足を離してもそのまま停止保持を続けてくれて、再発進したい時にはアクセルペダルを踏めばそのまま走り出せるという機能です。

 長い信号待ちの時に、ずっとブレーキペダルを踏み続けているのって、けっこう疲れるものですよね。少しの時間でも、足の力を弱めてリラックスできると、とてもラクで疲れ方にも差が出ます。また小柄な女性などは、コインパーキングで駐車券を取る際などに手が精算機に届かないことがありますが、オートブレーキホールド機能があれば、足を離しても大丈夫なので思いっきり手が伸ばせるという利点もあります。

 購入時にはオートブレーキホールドがついてることさえ気がづかなかったという人も、一度使ってみると「こりゃ便利」と毎回使うようになることが多い装備です。

 2)シートメモリー機能

 2つ目は、ちょっと高級なクルマについていることが多い、シートメモリー機能です。昔は2~3人分のシートの位置を、スイッチの番号に記憶させて、乗車したらその番号を押すだけで自分に最適なシートポジションが再現されるというものでした。

 最近はそれぞれが持つキーに記憶させて、ロック解除と同時にシートポジションが再現されるようなシートメモリーがあったり、顔認証機能があるクルマでは、顔の記憶とその人のシートポジションが連動していて、スイッチなどを押さなくてもシートポジションが呼び出せるようになっています。自分専用のクルマであれば、それほど便利さは実感しないかもしれませんが、これが家族で共用するクルマの場合は、人によって最適なシートポジションはバラバラなので、他の人が乗った後に自分が乗る時には、もしシートメモリー機能がないクルマだと、また1からシート調整をしなければならず、かなり面倒。

 ロングドライブの時に途中で乗り換える時なども、自分に最適なシートポジションがすぐに再現できるので、もうこれがついてないクルマには乗れないなと感じるほどです。

 小さな装備でも、あるとないとじゃ大違い!

 3)全席オートパワーウインドウ

 3つ目は、全席オートパワーウインドウ。パワーウインドウがついていないクルマは、もう新車ではほぼ見かけないと思いますが、スイッチを押し続けることなく、1回押せばあとは指を離しても自動で窓が全開/全閉してくれる機能は、運転席と助手席くらいにしかないクルマはまだまだ多いですね。

 トヨタ・ハリアーやスバル・レヴォーグといったクルマには全席オートパワーウインドウが装備されているのですが、これが予想以上の便利さ。真夏に高温になった車内の空気を早く入れ替えたい時にも、運転席で全席の窓を一斉に自動で全開にすることができたり、子供が窓を開けたまま眠ってしまった時に、運転中でもサッと全閉してあげられたり。一度使うと、窓が閉まるまでずっと指でスイッチを押しているのが、とてつもなく長く無駄な時間に思えてしまうほどです。

 4)リヤサーキュレーター

 4つ目は、リヤサーキュレーター。これは室内が広い軽自動車のニッサン・ルークスやミツビシ・ekスペース、スズキ・スペーシアなどに装備されているのですが、エアコンの吹き出し口が後席になくても、天井に装備されたサーキュレーターで、エアコンの風を早く後席までまわすことができるというものです。

 こうしたクルマはガラスエリアも大きいので、夏の日差しが差し込む時間帯などは、なかなかエアコンが効かず、後席の人は暑い思いをしてしまうんですよね。赤ちゃんや子供は体温が高く、暑がりなことが多いので、よけいに困ってしまいます。あまりエアコンを強くすると前席の人が寒いし、でも後席からは暑いと苦情がくるし……。ということをなくすために、リヤサーキュレーターがあるとかなり役に立ちます。

 5)ヒルアシストコントロール

 5つ目は、ヒルスタートアシストコントロールです。これは坂道発進をする際に、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替える間にクルマが後ろに下がってしまうのを防いでくれる機能。マニュアル車なら坂道発進は苦手な人が多いので重宝されますが、AT車だとそんなに坂道を気にせず運転できるイメージなので、購入する際にこの機能があることを知っていても、「ふーん」くらいにしか思っていなかった人も多いのではないでしょうか。

 でもこれ、意外なところで「助かった!」という人が続出。それは、ショッピングモールなどの立体駐車場なんです。急な坂をぐるぐると登っていくところが多い、ショッピングモールの立体駐車場。混んでいる時間に行ってしまうと、急な坂の途中で前のクルマが詰まってしまい、停止して待つハメになりますよね。それを何度も繰り返していると、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み替えるのも疲れてきて、操作が遅れてヒヤリとした経験のある人も。でもヒルスタートアシストがついていれば、約2秒間、坂道でのペダル踏み替え時に停止保持をしてくれるので、慌てることなく安心して踏み替えが可能です。

 ということで、それほど注目していなかった、あることに気づいていなかった、という一見地味な装備でも、使ってみるともう手放せないくらい便利だった、という装備たちをご紹介しました。どれも、CMに使われるほどの派手さはないけれど、使う人が「こうだったらいいのにな」と思っていた希望を叶えてくれていますよね。皆さんのクルマにも、まだ知らない便利な機能が眠っているかもしれませんので、探してみてくださいね。

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みんなのコメント

60件
  • >コインパーキングで駐車券を取る際などに手が精算機に届かないことがありますが、オートブレーキホールド機能があれば、足を離しても大丈夫なので思いっきり手が伸ばせるという利点もあります。

    機能の過信というか、慢心というか…
    そんなことするなら「P」若しくは「N」レンジで行ってほしい。
    オートブレーキホールドで手を伸ばし、万が一アクセルに触れたら暴走事故につながります。
    危険な使い方を当たり前のように記事にしないでいただきたい。
  • ブレーキホールド?サイドブレーキじゃダメなんですか? 
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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