2020年6月16日、レクサスはコンパクトFRスポーツセダン、レクサス ISの大規模なマイナーチェンジをして、オンラインで世界初公開した。
新テストコースで優れた操縦性や乗り心地を鍛える
レクサスのコンパクトFRスポーツセダン、ISのルーツは1998年に発表されたトヨタ アルテッツァだが、北米では1999年にレクサス ISとしてデビュー。現行型は2013年に発表された3代目となり、これまでに世界累計で約109万台を販売している。
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今回のマイナーチェンジはニューヨーク モーターショーで発表される予定だったが、新型コロナウイルス感染防止のため同ショーが中止となり、オンラインで世界初公開されることになった。
マイナーチェンジされたレクサス ISは、2019年に新設されたテストコース「トヨタ テクニカルセンター 城山」をはじめとする厳しい環境で徹底的な走り込みを実施し、数値では測れない人の感性価値にこだわり、一連の運転操作のつながりやリズムなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな操縦性を追求したという。
そうしたテストの結果に基づき、ドライバーの入力に対する俊敏な応答性やばね上の無用な動きの抑制など、路面状況や走行シーンに応じて徹底的にチューニングを行った。サイドラジエーターサポートの補強やフロントサイドメンバーのスポット打点追加などでボディ剛性を高め、ステアリングのレスポンスや運動性能を高めながら、ノイズや振動を徹底的に排除して乗り心地を向上させている。さらに、19インチタイヤやスウィングバルブ ショックアブソーバーの採用で、ハンドリングやブレーキング、そして上質な乗り心地を実現させている。
エクステリアでは、新開発の小型軽量ランプユニットを搭載した薄型のヘッドランプが目を引く。スピンドルグリルも新意匠となった。張り出した前後のフェンダーやL字をモチーフにした一文字のリアコンビランプ、立体的なバンパーガーニッシュなども採用し、走りを予感させるプロポーションを実現している。サイズ的には、従来型より30mm長く、30mm幅広く、5mm高い。ホイールベースは同じだ。スポーティグレードのF スポーツでは、専用のFメッシュパターンをはじめ、エアインテーク、アルミホイール、リアスポイラーなどの専用アイテムを装備する。
インテリアでは、新たにタッチディスプレイを採用。スマホを10.3インチのディスプレイに連携して、画面操作や音声操作が可能になった。また、インテリアの配色やドアトリムのパターンなどが変更され、よりスポーティな室内空間となった。
先進安全技術では、最新の「レクサス セーフティシステム プラス」を搭載。対応領域を拡大したプリクラッシュセーフティ、レーダークルーズコントロール、レーントーシングアシスト、オートマチックハイビーム、ドライバー異常時停車支援システムなどを装備している。
今回発表されたのは北米仕様のプロトタイプとなるが、搭載されるパワートレーンは、2.0Lの直4ターボ、2.5Lの直4+モーターのハイブリッド、および3.5LのV6となっている。このラインアップは、日本仕様でも変わらないだろう。なお、日本での発売は2020年秋頃が予定されている。
新型 レクサス IS(北米仕様 プロトタイプ) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4710×1840×1435mm
●ホイールベース:2800mm
●パワートレーン:直列4気筒 2.0L 直噴ターボ/直列4気筒 2.5L ハイブリッド/V型6気筒 3.5L
●タイヤサイズ:18/19インチ
[ アルバム : レクサス IS はオリジナルサイトでご覧ください ]
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みんなのコメント
内装面だとセンターコンソールのレイアウトがRCと共通になったのが個人的にポイント高い。ひじ掛け下の収納の使い勝手がまったく違ってくるから。